「潤沢」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「潤沢」とは、「モノ・物資が豊富にあること」です。
「潤沢」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈・対義語」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「潤沢」の意味とは?
- 「潤沢」の読み方
- 「潤沢」の言葉の使い方
- 「潤沢」を使った言葉と意味を解釈
- 「潤沢」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「潤沢」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「潤沢」の英語や例文(解釈)など
- 「潤沢」の対義語
「潤沢」の意味とは?
「潤沢」には、以下のような意味があります。
- 潤沢の意味1:モノが豊富
- 潤沢の意味2:ツヤと潤い
潤沢の意味1:モノが豊富
潤沢の意味は、「モノ・物資が豊富にあること」や「有り余るほどのたくさんの物が十二分にあること」になります。
「潤沢」の「潤」の漢字には「うるおっている・利益や儲けがある」という意味があり、「沢」には「物が沢山(たくさん)ある」という意味があります。
例えば、「潤沢な物資があるので、被災しても3日ぐらいは大丈夫です」などの文章で、「モノが豊富にある」という意味を示すことができます。
潤沢の意味2:ツヤと潤い
潤沢の意味は、「しっとりとしたツヤ(艶)とうるおい(潤い)がある様子」になります。
「潤沢」の「潤」の漢字には「うるおっている・ツヤがある」という意味があり、「沢」には「水気(みずけ)があって潤っている」という意味があります。
例えば、「日光を浴びて潤沢な黒髪がキラキラと美しく輝いていました」などの文章で、「うるおってツヤがある」という意味を示せます。
「潤沢」の読み方
「潤沢」の読み方は、「じゅんたく」になります。
「潤沢」の言葉の使い方
「潤沢」の言葉の使い方は、「モノ・物資の分量(数量)が十分、豊富にある場合」に使うという使い方になります。
例えば、「飲み物が潤沢にあるので、喉が渇いた時はご自由にお飲みください」や「潤沢な資金を使って企業買収に乗り出した」などの文章で使うことができます。
また「潤沢」という言葉は、「しっとりとしたツヤ(艶)と潤いがあるさま」に対しても使うことができ、主に「瞳・毛髪の好ましい状態」について修飾する場合に使われます。
例えば、「潤沢にきらめく髪が揺らめいている」や「透き通るような青さで潤沢に光る白人の瞳に魅了されてしまいました」などの文章で使用できます。
「潤沢」を使った言葉と意味を解釈
「潤沢」を使った言葉とその意味を解釈していきます。
- 「潤沢な予算」
- 「潤沢な資金」
「潤沢な予算」
「潤沢な予算」という言葉は「豊富な予算」ということから、「何かを実現(購入)するための事前の準備金が、十分にたくさんあること」を意味しています。
例えば、「増税をしなければ社会福祉の充実で必要となる潤沢な予算を準備できません」や「潤沢な予算があれば政策公約を実現できます」などの文章で使えます。
「潤沢な資金」
「潤沢な資金」というのは、「豊富な資金・有り余るほどに十分な量の資金」を意味しています。
「金額的・数量的に十二分にあるお金(何かの目的を達するために金銭的に十分な原資)」のことを、「潤沢な資金」というのです。
例えば、「潤沢な資金を持つ企業が大量のテレビCMを流して攻勢に出ました」や「潤沢な資金があるので投資資金が枯渇する心配はありません」などの文章で使えます。
「潤沢」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「潤沢」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「潤沢」を使った例文1
- 「潤沢」を使った例文2
「潤沢」を使った例文1
「物質的・金銭的な潤沢だけでは、人は本物の幸せを手に入れることはできません」
この「潤沢」を使った例文は、「モノ・お金が十分にあるという豊かさだけでは、人は本物の幸せを手に入れることはできない」ということを意味しています。
この例文の「潤沢」は、「物や金銭が十分にあって豊かなさま」を意味しているのです。
「潤沢」を使った例文2
「彼女の潤沢な瞳は憂いを帯びていて、見つめていると吸い込まれてしまいそうな魅力に溢れています」
