「選ぶ」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「選ぶ」、という言葉は日常でもビジネスでも使われる表現ですよね。
それならば、「選ぶ」という意味合いをきちんと理解しているでしょうか。
ここでは「選ぶ」という表現について紹介します。
目次
- 「選ぶ」の意味とは?
- 「選ぶ」の読み方
- 「選ぶ」の使い方
- 「選ぶ」を使った言葉と意味を解釈
- 「選ぶ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「選ぶ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
- 「選ぶ」の英語(解釈)など
- 「選ぶ」と「選択」は同じ意味?
「選ぶ」の意味とは?
「選ぶ」という言葉は特定の方法で行動することが適当である、妥当であると思う、いくつかのものの中で条件にかなうものを決める、多くの中から目的や基準にかなうものを選択する、という意味があります。
選択する、という表現も同等の意味を持ち、例えば消費者として「お店を選ぶ」、「商品を選ぶ」、などといった言い回しがあります。
あるいは、どこの学校に進学するか、どこの会社に就職するか、人生は色々と選んでいかなければいけません。
たまには誤った選択をしてしまうこともあるかもしれません。
そのような中で何を選んでいくのか、学んでいく場合もあります。
特に子供の場合、間違った選択をしながら何が適切なのか、学んでいくのです。
「選ぶ」の読み方
「選ぶ」という表現は「えらぶ」と読みます。
これは常識として覚えておきたい読み方です。
「選ぶ」の使い方
「選ぶ」という表現は、様々な選択肢がある中からどれが適切か考える、という時に使います。
例えば中学3年生になると、どこの高校に行こうか選ばなければなりません。
「勉強面で選ぶ」のか、「部活で選ぶ」のか、様々な基準があります。
あるいは受験で高校に行くのか、推薦で行くのか、ということも考えなければいけません。
大学に行く時にはそもそも大学が良いのか就職が良いのか選ばなければいけませんし、大学に行くのであれば自宅から通うのか、一人暮らしをするのか、考えなければいけませんね。
何を勉強したいかだけではなく、大学のレベルや学費によって決断が左右されることもあるでしょう。
自分だけの希望ではなく、場合によっては両親や学校の先生の話も聞かなければいけません。
大学を卒業したら、今度は就職先を選びます。
このように、人間の人生には様々な選択があり、道を選んでいかなければいけません。
あらゆる場面で「選ぶ」という表現が使えます。
「選ぶ」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「選ぶ」という言葉を使った言い回しを紹介します。
- 「人を選ぶ」の意味
- 「自分で選ぶ」の意味
「人を選ぶ」の意味
「人を選ぶ」、というのはできる場合とできない場合の落差が大きい様子を指しています。
苦手な人は本当にできない、という時に「人を選ぶ」、という表現が使えるのです。
基本的には人間がものを選びますが、例えば美術などでは「人を選ぶ作品」と言われることがありますね。
例えば、スポーツカーなどの中でも極めてマニアックな人しか乗れないような車の場合、「ドライバーを選ぶ車」などと表現されることもあります。
賛否両論がある場合、好き嫌いが分かれる場合、得意不得意が分かれる場合などに「人を選ぶ」という表現が使えます。
「自分で選ぶ」の意味
「自分で選ぶ」、という表現は人に選んでもらうのではなく、あるいは人に自分の決断を左右されることなく、自分でどれが良いか「選ぶ」、ということになります。
例えば結婚相手を「選ぶ」時はどのように「選ぶ」でしょうか。
日本国憲法によれば結婚は両性の合意によってのみ成り立つとされていますが、それでも家族らの賛成や反対の意見を聞かなければいけない場合もあります。
それなりの家柄の人でなければ反対されることもあるでしょうし、幸せならば誰でも良いと言ってもらえることもあるでしょう。
「自分で選ぶ」というのは最終的に自分が満足したものを「選ぶ」、ということです。
誰かに決めてもらったり、誰かに意見を左右されることなく、仮に誰かからの助言をもらったとしても、自分で満足できる選択ができたのであれば自分で選んだといえます。
「選ぶ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「選ぶ」という表現を使った例文を紹介します。
- 「選ぶ」を使った例文1
- 「選ぶ」を使った例文2
「選ぶ」を使った例文1
「大学は自分で選べなかったから、就職先こそは自分で選びたい」
自分で「選ぶ」という事は簡単なようですが、実は難しい事でもあります。
家族はいろいろ心配しますので、どうしても子供の選択肢には口を出してしまいますよね。
