「どんまい」とは?意味と使い方!類語と語源や敬語!
皆さんは、「どんまい」という言葉を使ったことがあるでしょうか?
この言葉は、結構多くの人が使っており、年配の方々から若い世代の人達まで使っている言葉です。
しかし、その中には感覚的に使っている人もいて、きちんとした理解をされていないことも少なくありません。
そこでここでは、「どんまい」について見ていきましょう。
目次
- 「どんまい」の意味とは?
- 「どんまい」の語源や由来
- “Don’t mind”の正しい意味
- 日本における「どんまい」の使い方・使った例文と意味を解釈
- 「どんまい」の類語や言い換え
- 「どんまい」の日本の意味の英語や解釈
- 「どんまい」を敬語で言い換えると
「どんまい」の意味とは?
私達にとって「どんまい」という言葉は、「気にしないで」、または「そんなにおちこまなくてもいいよ」、「そんなに心配することはないさ」といったような意味で使われています。
スポーツの試合でミスをしてしまい、相手チームに得点を与えてしまった時に、チームメイトが「どんまい、どんまい」と掛け声で励ます場面が典型的な活用シーンです。
「どんまい」の語源や由来
では、この「どんまい」は、どのようなことから生まれてきた言葉なのでしょうか?
実は「どんまい」は、和製英語が語源とされており、英語の“don't mind”がベースとなって生まれてきたと言われているのです。
“don't mind”は英語のイディオムですが、これをカタカナで表記すると、「ドンマインド」の書くようになり、これが短縮されて、「ドンマイ」→「どんまい」というふうに変わって来たのだと思われるのです。
よく使われる「どんまい」がまさか英語を語源とするとは、意外な感じがするかもしれませんね。
“Don’t mind”の正しい意味
「どんまい」のベースとなった語源の英語の“don't mind”を「気にしないで」という意味で理解することは誤っています。
本来の"Don't mind"の解釈は「気にしなくていいよ」のいう意味ではなく、「気にしていないよ」、あるいは「気にしていません」ということになります。
どうしても「どんまい」=“don't mind”と結び付けたくなりますが、日本語の「どんまい」とは意味が異なってくるので、外国人と英語で会話をする時は注意しなくてはなりません。
日本における「どんまい」の使い方・使った例文と意味を解釈
では、私達が「どんまい」を使った時のことを例にして活用シーンを考察することにしましょう。
- 「どんまい」使った例文1
- 「どんまい」使った例文2
「どんまい」使った例文1
「お前がそんなミスを犯したからって、皆はそんなに悪く思っていないよ。気にするな。どんまい、どんまい」
こんな会話は日常生活の中でよく出てくる会話ではないかと思います。
恐らく、ミスをしてしまった相手を勇気付けるための言葉なのでしょうが、言われた方は本当に心がホッとするはずです。
「どんまい」使った例文2
「昨日から何落ち込んでいるんだ?どんまい、もっと元気出しなよ」
この例文も相手を励ますための言葉ですね。
どんなことで塞ぎこんでいるのかは分かりませんが、あまりにも暗い顔をしているので、元気を出させるために、こんな言葉をかけたのだと思います。
「どんまい」の類語や言い換え
「気にするなよ」と落ち込んでいる相手を励ますための「どんまい」は、他にどんなに言葉で言い換えることができるでしょうか?
「どんまい」の類義語を見ていくことにします。
- 「構うな」
- 「どうってことないさ」
「構うな」
「構うな」という言葉が「どんまい」を使う場面で言い換える表現として使えるでしょう。
「構うな」とは、「ある物事に関わらなくてよいことを相手に伝える」場合に使われる表現です。
少しきつめの言い方ですが、「俺に構わず先に進め」や「昨日、お前がやらしたミスに構うことはない」というような使われ方をします。
「どうってことないさ」
「どうってことないさ」も「どんまい」に近い意味で使われている言葉ですね。
「大したことないから気にしなくていいよ」という場面で使われることがあります。
思わず友人にぶつかってしまい、怪我をさせたのに、彼の「どうってことないさ」という言葉に助けられた経験がないでしょうか?
それでも、本当は痛みを堪えて、「どうってことないさ」と平気な顔をして相手を心配させない配慮をしていることも少なくありません。
「どんまい」の日本の意味の英語や解釈
「どんまい」は「気にしなくてもいい」という意味で使われていますが、“don't mind”は「気にしていません」という解釈が正しい意味でしたね。
「どんまい」=「気にするな」という表現を英語で言うなら、“never mind”というイディオムを使うことになります。
「どんまい」を敬語で言い換えると
「どんまい」を敬語で言い換えると、どんな表現で言い換えるべきでしょうか?
さすがに「どんまい」のフレーズをそのまま残して、「どんまいなされずに」と言うような言い方はしないでしょう。
「どんまい」は「気にしなくていい」という意味でした。
このことから、「どんまい」を敬語で表現するなら、「お気になされないでください」という表現になるでしょう。
「どんまい」という言葉は、よく使われているものがゆえに、逆にその意味や語源を不覚考えてみたり、調べる機会が少ないとかもしれません。
このように言葉の語源を調べることで、正しい使い方の理解を深めることができると思います。