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「安穏」とは?意味と使い方!類語や英語!

「安穏」とは、「心が安らかで落ち着いている状態」です。

「安穏」「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈・対義語」などについて、詳しく説明していきます。

安穏

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「安穏」とは?意味と使い方!類語や英語!>


目次

  • 「安穏」の意味とは?
  • 「安穏」の読み方
  • 「安穏」の使い方
  • 「安穏」を使った言葉と意味を解釈
  • 「安穏」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「安穏」の類語や言い換え(シソーラス)
  • 「安穏」の英語(解釈)など
  • 「安穏」の対義語


「安穏」の意味とは?

「安穏」の意味とは?

「安穏」の意味は、「心が安らかで落ち着いている状態・無事であるさま」「心静かで(心が乱れることなく)リラックスしているさま」になります。

「安穏」という言葉は、「安」の漢字が「安らかであること・安心(無事)であること」を意味していて、「穏」の漢字が「心静かであること・穏やかで落ち着いていること・感情が乱れないこと」を意味しているのです。

例えば、「安穏な日常生活が送れれば幸せです」「安穏な空気を切り裂いた事件」といった文章で、「安穏」という言葉の意味を示すことができます。



「安穏」の読み方

「安穏」の読み方

「安穏」の読み方は、「あんのん」になります。

「安穏」の使い方

「安穏」の使い方

「安穏」の使い方は、「心が安らかで落ち着いている状態にある時」「何の問題(トラブル)・不安もなく無事である場合」に使うという使い方になります。

「安穏」という言葉は、「安穏に暮らす・安穏な生活・安穏としていられない・安穏な気持ち・安穏が崩れる」などの慣用的な表現でもよく使われます。

例えば、「安穏な生活が続くと緊張感が薄れてしまう」「何の問題もない安穏な環境に浸ってばかりもいられない」などの文章で、「安穏」という言葉を正しく使用することができます。



「安穏」を使った言葉と意味を解釈

「安穏」を使った言葉と意味を解釈

「安穏」を使った言葉とその意味を解釈していきます。

  • 「安穏に暮らす」
  • 「安穏としていられない」

「安穏に暮らす」

「安穏に暮らす」というのは、「大きな変化・問題もなく心安らかに暮らすこと」「何のトラブルもなく落ち着いた心理状態で暮らすこと」を意味しています。

例えば、「毎日を安穏に暮らせることが若い頃からの夢でした」「家族で安穏に暮らしていました」などの文章で使うことができます。

「安穏としていられない」

「安穏としていられない」という言葉は、「何かやるべきことがあって、このままの落ち着いた心理状態ではいられないこと」「このままぼんやり(ゆっくり)していると、大きな危険(難しい課題)が迫ってくること」を意味しています。

例えば、「国際情勢の緊張の高まりで、安穏としていられない空気になってきました」「いつまでも安穏としていられないことは、あなたも分かっていたはずです」などの文章で使えます。

「安穏」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「安穏」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「安穏」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「安穏」を使った例文1
  • 「安穏」を使った例文2

「安穏」を使った例文1

「妻と暮らした安穏な生活の日々こそが、私にとって一番の幸せでした」

この「安穏」を使った例文は、「妻と一緒に心穏やかに過ごすことのできた生活の日々こそが、私にとって一番の幸せであった」ことを意味しています。

「安穏」を使った例文2

「予想もしていなかった犯罪に巻き込まれたことで、安穏な人生が瞬く間に崩れていきました」

この「安穏」を使った例文は、「想定外の犯罪に巻き込まれたことで、何の不安もなく心安らかに生きてきた今までの人生が、あっという間に崩れた」ということを意味しています。

「安穏」の類語や言い換え(シソーラス)

「安穏」の類語や言い換え(シソーラス)

「安穏」の類語(シソーラス)や言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「平穏無事」
  • 「ほのぼの・まったり」
  • 「ぬくぬくした・弛緩した」

「平穏無事」

「安穏」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「平穏無事(へいおんぶじ)」があります。

「平穏無事」の四字熟語の意味は、「特別に変わったことや問題もなく穏やかであるさま」になります。

「平穏無事」とは、何も問題やトラブルが起こっていなくて、穏やかで無事なことを意味する言葉です。

心安らかで落ち着くを意味する「安穏」の類語(シソーラス)として、「平穏無事」が上げられます。

「ほのぼの・まったり」

「安穏」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「ほのぼの・まったり」があります。

「ほのぼの」とは、「牧歌的で心がほのかに温まるさま」を意味する言葉です。

「まったり」の意味は、「焦ったり不安になったりすることがなく、心静かに安らいでいる状態」になります。

心静かに落ち着いているさまを示す「安穏」は、「ほのぼの・まったり」という言葉に言い換えることができるのです。

「ぬくぬくした・弛緩した」

「安穏」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「ぬくぬくした・弛緩した」があります。

「ぬくぬくした」の言葉は、「厳しさ・問題がなくて周囲に守られて平和なさま」を意味しています。

「弛緩した」というのは、「特別な問題・緊張する出来事がなくて、気持ちがまったりして緩んでいること」を意味しています。

問題がなくて気持ちが安らいでいる状態を意味する「安穏」のシソーラスとして、「ぬくぬくした・弛緩した」を指摘することができます。

「安穏」の英語(解釈)など

「安穏」の英語(解釈)など

「安穏」という言葉を意味する英語は、“peaceful”(平和な・穏やかな)、“quiet”(静かな)、“calm”(穏やかな・温和な)、“tranquil”(平穏な・落ち着いた)などになります。

  • “The present age of Japan without war is about peaceful times(calm times).”
  • “I would like to live a tranquil and quiet life.”

“The present age of Japan without war is about peaceful times(calm times).”

この「安穏」を使った英語の例文は、「戦争のない日本の現代は、おおむね安穏な時代です」を意味しています。

「安穏」という言葉は“peaceful”“calm”だけではなく、平穏なさまを意味する"tranquil"という形式的な単語でも表現することができます。

“I would like to live a tranquil and quiet life.”

この「安穏」を使った英語の例文は、「私は安穏な生活(人生)を送りたいと思っています」ということを意味しています。

「安穏な生活」「穏やかで静かな生活」ということで、“a tranquil and quiet life”という英語で表現することができます。

「安穏」の対義語

「安穏」の対義語

「安穏」の対義語は、「不穏(ふおん)」になります。

「不穏」という言葉の意味は、「穏やかでないこと・落ち着いていないこと」になります。

心理状況や周囲の情勢などが不安定になっていて穏やかでないこと、心・気持ちが落ち着かないことを意味しているのが「不穏」という言葉なのです。

心安らかで落ち着いている状態を意味する「安穏」とは反対の意味を持つ対義語として、「不穏」の言葉を上げることができます。

icon まとめ

「安穏」という言葉について徹底的に解説しましたが、安穏には「心が安らかで落ち着いている状態」などの意味があります。

「安穏」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「平穏無事」「ほのぼの・まったり」「ぬくぬくした・弛緩した」などがあります。

「安穏」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。