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「一悶着」とは?意味と使い方!類語と語源や英語!

皆さんは「一悶着」という言葉を見たことがあるでしょうか? 普段の会話の中では、そんなに多く使われる言葉ではありませんが、時折、耳にする言葉かもしれません。

しかし、どんな意味があるのか、そして迷うことなく読める人は、意外に少なかったりします。

そこでは、今回はこの「一悶着」について説明をしていくことにします。

一悶着

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「一悶着」とは?意味と使い方!類語と語源や英語!>


目次

  • 「一悶着」の意味とは?
  • 「一悶着」の読み方
  • 「一悶着」の語源や由来
  • 「一悶着」使った例文と意味を解釈
  • 「一悶着」の類語や言い換え
  • 「一悶着」の英語や解釈


「一悶着」の意味とは?

「一悶着」の意味とは?

「一悶着」とは、ちょっとした争いごとや揉めごと」という意味がある表現です。



「一悶着」の読み方

「一悶着」の読み方

「一悶着」の読み方は、「ひともんちゃく」となり、この発音を聞いたなら、「あっ聞いたことがある」と思う人もいることでしょう。

しかし、この漢字は結構難しいので、ここで忘れないようにチェックをしておいてください。

「一悶着」の語源や由来

「一悶着」の語源や由来

この言葉の由来はどのようなことから来ているのでしょうか? 「一悶着」「悶」には、「気がふさぐこと」という意味が込められており、「着」には「くっついて離れない」という意味があります。

中国では、この「悶着」「不愉快な気持ちが続いて、イライラする」といったような意味があり、それが日本に伝わる段階で、「嫌な感じ」から転じて「お互いの感情のもつれや意見の食い違って、そこから起こる争いや揉めごと」という解釈に変わってきたのです。

難しい読み方をする言葉の発祥は、結構、中国から来ることが多いのですが、この「一悶着」もその1つになるのでしょう。



「一悶着」使った例文と意味を解釈

「一悶着」使った例文と意味を解釈

では、ここで「一悶着」を使った例文を見ていくことにします。

  • 「一悶着」使った例文1
  • 「一悶着」使った例文2

「一悶着」使った例文1

「定期的にオーダーをくれるあのお客さんに、製品のトラブルが知れたなら、一悶着は免れないだろう」

ビジネスの世界では、このようなことが起こることは、決して珍しいことではありません。

しかし、ここで誠意を見せてしっかりとお詫びをしなければ、さらに大きなトラブルに発展していくことになります。

小さなトラブルでも、真摯に向き合って、丁寧な対応で1つひとつ問題を潰していくようにしなくてはなりません。

「一悶着」使った例文2

「課長は、この段階になって、再び一悶着ちならないように部長を説き伏せたのです」

こんなことも企業の組織の中では、よくあることです。

他の部署との派閥争いで、「一悶着」ありそうなことを事前に想定して、部長を説得したのかしれませんね。

社内で根回しできる人は、かなり社内でのコントロールが巧みな人と言えるでしょう。

でも、今のビジネス業界では、こんな回りくどい根回しをせずに大いに議論したり、切磋琢磨に競いながら、お互いを高めていくことが求められています。

仕事で「一悶着」あったとしても、それはあくまでビジネス上でのことなので、アフター5は、嫌な感情を残さないようにして、気持ちよく相手とお酒を飲めるようにしたいものです。

「一悶着」の類語や言い換え

「一悶着」の類語や言い換え

では、ここで「一悶着」に近い意味を持つ類義語をいくつか見ていくことにしましょう。

  • 「ちょっとしたいさかい」
  • 「軽い揉めごと」

「ちょっとしたいさかい」

「ちょっとしたいさかい」という表現が「一悶着」の類義語として扱うことができます。

「いさかい」とは、「言い争い」「いざこざ」「他愛もない喧嘩」という意味があるのですが、「ちょっとしたいさかい」は、「お互いが牙を剥き出して喧嘩するレベルではなく、ちょっとした小競り合い」というニュアンスがあります。

よくご近所でも、こんないざこざがあるのではないでしょうか?

でも、こんな「いさかい」の原因とは、一体どこにあるのでしょうか?

ゴミの出し方が悪いことや、夜遅くまで騒音を出していたりと、様々なことが原因で「ちょっとしたいさかい」となることが結構あるものです。

こんなことから何年も喧嘩したままのご近所付き合いになるので、お互いの立場を尊重しながら、いい関係を作りあげていくしかありませんね。

「軽い揉めごと」

「軽い揉めごと」「軽い感じの喧嘩」になるのでしょう。

お互い感情のしこりが残るがないような「揉めごと」ということになるでしょう。

このような揉めごとは、職場でもご近所でもよくあるのではないかと思います。

しかし、「軽い揉めごと」が何れ大きな廉価や関係悪化になっていくことも珍しくありませんので、早めに関係修復をするように努めていくことが大切ですね。

そうしないと後々まで嫌な気持ちを持ち続けたままで過ごさなければなりません。

「一悶着」の英語や解釈

「一悶着」の英語や解釈

「一悶着」を英語で表現すると、“raise hell”“make a stink”“raise a stink”などの言葉で訳すことができます。

icon まとめ

「一悶着」という言葉には、かなりの軋轢があるようなイメージはありませんが、このようなことは身近な場面でよく経験することではないでしょうか? しかし、軽い揉めごとだからと言って軽く扱っていると、飛んでもない問題に発展していく可能性があるので、冷静な対応が必要になってきます。

必ず揉めごとの火種はできるだけ鎮火させることが大切です。