「お三方」とは?意味と使い方!四人の場合や類語や英語を紹介!
「お三方」とは、「三名様・三人の人たちを敬っていう言葉」になります。
「お三方」の「意味・読み方・使い方・四人以上の呼び方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「お三方」の意味とは?
- 「お三方」の読み方
- 「お三方」の使い方
- 二人は「お二方」、三人は「お三方」。四人以上は?
- 「お三方」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「お三方」の類語や言い換え(シソーラス)
- 「お三方」の英語(解釈)など
- 「お三方」は敬語になる?
「お三方」の意味とは?
「お三方」とは、「三名様・三人様・三人の人たちを敬っていう言葉」になります。
一定の敬意を払うべき三名(三人)の人たちが現場・お店・取引先などにやってきた状況などで、「お三方」という表現をすることがあります。
日本語の語用では「三人様・三名様」を、より丁寧に表現する言葉が「お三方」になります。
「お三方」の読み方
「お三方」の読み方は、「おさんかた」になります。
「お三方」の使い方
「お三方」の使い方は、「三人(三名)の連れ立っている人たち・三人の一緒に行動している人たち」を敬って指し示したい時、言及したい時に使うという使い方になります。
例えば、旅館・料亭などの接客対応において「お三方はこちらのお部屋にどうぞお入りください」といった使い方をすることができます。
何らかのテレビ番組・ラジオ番組・討論会・イベントなどに三人の方々が招かれている時(参加する予定になっている時)にも、「お三方のご入場です」や「本日はお三方から貴重なお話を聞かせて頂きます」「お三方が今、こちらの会場(現場)に到着されました」などのような文章で、「お三方」の言葉を正しく使用することができるのです。
二人は「お二方」、三人は「お三方」。四人以上は?
四人以上の人々を丁寧に言い表したい時には、以下のような敬語的な表現をすることができます。
四人は「御四名様(ごよめいさま)・御四人様(ごよにんさま・およたりさま)」になります。
五人は「五名様(ごめいさま)・五人様(ごにんさま・いつたりさま)」になります。
六人は「六名様(ろくめいさま)・六人様(ろくにんさま・むつたりさま)」になります。
ただし、一般的には四人以上になると「四名様・五名様・六名様・七名様……」というように、「○名様」と呼ばれることがほとんどです。
「○名の方々・皆様」という言い方をしても良いでしょう。
「お三方」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「お三方」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「お三方」を使った例文1
- 「お三方」を使った例文2
「お三方」を使った例文1
「お三方がいらっしゃいましたので、早速、本年度の学校運営を策定する会議を始めたいと思います」
この「お三方」を使った例文は、「(到着予定の)三名様・三名の方々がいらっしゃいましたので、早速、本年度の学校運営を策定する会議を始めたいと思います」という意味になります。
この例文の「お三方」は、学校運営を話し合う会議に参加する予定だった三名の人たちを意味しています。
「お三方」を使った例文2
「今回は出版業界に精通しているお三方をお招きしていますので、貴重なご意見を聞かせて頂きます」
この「お三方」を使った例文は、「今回は出版業界に精通している三名様(有識な三人の方々)をお招きしていますので、貴重なご意見を聞かせて頂きます」という意味になります。
この例文の「お三方」は、「テレビ番組・ラジオ番組や講演会・討論会などに参加する三人の有識者の方々」を指し示しているのです。
「お三方」の類語や言い換え(シソーラス)
「お三方」の類語や言い換え(シソーラス)には、どのようなものがあるのでしょうか?「お三方」の類語(シソーラス)・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「三人様」
- 「三名様」
- 「三人(三名)のお連れの方々」
「三人様」
「お三方」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「三人様」があります。
「お三方」という言葉は、「三人・三名の人々」を敬って表現する言葉ですが、より一般的な言葉としては「三人様」という言い方があります。
三人の人たちを丁寧に指し示す「お三方」の類語(シソーラス)として、「三人様」を上げることができるでしょう。
「三名様」
「お三方」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「三名様」があります。
「お三方」という言葉は、「三人・三名の人々」を敬って表現する言葉であり、「三人様」を丁寧にしたものになります。
「三人様」と同じ意味を持つ一般的な言葉として「三名様」もあり、飲食業界の接客用語としては「三名様・ご三名様」という言い方の方が定着しています。
三人の人々を丁寧に指示する「お三方」は、「三名様」という言葉で言い換えることができるのです。
「三人(三名)のお連れの方々」
「お三方」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「三人(三名)のお連れの方々」があります。
「お三方」という言葉には、「三人のお連れの人たち」や「一緒にいる三名の方たち」といったニュアンスがあります。
テレビ番組や講演会などで「本日はお三方をお招きしています」という時には、「三人(三名)のお連れの方々」という意味合いになります。
そのため、「お三方」の類語(シソーラス)として、「三人(三名)のお連れの方々」という言葉を上げることができるのです。
「お三方」の英語(解釈)など
「お三方」という言葉を意味する英単語は、“three people”(三人・三名の人たち)“three”になります。
- “How many in your party(in your group)? Are you three?”
- “We will show you three people.”
“How many in your party(in your group)? Are you three?”
この「お三方」を使った英語の例文は、「お客様は何名様でしょうか?お三方(三名様)でしょうか?」を意味しています。
英語には人数の呼び方について特別な敬語はないので、「お三方」は"three"だけでも十分に問題なく通じます。
“We will show you three people.”
この「お三方」を使った英語の例文は、「(接客業などで)三名様をご案内します」になります。
「お三方」の言葉は、“three people”の英語でシンプルに表現できます。
「お三方」は敬語になる?
「お三方」は、日本語の語用・慣用では「三人様・三名様」をより丁寧に表現する言葉とされているので、「お三方」は敬語として使用することができます。
「お三方」という言葉は「三人様・三名様」を意味する「三方」に、尊敬の意味を表す接頭語の「お(御)」がついているため、「お三方」は敬語として解釈できるのです。
ただし、「いつもの三人組」や「おなじみの三人が連れ添っている」という意味合いで、ちょっとふざけた感じ(親しみのあるおちゃらけた感じ)で「お三方(お三方がようやくお出ましになりましたなど)」ということがあるので、かしこまった敬語かどうかは文脈・関係・状況によって変わってくる点に注意が必要です。
「お三方」という言葉について徹底的に解説しましたが、お三方には「三名様・三人の人たちを敬っていう言葉」などの意味があります。
「お三方」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「三人様」「三名様」「三人(三名)のお連れの方々」などがあります。
「お三方」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。