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「子々孫々」とは?意味と使い方!類語と対義語!

「子々孫々」とは、「子・孫の代までいつまでも」「末代まで・後世まで」を意味する言葉です。

「子々孫々」「意味・読み方・対義語・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。

子々孫々

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「子々孫々」とは?意味と使い方!類語と対義語!>


目次

  • 「子々孫々」の意味とは?
  • 「子々孫々」の読み方
  • 「子々孫々」の正確な対義語はない?
  • 「子々孫々」を使った例文と意味を解釈
  • 「子々孫々」の類語や言い換え
  • 「子々孫々」の英語や解釈


「子々孫々」の意味とは?

「子々孫々」の意味とは?

「子々孫々」の意味は、「孫子(まごこ)の代までいつまでも」「末代・後世までずっと」「子孫のそのまた子孫までずっと」になります。

「子々孫々」という言葉は「子孫繁栄・血統存続(一族継続)の願望」が込められた四字熟語であり、「子孫が続く限りはずっと」という意味合いが中心にあります。

「子々孫々」という言葉の出典は、古代中国の「四書五経(ししょごきょう)」の一つである「書経」「梓材(しざい)」と呼ばれる篇にあります。

古代社会においては中国に限らず日本を含むどこの国・地域でも、「子々孫々」という四字熟語が示す「子孫繁栄=子孫(血統)が途絶えずに続いていくこと」を願う気持ちが人々に強くあったのです。



「子々孫々」の読み方

「子々孫々」の読み方

「子々孫々」の読み方は、「ししそんそん」になります。

「子々孫々」の現代における読み方は「ししそんそん」ですが、かつては「ししそんぞん」という読み方もされていました。

「子々孫々」の正確な対義語はない?

「子々孫々」の正確な対義語はない?

「子々孫々」の言葉には、国語辞典に示されるような正確な対義語はありません。

ただ「子々孫々」の言葉の意味について、「子孫が続く限りはずっと・孫子(まごこ)の世代までずっと」というように「世代が下がる方向で続くこと」だと解釈すると、「子々孫々」の対義語として「先祖代々(せんぞだいだい)」を考えてみることができるかもしれません。

「先祖代々」という言葉は、「自分よりも上の世代の先祖からずっと」ということを意味しています。

「子々孫々」とは、「自分よりも下の孫子の世代がずっと続いていること」を意味する言葉です。

そして、「先祖代々」という言葉は「子々孫々」とは反対に、「自分よりも上の先祖の世代へとずっと遡ることができること」を意味しているのです。



「子々孫々」を使った例文と意味を解釈

「子々孫々」を使った例文と意味を解釈

「子々孫々」を使った例文とその意味を解釈していきます。

  • 「子々孫々」を使った例文1
  • 「子々孫々」を使った例文2

「子々孫々」を使った例文1

「江戸時代以前まで遡れるこの書物と家系図は、子々孫々に伝えられてきたものです」

この「子々孫々」を使った例文は、「江戸時代以前まで遡れるこの書物・家系図は、子・孫の世代(子孫の後続世代)へと途切れさせずにずっと伝えられてきたものです」ということを意味しています。

「子々孫々」を使った例文2

「大名に等しい地位にあったご先祖様の栄光は、子々孫々に至るまで大切に語り継がれてきました」

この「子々孫々」を使った例文は、「大名に等しい地位にあったご先祖様の栄光は、孫子(まごこ)の代に至るまでずっと途絶えさせることなく、大切に語り継がれてきた」ということを意味しています。

「子々孫々」の類語や言い換え

「子々孫々」の類語や言い換え

「子々孫々」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「未来永劫・末代・後世」
  • 「後裔・末裔・後胤」

「未来永劫・末代・後世」

「子々孫々」の類語・言い換えとして、「未来永劫(みらいえいごう)・末代(まつだい)・後世(こうせい)」があります。

「未来永劫」というのは、「これから先の時間が永遠であるということ」「これから先、終わることなくずっと」を意味する四字熟語です。

「末代」の言葉は「自分が死んだ後の世の中・世代」を意味していて、「後世」の言葉も「自分たちの生きた時代の後にやって来る時代・子孫」を意味しています。

孫子の世代に至るまでずっと、末代までずっとを意味する「子々孫々」の類語(シソーラス)として、「未来永劫・末代・後世」を上げることができます。

「後裔・末裔・後胤」

「子々孫々」の類語・言い換えとして、「後裔(こうえい)・末裔(まつえい)・後胤(こういん)」があります。

「後裔」という言葉は「血統のつながっている子孫・後胤(遺伝子を継いだ者)としての子孫」を意味して、「末裔」という言葉は「血のつながっている子孫の末・子孫の末代(まつだい)」を意味しています。

「後胤」の言葉の意味は、「血統や遺伝子のつながりがある子孫」になります。

子孫が続く限りずっと、孫子の代までを意味する「子々孫々」の言い換えとして、「後裔・末裔・後胤」を指摘することができます。

「子々孫々」の英語や解釈

「子々孫々」の英語や解釈

「子々孫々」の言葉は、“one's descendants”(世代が下がる子孫)や“one's children's children(子供の子供)”“posterity”(後世を生きる人々・子孫)などの英語で表現することができます。

  • “Please remember this glorious time to our remotest descendants.”
  • “Ieyasu Tokugawa and his posterity were very prosperous.”

“Please remember this glorious time to our remotest descendants.”

この「子々孫々」を使った英語の例文は、「どうか子々孫々に至るまで、この栄光の時代を忘れないようにしてください」ということを意味しています。

「子々孫々に至るまで」という言葉は、“to one's remotest descendants”のイディオムで表すことができます。

“Ieyasu Tokugawa and his posterity were very prosperous.”

この「子々孫々」を使った英語の例文は、「徳川家康は子々孫々に至るまで大いに栄えました」ということを意味しています。

「ある人とその子々孫々」は、“someone and one's posterity”という英語で表現できます。

icon まとめ

「子々孫々」という言葉について徹底的に解説しましたが、「子々孫々」には「子・孫の代までいつまでも」「末代までずっと・子孫のそのまた子孫までずっと」などの意味があります。

「子々孫々」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「未来永劫・末代(後代)・後世」「後裔・末裔・後胤」などがあります。

「子々孫々」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。