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「随一」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!

「随一」(ずいいち)とは「当代随一」など、わりとよく使われる言葉ですのでどこかで見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。

それでは「随一」という言葉の意味、読み方、使い方など詳しくまとめましたので、一緒に見ていきましょう。

随一

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「随一」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!>


目次

  • 「随一」の意味とは?
  • 「随一」の読み方
  • 「随一」の言葉の使い方
  • 「随一」を使った言葉と意味を解釈
  • 「随一」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「随一」の類語や言い換え(シソーラス)
  • 「随一」の英語(解釈)など
  • 「随一」の語源


「随一」の意味とは?

「随一」の意味とは?

まず「随一」の言葉の意味から説明していきましょう。

「随一」とは沢山あるものの中から一番であるという意味になります。

多くの中からの一番、第一位という意味になりますから、比較対象物、人などがあるということが前提となる言葉です。

例えば、比較対象がないけれど優れている、素晴らしいということを言い表す時は「唯一無二」といった言葉などを当てます。

「随一」とは「多くの」「沢山の」が前提にあると覚えておきましょう。



「随一」の読み方

「随一」の読み方

「随一」とは「ずいいち」と読みます。

「ずいいつ」と間違えないように気をつけてください。

「随一」の言葉の使い方

「随一」の言葉の使い方

「随一」の言葉の使い方は、沢山あるもの、多くのものの中での一番、第一位であるという意味ですから、褒め言葉として使うこともできますし、自信を持って何かを人に進める時などにも積極的に使います。

また普通の会話においても、沢山ある中で一番いいといった意味で使うこともできますが、あまり使い過ぎるのも大げさのように思われることもあります。

特に人に対して「随一」を使う時は、相手が褒め言葉が好きな人であれば喜んでもらえますが、謙虚な人であれば大げさな表現だと感じて嫌がる可能性もありますので、状況、相手などを見て使った方がいい場合もあります。



「随一」を使った言葉と意味を解釈

「随一」を使った言葉と意味を解釈

「随一」という言葉の意味が理解できたでしょうか。

それでは「随一」を使った言葉でよく使われる表現を見ていきましょう。

  • 「随一を誇る」
  • 「当代随一」

「随一を誇る」

「随一を誇る」というのは、多くの中で第一位である、一番であるという意味になります。

自信を持って何か物品を進める時にも使いますし、自分に自信を持っている人であれば、自分自身で言う場合もあるでしょう。

この言葉がつけば、それが事実かどうかはさておき、その物や人は素晴らしい、自信を持っているということがわかります。

商品や人物の売り込み文句などによく使われる言葉です。

「当代随一」

「当代随一」「当代」とは今の時代、現代、当世という意味になります。

つまり「当代随一」となれば、今一番のといった意味になりますから、後に続く言葉としては「当代随一のイケメン俳優」「当代随一の選手」など人に使われることが多いでしょう。

さすがに自分で自分のことを言うことは少なく、褒め言葉であったり、誰かを言い表す時に使うことが多いのです。

口に出せば、少々大げさな表現方法になってしまう時もありますが、文章にする時などは短い言葉で素晴らしさ、優れているさまを伝えることができますので便利でもあります。

「随一」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「随一」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「随一」を使った例文を紹介しますので、「随一」の使い方のイメージを掴んでみてください。

  • 「随一」を使った例文1
  • 「随一」を使った例文2

「随一」を使った例文1

「この業界随一と自信を持っておすすめできます」

よく使われる表現では「業界随一」という言葉でしょうか。

同じような商品を作っている場合、どこも自分のところの商品が一番だと売り込みたい気持ちは同じでしょう。

売り文句として使うこともありますが、実際に自信を持っていないと使える言葉でもありません。

覚悟と自信が伺える言葉ですから、相手に信用して欲しい時などにも使います。

「随一」を使った例文2

「あの店はブラックと言われる中でも随一の店だ」

「随一」は多くの中での第一位という意味を持つ言葉です。

この例文の場合は、数あるブラックな経営のお店の中でも一番のお店だと言っていますので「随一」とついても不名誉な一番であるという意味になるのです。

「随一」という言葉の意味だけ見ればいい意味かもしれませんが、その前後に使う言葉で悪い意味での第一位を表すこともできるということを覚えておくといいでしょう。

「随一」の類語や言い換え(シソーラス)

「随一」の類語や言い換え(シソーラス)

「随一」の類語、言い換えをいくつか紹介しましょう。

  • 「ナンバーワン」【なんばーわん】
  • 「トップ」【とっぷ】

「ナンバーワン」【なんばーわん】

数ある中から、一番であるという意味が「ナンバーワン」です。

「随一」とは多くものの中で一位であるということで、競争相手がいない、他には誰にいないという時には使わないのです。

他に競争相手がなく優れている場合は「随一」ではなく「唯一」「唯一無二」といった言葉を当てます。

「トップ」【とっぷ】

「トップ」とは順位で一番という意味もありますが、レベルが高いこと、上の部分、重要といった意味合いも持っています。

つまり複数の中での最初、一番目ということや、最高レベルにあるということになります。

「随一」の英語(解釈)など

「随一」の英語(解釈)など

「随一」を英語では“number one”“Best”と表すことができます。

例文としては“the best living poet, bar none”で意味は「まさに当代随一の詩人」となります。

「随一」の語源

「随一」の語源

「随一」の語源はどういったものなのか気になる方もいるでしょう。

まず「随一」「随」という字なのですが、二つの意味があります。

一つは「つき従う」という意味を持っています。

そしてもう一つは「気ままに思いつくさま」という意味もあるのです。

思ったことを書き記すエッセイなどは「随筆」と言ったりします。

「随一」は多くのものが気ままに存在する中での一番であるという意味になります。

そのようなわけで「随」という字の「つき従う」という意味はそれほど関係ないのです。

また中国の「隋」の時代があることから関係があるのかと思われがちですが、漢字が違います。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「随一」という言葉の意味、読み方、使い方、英語表現など詳しく紹介しました。

「随一」とは沢山ある中、多くのものの中での一番であるという意味ですから、褒め言葉として使うこともできる言葉ですし、仕事などでも売り込み文句として使いますので、比較的、見たり、聞いたりすることが多い言葉と言えるでしょう。

言葉の意味をしっかり理解することはもちろんのこと、上手に使いこなせるようになるようにしましょう。