「路銀」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「路銀」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「路銀」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
さらに「路銀」の類語や英語、「路銀」の由来などを紹介して行きます。
目次
- 「路銀」の意味とは?
- 「路銀」の読み方
- 「路銀」の言葉の使い方
- 「路銀」を使った言葉と意味を解釈
- 「路銀」を使った例文や短文など
- 「路銀」の類語や言い換え
- 「路銀」の英語
- 「路銀」の由来
「路銀」の意味とは?
「路銀」という言葉を知っているでしょうか。
時代劇を見る習慣がある人、時代小説を読む人は、「路銀」という言葉を耳にしたり、目にしたことがあるかもしれません。
「路銀」には、「旅行の費用」という意味があります。
今風に言えば「旅費」という言葉に言い換えられるでしょう。
現在は、「路銀」という言葉をあまり耳にしませんが、時代小説などを見ると、良く登場する言葉です。
「路銀」という言葉がその当時は一般的に使われていたということでしょう。
このように「路銀」には、「旅行の費用」「旅費」という意味があります。
「路銀」の読み方
「路銀」という言葉の読み方を紹介します。
「路銀」は「ろぎん」と読みます。
素直に読めば「路銀」を「ろぎん」と読めるため、読み間違えることは少ないかもしれません。
これを機会に「路銀」は「ろぎん」と読むようにしましょう。
「路銀」の言葉の使い方
「路銀」という言葉の使い方を紹介します。
「路銀」には、「旅の費用」という意味があります。
これから旅行に行く予定がある人は、旅費を用意する時に「路銀」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
ただし「路銀」は現代ではあまり使われていない言葉のため、昔の言葉を使っているというユーモアとして使うようにしてみましょう。
一緒に旅行している人に「路銀」って何かと聞かれた時の、返事も用意しておきましょう。
また、時代小説などが好きで、「路銀」という言葉を知っている友達がいる場合は、一緒に旅行に行く時「路銀」という言葉を使って盛り上がってみましょう。
「路銀」を使った言葉と意味を解釈
次に「路銀」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「路銀」という言葉を実際に使う時、よく登場する言い回しを紹介します。
- 「路銀を稼ぐ」【ろぎんをかせぐ】
- 「路銀の足し」【ろぎんのたし】
「路銀を稼ぐ」【ろぎんをかせぐ】
「路銀を稼ぐ」という言い回しを良く使います。
「路銀を稼ぐ」には「旅費を稼ぐ」という意味があります。
現在でも、海外旅行をする前に、学生がバイトをしてお金を貯めるということは良くあります。
「路銀を稼ぐ」も同様に、昔の人が、旅費をバイトなどをして稼いだという意味があります。
「路銀の足し」【ろぎんのたし】
「路銀の足し」という言葉も良く使われています。
「路銀の足し」は、今でいえば「旅費の足し」になります。
例えばこれから新婚旅行に出かける娘に、父親が「これを『旅費の足しにしてくれ』」などと言って、金一封を渡すことがあります。
このような時「路銀の足し」という言葉を使います。
現代でも、言われた相手に「路銀」という知識がある場合は、「これを路銀の足しにしてくれ」などと言って、お小遣いを渡すのは粋かもしれません。
「路銀」を使った例文や短文など
「路銀」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「路銀」をどのように文章の中に入れればいいか、そのコツを知りましょう。
- 「路銀」を使った例文1
- 「路銀」を使った例文2
「路銀」を使った例文1
「日本中を旅してまわるため、『路銀』がたくさん必要だ」
この例文のように、100年以上前に江戸時代の日本を旅してまわった人がいます。
そのためには旅行中の宿泊費や食費など、たくさんのお金が必要だったはずです。
幕末に活躍した志士を描いた小説などを見ていると、彼らは日本中を移動して回るため、たくさんの「路銀」が必要だったことが分かります。
幕末の志士も、現在の若者と同様に、旅費の工面に苦労していたと思うと、ほほえましく思えてきます。
「路銀」を使った例文2
「家を売って、『路銀』の足しにしよう」
例えば、世界一周旅行をするなど、数年から十数年、世界中を旅してまわろうと考えている人は、たくさんの旅費が必要になります。
また日本を離れるため、家は必要なくなります。
そのため、この例文のように、家を売って旅費にあてる人もいるでしょう。
「路銀」の類語や言い換え
「路銀」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「路銀」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「交通費」【こうつうひ】
- 「宿泊費」【しゅくはくひ】
「交通費」【こうつうひ】
「交通費」は「移動のために必要なお金」という意味があります。
例えば東京から京都に行くためには、新幹線に乗るための「交通費」や、飛行機に乗るための「交通費」が必要になります。
「宿泊費」【しゅくはくひ】
長い期間、旅行をするためには「宿泊費」が必要です。
「宿泊費」は、「宿泊するための費用」という意味があります。
ホテルや旅館、カプセルホテルなど、宿泊する場所によって「宿泊費」は高くも安くもなります。
また最近は、ネットでいちばん安い価格でホテルを予約できるよう「比較サイト」もあります。
「路銀」の英語
「路銀」という言葉を英語にする時、どのような言葉を使えばいいでしょうか。
「路銀」は英語にすると、“traveling expenses”(トラベリングエクスペンシス)”になります。
文字通り「旅行のための費用」「旅費」という意味があり、転じて「路銀」になります。
このように時代劇の小説などを、英訳したい時は、「路銀」を“traveling expenses”と訳してみてはいかがでしょうか。
「路銀」の由来
「路銀」という言葉の由来を紹介します。
なえ昔は「旅費」のことを「路銀」と言ったのでしょうか。
まず、「路銀」の「路」には「旅行」や「旅」という意味があります。
さらに「銀」は、その頃に流通していた「銀貨」という意味があります。
「旅行のために必要な銀貨」という意味で、「路銀」と呼ばれていたというわけです。
どちらかといえば「旅行に必要なお金」のため、「路金」が正しいと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかしその当時、銀貨が使われていたと知ると、「路銀」という言葉が腑に落ちるのではないでしょうか。
「路銀」という言葉について見てきました。
「路銀」は「旅費」と訳せるため、現代にあてはめて使うことも容易ではないでしょうか。
例えば、旧東海道などを歩いて回るような旅行をする時は、「旅費」と言わずに「路銀」と言ってみると楽しいかもしれません。