「独白」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「独白」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「独白」を使った言葉や例文、「独白」と「独り言」の違いを紹介して行きます。
さらに「独白」の類語や、英語を紹介して行きます。
目次
- 「独白」の意味とは?
- 「独白」の読み方
- 「独白」の使い方
- 「独白」と「独り言」の違い
- 「独白」を使った例文や短文など
- 「独白」の類語や言い換え
- 「独白」の英語
「独白」の意味とは?
「独白」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
テレビのワイドショーなどを見ていると、芸能人が「独白」という形でインタビューに答えるシーンを見られます。
一方で、「独白」という言葉を聞いても、何もイメージできない人もいるでしょう。
「独白」には、「心の中にあることを、独り言の形式で表すセリフ」という意味があります。
演劇などを見ていると、まず登場人物ひとりが舞台上に立ち、長々と心情をセリフにして話すシーンがあります。
このようなセリフを「独白」と言います。
インタビューで誰か一人が、まるで独り言のように自分の心情について話しをする時も「独白」と表現されます。
このように「独白」には、心の中にあることを、独り言の形式で表すセリフという意味があります。
「独白」の読み方
「独白」という言葉の読み方を紹介します。
「独白」は「どくはく」と読みます。
「どくしろ」「どっぱく」などと読み間違えないように気を付けましょう。
これを機会に「独白」は「どくはく」と読むことを覚えておきましょう。
「独白」の使い方
「独白」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
「独白」には、独り言を言うように、心情を表現するセリフという意味があるため、
そのようなセリフを言う人、または自分の心情を切々と語る人を見た時に、「独白」という言葉を使いましょう。
例えば、飲み会などで、誰かが独演会のように、恋の話や仕事の話について、心情を交えながら話すことがあります。
このような時に、「○○さんの、『独白』が始まった」などと言ってみましょう。
また、社内報などで、社員の誰かに心のうちを語ってもらう企画がある時は、「独白」して欲しいと伝えてみましょう。
「独白」と「独り言」の違い
「独白」と「独り言」は、ごっちゃになってしまいがちな言葉です。
二つの言葉には、どのような意味の違いがあるでしょうか。
「独り言」は「相手がなく、自分だけで物を言うこと」という意味があります。
「相手がいない」という点が「独白」と「独り言」の大きな違いになります。
「独白」は、周囲の人に向かって、自分の心情をセリフにして伝えるという意味があるためです。
逆に言えば、自分としては「独白」しているつもりで、聞き手がいない場合は「独り言」になります。
このように「誰かに聞かせる目的がある」のが「独白」、「相手がいない」のが「独り言」と覚えておきましょう。
「独白」を使った例文や短文など
「独白」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「独白」を文章の中に入れるコツを、例文を通じて知りましょう。
- 「独白」を使った例文1
- 「独白」を使った例文2
「独白」を使った例文1
「今月の週刊誌に、芸能人Aの、10ページに渡る『独白』が掲載されている」
この例文のように、雑誌やネットの記事などには有名人や芸能人のインタビュー記事が掲載されます。
特に注目されるような芸能人が、本当のところを語る時、「独白」というフレーズを使うことがあります。
渦中の人物が、心情を語る時などに、「独占、○○の『独白』」などの見出しが躍ります。
例えば事件の容疑者とされる人物が、特定の雑誌で心情を語る時、「独白」という大きな見出しを打つことが多いでしょう。
「独白」を使った例文2
「飲み会の二次会になると、B課長が仕事について『独白』を始めた」
この例文のB課長のように、飲み会で自分語りをする人がいます。
気付けばワンマンショーのように、いろいろなことを語る人は、まるで「独白」をしているかのようです。
聞き手としては、週刊誌の記者のように、聞き上手になって、じっくりと「独白」を聞くのがいいかもしれません。
また自分が飲み会に参加する中で、いちばん偉くなった時は、聞き手のことを考えて、なるべく独白しないよう、気を付けましょう。
「独白」の類語や言い換え
「独白」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「独白」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「うわごと」【うわごと】
- 「寝言」【ねごと】
- 「戯言」【たわごと】
「うわごと」【うわごと】
「うわごと」には、「高熱などで正気でない時に出る、意味の通らない言葉」という意味があります。
高熱を出した子供が、意味の通じない話をして、親を驚かせることがありますが、それは「うわごと」になります。
「独白」をする時に、たくさんお酒を飲んでいると、「うわごと」のように意味が通じなくなることがあります。
「寝言」【ねごと】
「寝言」は「眠っている間に、知らないうちに発している言葉」になります。
言っている本人も、起きた後は忘れている言葉です。
そのため「寝言」で何を言ったとしても、本人に罪はないでしょう。
また「寝言」に返事をしてしまうと、こちらの世界に帰ってこられなくなるという都市伝説もあるため、「寝言」は放置して、起きている人が返事をしないようにした方がいいかもしれません。
「戯言」【たわごと】
「戯言」には、「たわけた言葉、バカげた言葉」という意味があります。
明らかに間違った見解を話す人、見当違いな意見を言う人に対して「戯言は聞きたくない」などということがあります。
「独白」の英語
「独白」という言葉を英語にしたい時、どのような英語を使えばいいでしょうか。
「独白」は英語で“monologue”(モノローグ)といいます。
演劇では「独白」をするシーンが多いですが、そのようなシーンを“monologue”と呼びます。
カタカナ語の「モノローグ」も、一人語りや「独白」を意味する言葉として知られているため、知っている人も多いのではないでしょうか。
このように、「独白」は“monologue”になるため、英語を使いたい時は、この言葉を使ってみましょう。
「独白」という言葉について見てきました。
これまで「独白」という言葉を知らなかった人も、誰かが「独白」しているシーンを見た経験があると、気付いたかもしれません。
またお酒が入ると「独白」をする癖がある人もいるかもしれません。
酔いが醒めた時に恥ずかしいため、「独白」はほどほどにしましょう。