「事柄」とは?意味と使い方!「事柄」と「事象」の違い!
「事柄」、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
「重大な事柄」、「家族に関する事柄」、など様々な言い回しがありますが、それならば「事柄」とは一体何を指すのでしょうか。
ここでは「事柄という言葉」について紹介します。
ここでは「事柄という表現」について紹介します。
目次
- 「事柄」の意味とは?
- 「事柄」の読み方
- 「事柄」の言葉の使い方
- 「事柄」を使った言葉と意味を解釈
- 「事柄」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「事柄」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「事柄」の英語や例文(解釈)など
- 「事柄」と「事象」の違い
「事柄」の意味とは?
「事柄」という言葉はその物事がそういう様子を見せる内容、という意味になります。
物事の内容や様子、あるいは物事そのもののことを指す場合もあります。
例えば、「極秘事項」と言えば周りには知らせられない秘密の内容、ということになります。
サラリーマンなどの場合、「心理学に関する事柄」などという表現をすることもあるのではないでしょうか。
行為や状態、事象などを表すこともあります。
例えば「つまらない事柄に悩んでも仕方がない」「前進できる事柄にのみ時間を費やすべきだ」などといった表現もあります。
「事柄」の読み方
「事柄」は「ことがら」と読みます。
「じがら」などではありませんので気をつけましょう。
「事柄」の言葉の使い方
「事柄」という言葉は日常的にもビジネスでも使えます。
例えば「そんな事柄、どうでもいいじゃない」などと表現することもあるでしょう。
「彼女は小さな事柄に気を回しすぎる」や彼は「小さな事柄」をまるで「重大な事柄」であるかのように騒ぎ立てる癖がある」などと表現したことがある、という人もいるのではないでしょうか。
小さなことであれ大きなことであれ、「事柄」という表現が使えます。
ビジネスにおいても「これは極秘事項の事柄だ、絶対に他言しないように」など、「大切な事柄」に対して使える表現です。
「事柄」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「事柄」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「重大な事柄」
- 「仕事に関わる事柄」
「重大な事柄」
「重大な事柄」、というのは大切なこと、大切な内容、ということになります。
例えば会社において「重大な事柄を発表します」と言えば、誰もが耳を澄まさなければいけない内容になるでしょう。
もしかしたら新企画の始まりかもしれませんし、報告書や始末書等の書き方について注意事項があるかもしれません。
また、「重大な事柄」と言われたにもかかわらずそれを守らなければ、それは本人の責任になります。
社会人として責任ある行動を取るためにも、「重大な事柄」はしっかりと聞く必要があります。
「仕事に関わる事柄」
「仕事に関わる事柄」、というのは一般的に仕事と関連していること全てを指します。
職務によっては極秘義務を強いられることもありますので、「仕事に関わる事柄」は家庭や友達に話してはいけないということもあるでしょう。
警察や自衛隊等は特に厳しい極秘義務が課せられていますので、配偶者に対しても仕事内容を話してはいけません。
また、「仕事に関わる事柄」は個人情報に関わる場合もありますので取り扱いにはとにかく注意をしなければいけません。
最近は個人情報取扱保護法が厳しくなっていますので、特に注意が必要です。
「事柄」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「事柄」を使った例文1
- 「事柄」を使った例文2
「事柄」を使った例文1
「個人情報に関する事柄は、とにかく扱いに気をつけてください」
どれだけ法律を強化しても、個人情報が漏洩しているというニュースが入ってきます。
こうなると個人情報は自分で管理するしかないのかもしれません。
しかし、例えばインターネットなどに登録する上でも個人情報が必要になり、とにかく個人情報がなければ何も登録できないということもあります。
当然ながら、個人情報を扱う企業の方がその情報の取り扱いに注意しなければなりません。
その一方で詐欺などによる個人情報の売却なども行われていますから、とにかく注意が必要です。
教育機関や会社など、個人情報を扱う人々は個人情報の漏洩が起こらないように、とにかく注意をしなければいけないのです。
「事柄」を使った例文2
「週刊誌に掲載されている事柄には注意が必要です」
最近も週刊誌が社会をにぎわせていますが、基本的に週刊誌は根拠のない出所が情報源になっているということも忘れてはいけません。
週刊誌の中にはいい加減な情報も紛れていますからどれが正しい情報なのか自分で見極める必要があります。
週刊誌は売り上げを伸ばすため、社会が関心を持ちそうな内容を好む傾向にあるのです。
そのため偏った見方もなされていますから、情報の取捨選択には気をつけましょう。
その分、週刊誌には社会の関心が集められていると言っても良いでしょう。
「事柄」の類語や言い換え(シソーラス)
ここでは類義語をいくつか紹介します。
- 「事物」
- 「事象」
- 「事項」
「事物」
事物とは、「様々な事柄」やもののことを指しており、事に重点が置かれている物事に対し、物に重点が置かれている言葉になります。
あるいは訴訟に関わる事件やその目的物を指す場合もあります。
「事象」
事象とは「観察し得る形をとって現れる事柄」を指し、出来事、という意味を持ちます。
「表面に現れた事柄」、現実の出来事、という意味があります。
「事項」
事項とは「ある大きな事柄」の一部となっている「事柄」であり、項目と呼ばれる場合もあります。
「ある物事を組み立てる一つひとつの事柄」を指し、例えば「必要な事項を箇条書きにする」などといった使われ方があります。
「事柄」の英語や例文(解釈)など
「事柄」という表現を英語にすると“thing”や“a matter”、“an affair”、“circumstance”などと訳せます。
金銭上の「事柄」、ということであれば“and monetary matter”、“a matter of money”と表現できます。
- 「事柄」の英文例1
「事柄」の英文例1
“This is very important matters so you must listen to this.”
これは「これは非常に大切な事柄なので、絶対に聞くようにしてください」ということになります。
何か注意事項等が発表されたとき、しっかりと聞いておかなければ後で困ることがありますね。
学校生活でも同様ですが、会社や地域社会においても同様です。
例えば、自然災害が起こったときにどのように避難するかなどという事はしっかりと覚えておかなければいけません。
「事柄」と「事象」の違い
「事柄」というのは物事の内容や様子を表し、それに対し、事象というのはある事情のもとで表面的に現れた「事柄」という意味になります。
つまり、「事柄」というのはあくまでも全体のことを指しますが、事象というのは表面に見えた問題だけを指しています。
「事柄」という言葉は日常的に使いますので、よく覚えておきたい表現です。
「大切な事柄」は各自責任を持って把握し、間違いのないように対応したいものです。