その結果、親が決めたも同然になってしまうことも珍しくはありません。
また、大学はお金がかかりますから、「子供には自宅から通って欲しい」「できればこの大学は避けて欲しい」などという希望もあるでしょう。
その結果、親の意見を尊重した大学を「選ぶ」子供も多く、それに対して不満を持つこともあるでしょう。
最近では奨学金を使って大学に行く人も増えていますが、やはり金銭的な負担を考えると、親の意見は聞き入れる、という人も珍しくありません。
そのような影響もあり就職先は自分で選びたいと考える人もいます。
「選ぶ」を使った例文2
「病院をしっかり選んだほうがいいよ、医者によっていうことが違うから」
最近はセカンドオピニオンという言葉が一般的になりつつあります。
体に不調を覚えて病院に行っても、医者によっていうことが違う、いきなり深刻な病名を指摘されたり、なんともないと言われてしまってどうしたら良いのかわからない、などという場合は他の医者に診察してもらい、判断を仰ぐという選択も大切です。
確かに、病院はどこも同じだと思うかもしれませんが、医者を「選ぶ」事は大切です。
「選ぶ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
ここでは「選ぶ」という表現の類義語を紹介します。
- 「選り好みする」【えりごのみする】
- 「チョイスする」【ちょいすする】
- 「決める」【きめる】
「選り好みする」【えりごのみする】
選り好みする、という表現は自分が好きなものだけを選び取る、ということになります。
例えば、仕事を選り好みする人は自分がやりたくないと思う仕事は引き受けません。
やりたいと思う仕事、関心を持つ仕事、あるいは自分の評価につながる仕事だけ「選ぶ」傾向にあります。
「チョイスする」【ちょいすする】
チョイスする、という表現は複数あるものの中から一部を「選ぶ」、ということになります。
これは英単語であるchoiceから来たものですが、この英単語そのものは名詞になりますので、注意が必要です。
チョイスするという表現を英語で使ったら、察してもらえる可能性は十分にありますが、通じない可能性もあります。
「決める」【きめる】
決める、というのはこれで動かないという事を選び取る、あるいは決定的な状態にする、ということです。
確実ではないことや確定されていない物事をはっきりさせる、という意味もありますし、決定する、という意味もあります。
例えばどのネクタイにするか決める、結婚相手を決める、などといった言い回しがあります。
「選ぶ」の英語(解釈)など
「選ぶ」という表現を英語にすると、“choose”、“select”、“pick”という3つの表現が考えられます。
自分の好みを表に出して決める場合は“choose”が使われることが多く、何かの役職などに適した人材を「選ぶ」場合などはselectが使われる傾向にあります。
それに対し、カジュアルな表現で使いたい場合はpickが多く使用されます。
- 「人を選ぶ」の英語
- 「自分で選ぶ」の英語
「人を選ぶ」の英語
「人を選ぶ」、という表現は“choose a personやchoose people”といった表現が使われます。
もしも好き嫌いが分かれる、得意不得意が分かれる、ということであれば“This is not for everyone.”で良いでしょう。
例えば、「この映画は好き嫌いが分かれる」というのであれば“This movie is an acquired taste.”と表現できます。
「自分で選ぶ」の英語
「自分で選ぶ」、という表現は“pick your own、make one's own decision”といった言い回しが可能です。
例えば結婚相手を選び、周りから「本当にあの人でいいの?」と言われて「自分で選んだ人だから!」と言いたい場合は“I made my own decision.”や“I chose him myself.”と表現できます。
「選ぶ」と「選択」は同じ意味?
「選ぶ」という表現と選択するという表現は極めて似たような意味を持ちますが、少しばかり意味が異なります。
選択するという表現は様々な選択肢の中から最善のものやベストなものを「選ぶ」、といったニュアンスがあり、空席や空のポジションに入る最適、あるいは最善の選択肢を「選ぶ」、といったニュアンスになります。
英語でいうと“select”になります。
それに対して「選ぶ」、という表現は自分が望む、というニュアンスが強く、選ばれなかった選択肢には選ばれなかった理由がある、という意味になります。
この場合は“choose”という英単語が適切です。
「選ぶ」と一言で言っても自分が好きで「選ぶ」というニュアンスもありますし、適切なものを「選ぶ」、という場合もあります。
いずれにせよ、何かを「選ぶ」ときには自分なりの基準があるわけですから、後で後悔がないようにしたいものですね。