この「潤沢」を使った例文は、「彼女のうるうるとした潤いのある瞳は、憂い(物悲しさ)を帯びていて、見つめていると吸い込まれてしまいそうな魅力に溢れている」ということを意味しています。
この例文の「潤沢」は、「うるおっていてツヤがあるさま」を意味しているのです。
「潤沢」の類語や言い換え(シソーラス)
「潤沢」の類語(シソーラス)・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「沢山・豊富・豊饒」
- 「艶・ツヤ・潤い」
「沢山・豊富・豊饒」
「潤沢」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「沢山(たくさん)・豊富(ほうふ)・豊饒(ほうじょう)」があります。
「潤沢」というのは、「モノ・物資がたくさん豊富にあるさま」を意味しているので、「沢山」と「豊富」はほぼ同じ意味合いを持っています。
「豊饒」の言葉の意味は、「物質的・精神的に豊かなこと」や「土地が肥沃で作物がよく実ること」になります。
それらの意味から、「潤沢」の類語(シソーラス)として「沢山・豊富・豊饒」を上げることができます。
「艶・ツヤ・潤い」
「潤沢」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「艶(つや)・ツヤ・潤い(うるおい)」があります。
「潤沢」という言葉の意味は、「しっとりとした艶・つやめきがあること」や「しっとりとしたうるおいを帯びているさま」になります。
「艶・ツヤ」というのは、「滑らかな光沢があること・ツヤツヤと美しく光っているさま・滑らかな張りがあって美しい状態」を意味しています。
「潤い」とは、「しっとりとして水気を帯びていること・水分を含んでいて心地よいこと」を意味します。
その意味から、しっとり潤ってツヤがあるを意味する「潤沢」は、「艶・ツヤ・潤い」という言葉に言い換えられるのです。
「潤沢」の英語や例文(解釈)など
「潤沢」を英語で表現すると、“ample”(十分に豊かな・広大な)や“abundant”(有り余るほど豊富な・〜に富んで)、“plentiful”(沢山の・豊富な)などになります。
- “It doesn't make sense to use the ample funds.”
- “This land is abundant in copper metal.”
“It doesn't make sense to use the ample funds.”
この「潤沢」を使った英語の例文は、「潤沢な資金も活用しなければ意味がありません」を意味しています。
「潤沢な資金」は“ample funds”、「潤沢な資産」は“ample means”の英語で表すことができます。
“This land is abundant in copper metal.”
この「潤沢」を使った英語の例文は、「この土地は、金属の銅を潤沢に産出します(この土地は、金属の銅が潤沢です)」を意味しています。
「〜が潤沢です・〜が有り余るほど豊かです」という言葉は、“be abundant in〜”のイディオムで表現できます。
「潤沢」の対義語
「潤沢」の対義語には、以下のような言葉があります。
- 「枯渇」
- 「不足」
- 「払底」
「枯渇」
「潤沢」の対義語は、「枯渇(こかつ)」になります。
「枯渇」の言葉の意味は、「物が尽きて無くなってしまうこと・有限な物が枯れ果てること」になります。
有り余るほどに沢山あるという「潤沢」とは反対の意味を持つ対義語として、「枯渇」を指摘できます。
「不足」
「潤沢」の対義語は、「不足(ふそく)」になります。
「不足」の言葉の意味は、「モノ・物資の分量(数量)が少なくて足りないこと」になります。
物が沢山あるという「潤沢」とは反対の意味を持つ対義語として、「不足」を上げられます。
「払底」
「潤沢」の対義語は、「払底(ふってい)」になります。
「払底」というのは、「物が底をついて無くなること・物資が欠乏して足りないこと」を意味しています。
物が豊富にあることを示す「潤沢」とは反対の意味を持つ対義語として、「払底」を上げられます。
「潤沢」という言葉について徹底的に解説しましたが、潤沢には「モノ・物資が豊富にあること」や「しっとりして艶とうるおいがある様子」などの意味があります。
「潤沢」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「沢山・豊富・豊饒」「艶・ツヤ・潤い」などがあります。
「潤沢」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。