「雷鳴」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「雷鳴」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
雷という表現もありますが、雷とは何が違うのでしょうか。
ここでは「雷鳴」という表現について紹介します。
目次
- 「雷鳴」の意味とは?
- 「雷鳴」の読み方
- 「雷鳴」の言葉の使い方
- 「雷鳴」を使った言葉と意味を解釈
- 「雷鳴」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「雷鳴」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「雷鳴」の英語(解釈)など
- 「雷」が音を出すのは何故?
「雷鳴」の意味とは?
「雷鳴」とは、雷の雷光に沿って大気が急激に膨張する時に起こる音のことを指します。
雷が鳴ることやその音を指し、雷そのものを指すわけではありません。
雷が起こった時に鳴る音のことを指しており、「雷鳴が鳴り響く」などという表現をします。
電が通った空気は瞬時に熱せられ、瞬間的に膨張するという仕組みがあります。
つまり、爆発する状態になりますので、空気が破裂してバリバリ、ゴロゴロ、などという音が聞こえるのです。
「雷鳴」の読み方
「雷鳴」は「らいめい」と読みます。
「雷鳴」を起こす雲は雷雲と呼ばれ、雲の中で放電することもあります。
「雷鳴」の言葉の使い方
「雷鳴」という言葉は雷が起こり、音が鳴るときに使われます。
例えば、雷が怖いという人は多くの場合、雷の音が怖いということになるのではないでしょうか。
確かに、ピカッという光だけではなく、いきなり大きな音を放つ「雷鳴」は人々に恐怖心を与えますね。
雷が落ちた時などは大きな音が聞こえるため、どきっとしてしまう人もいるのではないでしょうか。
そのような時には「雷鳴は苦手です」「昨日は雷鳴が鳴り響いていて怖かった」と使えます。
「雷鳴」はかなり遠くになっても聞こえることがありますので、人によっては恐怖心を持ってもおかしくありません。
「雷鳴」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「雷鳴」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「雷鳴が鳴り響く」
「雷鳴が鳴り響く」
「雷鳴」が鳴り響く、という表現は雷が起こり、大きな音が鳴り響くということです。
「雷鳴」は1カ所で鳴るわけではなく、その音はどんどん響いて広がっていきますよね。
遠くにいる時と近くにいる時には聞こえる音も変わってきます。
いずれにせよ「雷鳴」は遠くまで聞こえますので、鳴り響いて聞こえます。
それが怖いという人もいるかもしれません。
「雷鳴」の音が聞こえた時には「雷鳴が鳴り響く」と表現できます。
「雷鳴」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「雷鳴」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
- 「雷鳴」の例文1
- 「雷鳴」の例文2
「雷鳴」の例文1
「雷は平気なんですが、雷鳴は苦手です」
雷は平気だけれど、「雷鳴」は苦手、という人は多いのではないでしょうか。
「雷鳴」はいきなり大きな音が聞こえますので、どきっとする、心臓に悪い、などと表現されることもあります。
小さな音であればまだ問題ありませんが、大きな音で「雷鳴」が鳴り響く時などは怖い、特に夜の「雷鳴」は嫌だ、と思う人も多いことでしょう。
「雷鳴」の例文2
「昨日の夜はかなり長い間「雷鳴」が鳴り響き、近所の犬がずっと吠えていた」
犬は人間が聞こえる以上の音を聞き取ると言われています。
人間が雷の音を聞きつける前から犬は反応を示し、中には吠える犬もいると考えられています。
そのため、特に「雷鳴」が鳴り響いている時などは近所の犬がずっと吠えていた、ということもあるのではないでしょうか。
その一方で、普段と何も変わらない犬もいます。
犬に限らず、動物によっては雷の音に敏感なことがあります。
ちなみに、2011年3月11日に津波が起こった時も、動物たちは地震が来る前からいつもと様子が違った、などという報告もなされています。
「雷鳴」の類語や言い換え(シソーラス)
ここでは「雷鳴」という言葉の類義語を紹介します。
- 「雷鼓」
- 「霹靂」
「雷鼓」
雷鼓とは、雷が鳴る音や雷神が持っていると考えられている太鼓のことを指しています。
小さい時、「雷様は太鼓を持っている」などのように聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
確かに雷と言えば太鼓持っているイメージを持つ人もいるでしょう。
雷鼓とはその太鼓、あるいは雷が鳴る音を指します。
「霹靂」
霹靂というのは雷、「雷鳴」、という意味を持ち、雷が激しくなることや落雷することを指しています。
青天の霹靂という表現もあり、これは突然に生じて人を大変驚かせるような衝撃的な出来事を指します。
前触れもなく突然起こり、人や世間を震撼させる出来事、事変、などを指す表現としてよく使われます。
ちなみに、青天の霹靂という表現を「晴天の霹靂」と表記する人がいますが、これは誤りです。
青天の霹靂という表現の青天は青空を指していますので、「晴天」と表記してはいけません。
本来は青空に突然「雷鳴」が轟くこと、という意味を持ち、人を驚かせるような突然の事件などという意味を持つようになりました。
例えば日本は自然災害が多い国ですが、いきなり大地震が起こったら、それはまさに青天の霹靂ということになりますね。
「雷鳴」の英語(解釈)など
「雷鳴」という表現を英語にすると、“A roll of thunder”、“thunder clap”、“the rumbling of thunder”などと表現できます。
Thunderだけでは雷という意味になってしまいますので、これだけでは「雷鳴」という意味にはなりません。
「雷鳴」というのはあくまでも雷の音になりますので、雷と訳さないように気をつけましょう。
- 「雷鳴」の英文例1
- 「雷鳴」の英文例
「雷鳴」の英文例1
“I heard the rumbling of thunder in the distance.”
これは「遠くで雷鳴を聞いた」という意味になります。
「雷鳴」は遠くても聞こえますよね。
確かに近くてもよく聞こえますが、遠くにいたとしてもそれなりに響くため、聞こえると思う人が多いのではないでしょうか。
特に雷が遠いけれど近くにやってくる、という位置にいる場合、怖いと感じる人も多いかもしれませんね。
「雷鳴」の英文例2.
“My children do not like a roll of thunder.”
「雷鳴」の音が好きだという子供は少ないかもしれません。
特に幼い子供にとって、いきなり窓の外から大きな「雷鳴」が聞こえたら驚いてしまいますよね。
そのため、子供の中には「雷鳴」が嫌いだということもあります。
それに加えて窓の外が夜にもかかわらずピカッと光ったりすると怖くて眠れない、などということもありせん。
そのような場合は雨戸を閉めるなどして、少しでも恐怖心がなくなるようにしてあげる必要があります。
「雷」が音を出すのは何故?
雷は一体なぜ音も出すのでしょうか。
雷というものは、雲の粒と雨がぶつかり、その摩擦によって起こったものです。
1回落第すると、大体1億ボルト、そして10万アンペアのエネルギーが発せられると考えられます。
その雷は空気を押しのけ、3万度ほどまで熱くなった空気が爆発的に膨張します。
それによって何かが破裂したような音、つまり「雷鳴」が起こるということになります。
「雷鳴」というものを雷だと勘違いしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、「雷鳴」というのはあくまでも雷によって鳴り響く音であり、雷のことではありません。