「弄って」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「弄って」とは、「手で触ったり撫で回したりしてもてあそんで」や「興味・趣味で集めたり手を加えて」を意味する言葉です。
「弄って」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「弄って」の意味とは?
- 「弄って」の読み方
- 「弄って」の使い方
- 「弄って」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「弄って」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「弄って」の英語(解釈)など
「弄って」の意味とは?
「弄って」には、以下のような意味があります。
「弄って」はラ行五段活用の動詞「弄る」の促音便の連用形に、接続詞の「て」がついた言葉です。
- 「弄って」の意味1:手で触ってもてあそぶ
- 「弄って」の意味2:趣味としてやる
- 「弄って」の意味3:物事を少し変える
- 「弄って」の意味4:からかう・笑いの対象にする
「弄って」の意味1:手で触ってもてあそぶ
「弄って」の意味は、「手で触ったり撫で回したりしてもてあそんで」になります。
「弄って」のもっとも一般的な意味が、「手で触ってもてあそぶこと」なのです。
例えば、「手先でいつもハンカチを弄っている」などの文章で、この意味で使うことができます。
「弄って」の意味2:趣味としてやる
「弄って」の意味は、「本格的にではなく趣味としてやること」や「仕事ではなく遊びとしてふれていること(手を加えていること)」になります。
例えば、「趣味で盆栽を弄っているだけです」や「休日には愛車を磨いて弄っています」などの文章で使われます。
「弄って」の意味3:物事を少し変える
「弄って」の意味は、「物事を少しだけ変えたり(何か手を加えたり)、動かしたりすること」になります。
例えば、「このサクソフォーン(サックス)はどこか弄っているのでしょうか?」や「自動車は自分で勝手に弄っていると、売りたい時に中古の買取価格が下がることがあります」などの文章でこの意味を示すことができます。
「弄って」の意味4:からかう・笑いの対象にする
「弄って」の意味は、「笑いの対象にしてからかったりいじめたりすること」や「面白半分に人をネタにして、相手を馬鹿にしたりからかったりすること」になります。
例えば、「集団の中で劣位の人を、過度に弄っているといじめになります」や「人を弄ってからかう時には、そのいじりに傷ついてつらいと思う人もいることを忘れないでください」などの文章でこの意味を示すことができます。
「弄って」の読み方
「弄って」の読み方は、「いじって」になります。
「弄って」は、「まさぐって」と読むこともあります。
「弄って(まさぐって)」の読み方の時には、「手の先でいじくる・手でもてあそぶ・手先であちこち探す」の意味合いが強くなります。
「ポケットの中を弄って(まさぐって)小銭を探す」などの文章でよく使われます。
「弄って」の使い方
「弄って」の使い方は、「手元で人形ばかり弄っている」のように、「何かを手で触ったり撫で回したりしてもてあそんでいる時」に使うという使い方になります。
「仕事ではなく趣味でやっている場合」にも、「趣味のDIYのために電動工具を弄っています」や「車関連の機械・道具を弄っています」といった文章で使えます。
「悪ふざけで人をからかったり馬鹿にしている時」にも、「弄って」の言葉を使います。
例えば、「クラスで大人しい友達を弄っていて泣かしてしまいました」などの文章で使用することができます。
「弄って」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「弄って」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「弄って」を使った例文1
- 「弄って」を使った例文2
「弄って」を使った例文1
「子供のおもちゃを弄っていたら、そのおもちゃの部品の一つを無くしてしまいました」
この「弄って」を使った例文は、「子供のおもちゃを手であちこち触っていたら、そのおもちゃの部品の一つを無くしてしまった」ということを意味しています。
この例文の「弄って」は、「手で適当に触ること」の意味です。
「弄って」を使った例文2
「休日の日には、マフラーを交換したり外装を塗り替えたりして、好きなバイクを弄っています」
この「弄って」を使った例文は、「休日の日に、マフラーを交換したり外装を塗り替えたりして、好きなバイクに趣味で色々と手を加えている」ということを意味しています。
この例文の「弄って」は、「(本格的な仕事ではなくて)趣味で色々と手を加えること」の意味になっています。
「弄って」の類語や言い換え(シソーラス)
「弄って」の類語や言い換え(シソーラス)について、分かりやすく解説していきます。
- 「触れて・いじって」
- 「もてあそんで・まさぐって」
- 「からかって・ちょっかいを出して」
「触れて・いじって」
「弄って」の類語(シソーラス)として、「触れて・いじって」があります。
「弄って」とは、「手であちこち触ること・手先でいじくること」を意味しています。
「いじって」とは、「手先であちこち適当に触って」を意味する言葉です。
その意味から、「弄って」とほぼ同じ意味合いを持つシソーラスとして、「触れて・いじって」を指摘できるのです。
「もてあそんで・まさぐって」
「弄って」の類語・言い換えとして、「もてあそんで・まさぐって」があります。
「もてあそんで」は、「物・人を手の中で自分の好きなように触ったり撫でたりすること」を意味しています。
「まさぐって」の意味は、「手先でいじりながら探すこと」になります。
手で触りながらもてあそぶことを意味する「弄って」は、「もてあそんで・まさぐって」の言葉に言い換えることができるのです。
「からかって・ちょっかいを出して」
「弄って」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「からかって・ちょっかいを出して」があります。
「弄って」の意味として、「笑いの対象(ネタ)にして、その人をからかったり馬鹿にしたりして」があります。
「からかって」は「相手が嫌がることを言って面白がって」を意味していて、「ちょっかいを出して」は「相手に余計な手出し・干渉をして」を意味しています。
それらの意味から、人に余計な干渉をしてからかう「弄って」のシソーラスとして、「からかって・ちょっかいを出して」が上げられるのです。
「弄って」の英語(解釈)など
「弄って」を意味する英単語は、“touch”(触れる)“finger”(指で触れる)“fumble”(手探りする・いじくる)などになります。
「弄って」を意味するイディオムとしては、“play(toy) with〜”、“monkey(fiddle) about with〜”、“mess(fool) with〜"、“tamper with〜”で、「弄って」を表現できます。
「弄って」を「人をからかって笑いものにする」の意味で使う時には、“make a monkey of〜”が使えます。
- “I fumbled in my pocket for my small coins.”
- “The wicked boy mada a monkey of my sister.”
“I fumbled in my pocket for my small coins.”
この「弄って」を使った英語の例文は、「私は小銭を探してポケットの中を弄っていました」を意味しています。
「手先でいじりながら探すこと」を意味する「弄って」は、“fumble”という英単語で表現することができます。
“The wicked boy mada a monkey of my sister.”
この「弄って」を使った英語の例文は、「その意地悪な少年は、私の妹を弄ってからかいました」を意味しています。
「〜をからかって笑いの対象にする」を意味する「弄って」は、“make a monkey of〜”や“play a joke on〜”(〜について冗談を言って遊ぶ)“make fun of〜”で表現できます。
「弄って」という言葉について徹底的に解説しましたが、弄ってには「物・人に触れて動かしたり、何か手を加えたりして」や「人を笑いの対象にしてからかったり馬鹿にしたりして」などの意味があります。
「弄って」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「触れて・いじって」「もてあそんで・まさぐって」「からかって・ちょっかいを出して」などがあります。
「弄って」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。