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「先達」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!

「先達」(せんだつ)とはいくつかの意味を持つ言葉です。

それでは「先達」の意味、読み方、使い方などを一緒に見ていきましょう。

先達

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「先達」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!>


目次

  • 「先達」の意味とは?
  • 「先達」の読み方
  • 「先達」の使い方
  • 「先達」を使った言葉と意味を解釈
  • 「先達」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「先達」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「先達」の英語(解釈)など
  • 「先達」の対義語


「先達」の意味とは?

「先達」の意味とは?

「先達」の意味は大きく分けて3つあります。

まず一番よく使われる意味としては他の人よりも先にその分野において経験を積んでいること、業績があること、また他の人を導く存在であることを言います。

簡単に言えば「先輩」という意味になります。

他には、山伏、一般の人が修行の為に山に入る際に、指導してくれる人のことを「先達」と言います。

また一般的な道案内をしてくれる人のことを「先達」と言うこともあります。

いずれの場合にしても、その分野で経験があり、他者を導く存在であることがわかるかと思います。

そのような人のことを「先達」と言うと覚えておきますと、理解しやすいでしょう。



「先達」の読み方

「先達」の読み方

「先達」は一般的には「せんだつ」と言いますが、「せんだち」と読む場合もあります。

意味としては同じになります。

「先達」の使い方

「先達」の使い方

「先達」の意味は複数ありますが、ある分野において先に経験している、経験者、詳しい、実績があるといった意味合いであることは共通しています。

そして、後から入ってくる人を導いてあげる存在ですから、先輩、指導してくれる人に対しての尊敬の意味を込めて使う言葉であると言えるでしょうか。

そのような人のことを「先達者」と表すことからもわかりますように、自分より目上の人であるとか、見習いたい人、先輩にあたる人に使います。

自分より経験が少ないとか、後輩格になる人に使う言葉ではありません。

「先達者の指導を仰ぐ」「この業界の先達者たち」などといったように「先輩」と同じ意味で使えば間違うことはないでしょう。



「先達」を使った言葉と意味を解釈

「先達」を使った言葉と意味を解釈

「先達」の意味が理解できたでしょうか。

「先輩」と同じ意味になると覚えておくことでわかりやすくなります。

それでは「先達」を使った言葉でよく使われるものを紹介しますので、見ていきましょう。

  • 「先達に学ぶ」
  • 「先達の知恵」

「先達に学ぶ」

「先達に学ぶ」とは簡単に言えば「先輩に教えてもらう」となりますが「先達」というのはその分野において、先に入っているだけでなく、経験を積み、実力を持っている、成果を出している優れた人という意味になります。

つまり、単なる先輩ではなく、実力のある素晴らしい先輩となるわけです。

「先達に学ぶ」と言えば、先輩を見習うという意味だけでなく尊敬の意味も込めていることになります。

「先達の知恵」

「先達の知恵」「優れた先輩の知恵」と訳すとわかりやすいでしょう。

自分たちよりも先にその分野に進み、業績を上げている、優れているわけです。

その経験を教えてもらったり、導いてもらうことはとてもありがたく、素晴らしいことなのです。

「先達の知恵」を授けてもらい、見習うことは、自分たちを高めていくことに繋がるのです。

「先達」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「先達」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「先達」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

「先達」という言葉の使い方のイメージを掴んでみてください。

  • 「先達」を使った例文1
  • 「先達」を使った例文2

「先達」を使った例文1

「人生の先達の言うことは、聞いておくものだ」

人生の先達とは、年配の人、身近なところで言えば、自分の祖父母や父母のことでもあります。

若い時は思慮が浅く、先のことなど考えていないこともあります。

そのような時に目上の人からアドバイスされることはうっとうしく、無意味なもののように聞こえるかもしれません。

しかし人生経験の長い人はそれなりの経験を積み、知恵を身につけてもいます。

経験というものは大きなものですから、人生の先達の言うことは、素直に聞いておく方が何かと自分の為になるものなのです。

「先達」を使った例文2

「険しい山道を先達は楽に歩いていく」

「先達」の意味に、山道などを先導する人、道案内人というものもあります。

その道に詳しい人、指導するといった意味合いとなりますので、この例文の場合は山道を道案内人は楽に歩いていくといった意味になるのです。

山道などは歩き慣れていない人にとってはこの上なく疲れる道と言えるでしょう。

しかし、慣れている人、体を鍛えている人にとっては平地と同じように楽に歩き、登っていけるものなのです。

「先達」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「先達」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「先達」の類語、言い換えをいくつか紹介しましょう。

  • 「開拓者」【かいたくしゃ】
  • 「案内人」【あんないにん】
  • 「始祖」【しそ】

「開拓者」【かいたくしゃ】

「開拓者」とは新しい場所に住み着く、移る人といった意味になります。

また、研究、技術、芸術といったことで新しいことを始める、支援するといった人のことでもあります。

どのような分野においてもはじめに「開拓」する人がいて、後に続く人がいるのです。

「案内人」【あんないにん】

「先達」とは道案内をしたり、修行に入ってきた人を指導するといった意味もあります。

簡単に言えば「案内人」という言葉で言い換えることができるのです。

「始祖」【しそ】

「始祖」とはある団体を作って始めた人、新しい領土の最初の移住者、研究、芸術方面において、新しいラインを開拓したり、導いたりといった人を言います。

「先達」の英語(解釈)など

「先達」の英語(解釈)など

「先達」を英語で言うのにぴったりな英語は“Pioneer”(パイオニア)でしょう。

開拓者、「先達」という意味になります。

また「先達」でも道案内人の意味の場合は“guide”(ガイド)となります。

指導者の意味合いであれば“leader”(リーダー)となります。

「先達」のどの意味で使うのかを考えて、英語を当てはめる必要があります。

「先達」の対義語

「先達」の対義語

「先達」の対義語は、まずは「先達」の意味を考えればわかります。

先に行く者、指導する者ですから、それに続く者が対義語となるわけです。

「後進に道を譲る」などと使いますように、「先達」の対義語は「後進」「後輩」などが適当でしょう。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「先達」(せんだつ、せんだち)という言葉の意味、読み方、使い方など理解できたでしょうか。

「先達に学ぶ」「先達者たちの知恵」などと文学的な表現でも使われることがありますので意味や使い方を覚えておくといいでしょう。

会話においては「先輩」と呼びかけますが、文章においては「先達」と表現することもありますし、言葉の響きもいいですので、使いこなせるようになりましょう。