「今度」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「今度」という言葉を知っているでしょうか。
「今度の日曜日に遊園地に行こう」という言い方もできますし、「今度の火曜日までに終わらせてほしい」などと使われることもあります。
それならば、「今度」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「今度」という言葉の意味について紹介します。
目次
- 「今度」の意味とは?
- 「今度」の読み方
- 「今度」の言葉の使い方
- 「今度」を使った言葉と意味を解釈
- 「今度」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「今度」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「今度」の英語(解釈)など
- 「今度」と「次回」の違い
「今度」の意味とは?
「今度」という言葉には主に、2つの意味があります。
- この度
- 最も近い将来
この度
何回か行われている事柄の中で今行われていること、また行われたばかりであること、この度、今回、という意味があります。
例えば、「今度の話は面白くなさそうだ」「今度という今度はもう嫌になった」と言いますね。
このような場合、行われたばかりであることや、今行われている最中のことを指します。
ただし、「今度」という言葉には近い過去と近い未来について話すこともあり、例えば「今度話し合いましょう」「今度転勤を命じられました」などと使う場合もあります。
最も近い将来
「今度」という言葉にはこの次、次回、という意味があります。
もしも「今度の日曜日に遊園地に行こう」と言えば、次の日曜日に遊園地に行こうということになります。
「今度の火曜日までに終わらせてほしい」ということであれば、この次の火曜日までにこの仕事を終わらせて欲しい、ということになるのです。
「今度」の読み方
「今度」という言葉は「こんど」と読みます。
「いまたび」などではありませんので気をつけましょう。
「今度」の言葉の使い方
「今度」という言葉は今回、あるいは最も近い将来、最近やこの頃、などを表せますので、非常に便利です。
子供が何かを欲しがった時、「今度ね」とごまかすお母さんも多いのではないでしょうか。
日常会話でもビジネスシーンでも使うことが多い表現ですので、ぜひ覚えておきたいものです。
「今度」を使った言葉と意味を解釈
ここでは今度という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「今度の日曜日」
- 「今度こそ」
「今度の日曜日」
「今度の日曜日」というのは次の日曜日、ということになります。
その日が火曜日であればそこから水木金土と挟んだ翌日が「今度の日曜日」、ということになります。
ただし、特に会話においては少々複雑な面もあり、例えば土曜日の時点で「今度の日曜日」と話した場合、翌日の日曜日ではなく、さらに1週間後の日曜日を指している可能性もあります。
そのため、ビジネスにおいては曜日だけではなく、何日のことなのか明確にしておいた方が、誤解を招かずに済みます。
「今度こそ」
「今度こそ」という表現は前回の失敗を踏まえ、次は失敗しないという気持ちを表す表現になります。
今までいろいろ失敗してきた、「今度こそ失敗したくない」、今まで失恋を繰り返してきた、「今度こそ結婚できる相手を見つけたい」、などという表現で使われます。
なかなか幸せになれないと感じている人がいろいろな方法を試し、「今度こそ幸せになりたい」と感じることもあるかもしれませんね。
「今度」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「今度」という表現を使った例文を紹介します。
- 「今度」の例文1
- 「今度」の例文2
「今度」の例文1
「お母さんはいつも今度というけれど、今度がいつなのかさっぱりわからない」
母親の中には、子供がおもちゃを欲しがったりすると「今度ね」とごまかす人もいるでしょう。
それに対し、子供の中では「今度っていつだろう」「お母さんは今度っていう言葉ばかり使う」と思っていることもあるかもしれません。
今度というのは非常に便利な表現であり、例えば子供がおもちゃを欲しがった時に「今度ね」と言えば、それは「この次ね」という意味であり、この次にこの店に来た時かもしれませんし、この次に買い物に来た時かもしれませんし、詳しい定義は無いのです。
そのため子供に対してよく使われる表現になります。
「今度」の例文2
「今度、一緒にご飯を食べに行きましょうよ」
友達と会う時、「今度ご飯食べに行こうよ」「今度飲みに行こうよ」などということもあるのではないでしょうか。
この時の「今度」というのは近い将来、という意味になります。
この時は食べに行けないけれど、この時は飲みに行けないけれど、次に会うときには食べに行こう、飲みに行こう、という表現になります。
もしも近しいわけではない友達に出会い、食べに行けたらいいね、飲みに行けたらいいね、などとお世辞でいう場合は、「近いうち」などと違う言い回しを使う人が多いのではないでしょうか。
「今度」の類語や言い換え(シソーラス)
ここでは「今度」という表現の類義語を紹介します。
- 「このたび」
- 「今回」
「このたび」
このたび、という表現は今回や「今度」という意味であり、今回や「今度」という表現を丁寧にした言い回しになります。
現在進行中の事柄を指す場合、最近起きた出来事や近々起きると分かっている出来事を指す時に使われます。
例えば、「このたびはお招きいただきありがとうございました」と使えます。
「今回」
今回というのは話題のことが今から1番近くにあるその時、という意味を指します。
この回、この度、ということであり、「今度」、という意味を持ちます。
物事の行われる時や行われた時が近い状態を示唆する場合もあります。
今の状態、もしくは現在から1番近くに起きたこと、というものを指しており、「このたび」と同じ意味を持つと思って良いでしょう。
しかし、同じことが何度も起こる場合、今回という言葉以外にも前回、次回、という表現を用います。
「今度」の英語(解釈)など
「今度」という表現を英語にすると“now”や“soon”、“next time”や“sometime”、“another time”など、シチュエーションによって様々な使い方があります。
例えば「今度食事をしようよ」ということであれば“let’s have dinner together soon.”などという言い回しが使えます。
それに対し、「今度はあなたが払ってね」というときには“next time you will pay.”といえます。
いつになるかわからないけれど「今度飲みに行こうよ」ということであれば“let’s go out for drink sometime.”と使います。
「今度」と「次回」の違い
「今度」という表現には次回という表現と意味が非常に似ています。
しかし、「今度」というのは不特定の日程を指しており、次回というのはそこまで曖昧ではなく、いつ行われるのかということが明確になっている可能性があります。
もちろん、「今度の会議で話し合いましょう」と言えばその会議がいつ行われるものなのか明確になっていますが、次回という表現にも「次回話し合いましょう」と明確になっているものに対して使う傾向があります。
それに対し、「今度」という表現はもしかしたら実現しないかもしれない日を指している可能性もあるため、「今度」という表現の方が次回という表現より曖昧な意味合いも持ち合わせます。
「今度」という表現にはよく似た言い回しに次回、今回、以外にもそのうち、近いうち、近々、などという言い回しがあります。
「今度」、次回、などという表現はビジネスでも使われますので、ぜひしっかりと覚えておきたいものです。