「貴店」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「貴店」とは、「お店・店舗のことを書面で敬っていう呼び方」です。
「貴店」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「貴店」の意味とは?
- 「貴店」の読み方
- 「貴店」の言葉の使い方
- 「貴店」を使った言葉と意味を解釈
- 「貴店」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「貴店」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「貴店」の英語(解釈)など
「貴店」の意味とは?
「貴店」の意味は、「お店・店舗のことを書面(書類)で敬っていう呼び方」や「お店・店舗に対する敬称」になります。
相手方のお店のことを敬って文書(書き言葉)で表現する時に、「貴店」という言葉が慣習的・形式的に使われます。
特に、自分が応募しようとしているお店(店舗)に持参する履歴書に書く時には、「お店・御店」ではなくて「貴店」と書くことになります。
「貴店」は会社形態(法人形態)を取っていないお店(店舗)に対して使われることが多い敬称であり、会社(法人)に対しては「貴社」の書き言葉を使用します。
「貴店」の読み方
「貴店」の読み方は、「きてん」になります。
「貴店」の言葉の使い方
「貴店」の言葉の使い方は、「お店・店舗に対する敬称として使う」という使い方が原則になります。
しかし、「貴店」は履歴書・書類(書面)の書き言葉における「お店に対する敬称」なので、口頭の話し言葉としてお店(店舗)に言及する時には、普通に「お店」という呼び方で問題ありません。
口頭(話し言葉)の「御社(おんしゃ)」に対して履歴書(書面)の「貴社(きしゃ)」という言い方があるように、口頭(話し言葉)の「お店(おみせ)」に対して履歴書(書面)の「貴店(きてん)」という言い方があるという対応関係があるのです。
例えば、「貴店に応募した動機は〜」や「貴店を日頃から利用させて頂いていて〜」などの文章で、「貴店」の言葉を使えます。
「貴店」を使った言葉と意味を解釈
「貴店」を使った言葉とその意味を解釈していきます。
- 「貴店に伺う」
- 「貴店の益々のご発展」
「貴店に伺う」
「貴店に伺う」という言葉の意味は、「そのお店がある場所に(実際に)行く」ということを意味する謙譲語の表現になります。
「伺う」という言葉は、自分をへりくだっていう「訪れる・訪問するの謙譲語」になっています。
「貴店に伺う」を「貴店に伺わせて頂きます」という丁寧な謙譲語の表現にすることによって、さらにそのお店(店舗)に対する敬意の念を強調して伝えることができます。
「貴店の益々のご発展」
「貴店の益々のご発展」という言葉は、「貴店の益々のご発展をお祈りしています」という定形的なお店(店舗)に対するあいさつ文として使われることが多い言葉になっています。
「貴店の益々のご発展」という言葉の意味は、「そちらのお店の更なるご発展・ご成長」になります。
「貴店の益々のご発展をお祈りしています」という文章にすることによって、「(陰ながら)そちらのお店の更なるご発展・ご成長を祈っています」という好意的な支持・応援の意図を失礼なく伝えることができるのです。
「貴店」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「貴店」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「貴店」を使った例文1
- 「貴店」を使った例文2
「貴店」を使った例文1
「貴店に採用された時には、初心に戻って貴店の更なる成長と発展に全力で貢献する所存です」
この「貴店」を使った例文は、「そちらのお店に採用された時には、初心に戻って貴店の更なる成長と発展のために全力で貢献する考えを持っている」ということを意味しています。
「貴店」を使った例文2
「貴店ますますご活躍の段、お慶び申し上げます」
この「貴店」を使った例文は、「そちらのお店が、ますます繁盛してご活躍しているということについて、お祝いの言葉を申し上げます」という意味になります。
「貴店ますますご活躍の段、お慶び申し上げます」というフレーズは、「貴店ますますご隆昌の段、お慶び申し上げます」と同じで、相手のお店(店舗)が繁盛して栄えていることに対するお祝いの言葉として使えます。
「貴店」の類語や言い換え(シソーラス)
「貴店」の類語(シソーラス)・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「お店・店舗・販売店」
- 「貴社」
「お店・店舗・販売店」
「貴店」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「お店・店舗・販売店」があります。
「貴店」という言葉は、「お店・店舗に対する敬称」ですから、一般的な言い方に戻せば「お店・店舗」と同じ意味になります。
「お店」の中でも代表的な営業形態が、商品・サービスなどをお客さんに売る「販売店」になります。
それらの意味から、「貴店」とほぼ同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「お店・店舗・販売店」を指摘できます。
「貴社」
「貴店」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「貴社(きしゃ)」があります。
「貴店」は会社形態を取っていない個人経営のお店に対する敬称として使われる言葉ですが、そのお店を会社・法人が経営しているという時には、履歴書・書類の上では「貴社」の言葉が使用されることがあります。
「貴社」というのは、「会社のことを敬っていう敬称・書き言葉」を意味する言葉です。
会社に対する口頭(話し言葉)の敬称は「御社(おんしゃ)」であり、履歴書・書類には「貴社」と書きます。
お店を会社が経営している時には「貴店」を、「貴社」という言葉に言い換えることができるのです。
「貴店」の英語(解釈)など
「貴店」の英語を用いた表現は、シンプルに“your shop”や“your store”になります。
英語には日本語のお店に対する敬称である「貴店」に相当する敬語はありませんから、「あなたのお店・そちらのお店」という意味で、“your shop”、“your store”だけで表せます。
米国英語では、“your shop”よりも“your store”がよく使われますが、“store”の方が「量販店・規模の大きいスーパー・複数の商品を売るお店」のニュアンスがあります。
- “I wish your store a more prosperity.”
- “I will explain the motive that I applied to your shop.”
“I wish your store a more prosperity.”
この「貴店」を使った英語は、「貴店のますますのご発展をお祈りしています」ということを意味しています。
敬意を表しているお店(店舗)に対する定形的なあいさつ文として使用することができる英文で、お店(店舗)に対するメールの末尾に書き添えることで「そのお店への敬意・応援の気持ち」を伝えられます。
“I will explain the motive that I applied to your shop.”
この「貴店」を使った英語は、「私が貴店に応募した動機について説明致します」を意味しています。
お店の店員募集に対して応募する際などに、履歴書に記載することのできる文章です。
「貴店に応募する」の英語は、“I apply to your shop”で表現することができます。
「貴店」という言葉について徹底的に解説しましたが、貴店には「お店・店舗のことを敬っていう呼び方・書き言葉」の意味があります。
「貴店」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「お店・店舗・販売店」「貴社」などがあります。
「貴店」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。