「梅雨前線」とは?意味と分かりやすく解説!英語を紹介!「停滞前線」も解説
「梅雨前線」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「梅雨前線」を使った例文や、「梅雨前線」を引き起こす気団などについても紹介して行きます。
さらに、「梅雨前線」と他の前線の違いや「梅雨前線」の英語を紹介して行きます。
目次
- 「梅雨前線」の意味とは?
- 「梅雨前線」の読み方
- 「梅雨前線」の使い方
- 「梅雨前線」を引き起こす気団
- 「梅雨前線」を使った例文や短文など
- 「梅雨前線」と他の前線の違い
- 「梅雨前線」の英語など
「梅雨前線」の意味とは?
「梅雨前線」という言葉を知っているでしょうか。
六月頃に天気予報など見て、「梅雨前線」という言葉を耳にした事がある人もいるでしょう。
もちろん「梅雨前線」という言葉の意味をまるで知らない人もいるでしょう。
「梅雨前線」とは、「六月に雨が降り続く時期、いわゆる『梅雨』と呼ばれる時期に、日本上空に停滞する前線の事」を指します。
「梅雨前線」は日本周辺の上空に留まり、南から北にかけて徐々に移動する間、日本中に雨を降らせ続けます。
このように「梅雨前線」には、梅雨の季節に日本上空に停滞し、雨を降らせる前線という意味があります。
「梅雨前線」の読み方
「梅雨前線」の読み方を紹介します。
「梅雨前線」は「ばいうぜんせん」と読みます。
「梅雨」は「つゆ」という読み方もしますが、「梅雨前線」という言い方をする時は、「ばいう」と読み、「梅雨前線」は「ばいうぜんせん」と読みます。
「つゆぜんせん」と読み間違えないように気を付けましょう。
「梅雨前線」の使い方
「梅雨前線」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「梅雨前線」は、梅雨の時期に日本の上空に停滞し、雨を降らせる前線の事を言います。
そのため、梅雨の季節になり、天気について話す時は「梅雨前線」という言葉を使い話をしてみましょう。
「上空の梅雨前線のせいで、雨が止みませんね」とか、「梅雨前線が、徐々に南から北に移動していますね」などという感じです。
また、「なぜ梅雨になるのか」という話になった時、原因として「梅雨前線」がある事を周囲の人に知らせる時にも、「梅雨前線」という言葉を使ってみましょう。
「梅雨前線」を引き起こす気団
続いて「梅雨前線」を引き起こす原因と呼ばれる気団を紹介します。
「小笠原気団」と「オホーツク海気団」について知りましょう。
- 暖気団「小笠原気団」【おがさわらきだん】
- 寒気団「オホーツク海気団」【おほーつくかいきだん】
暖気団「小笠原気団」【おがさわらきだん】
「小笠原気団」は日本の南東エリア、太平洋の海上に発生する、海洋性熱帯気団の事です。
高温多湿という特徴があります。
この気団の影響で形成される高気圧の事を「小笠原高気圧」と言います。
寒気団「オホーツク海気団」【おほーつくかいきだん】
「オホーツク海気団」は日本の北方にある海、オホーツク海に発生する、海洋性寒帯気団の事を指します。
日本には6月から9月の間に現れて、日本列島の天候に強い影響を及ぼします。
「梅雨前線」を使った例文や短文など
次に「梅雨前線」を使った例文や短文を紹介します。
「梅雨前線」を文章に組み込むコツを覚えましょう。
- 「梅雨前線」を使った例文1
- 「梅雨前線」を使った例文2
「梅雨前線」を使った例文1
「六月に入ると『梅雨前線』の影響で、日本中に大雨が降る」
この例文のような話を、六月に入る頃、日本の様々なテレビやネットニュースで目にする事になるでしょう。
毎年六月頃、毎日のように雨が降る原因は、「梅雨前線」にあるからです。
桜が咲く時期を示す「桜前線」は、笑顔で語られる事が多いのに対し、「梅雨前線」は、少し嫌な顔で伝えられることが多いかもしれません。
「梅雨前線」を使った例文2
「日本の天気は『梅雨前線』の影響を受けている」
この例文のように、日本の天気は、様々な上空の気団の影響を受けています。
そして「梅雨前線」の影響で、日本中に相当な量の雨を降らせます。
あらためて例文のような文章を見ると、地球上の不思議、自然の驚異を感じざるを得ません。
「梅雨前線」と他の前線の違い
「梅雨前線」と他の前線には、どのような違いがあるでしょうか。
「停滞前線」「秋雨前線」という二つの前線との違いに注目してみましょう。
- 「梅雨前線」と「停滞前線」の違い
- 「梅雨前線」と「秋雨前線」の違い
「梅雨前線」と「停滞前線」の違い
「梅雨前線」と「停滞前線」には、どのような違いがあるでしょうか。
「停滞前線」は、ほとんど同じ位置にとまっている前線という意味があります。
「停滞前線」はほぼ動かず、その前線上に低気圧が発生するという特徴があります。
「梅雨前線」も「停滞前線」のひとつのため、「停滞前線」の中のひとつとして「梅雨前線」があるというように覚えておきましょう。
「梅雨前線」と「秋雨前線」の違い
続いて「梅雨前線」と「秋雨前線」の違いに注目してみましょう。
「秋雨前線」は「あきさめぜんせん」と読みます。
「あきあめぜんせん」と読まないように注意しましょう。
「秋雨前線」は、秋に雨をもたらす前線の事です。
停滞し長雨をもたらすという点で、「梅雨前線」と似ていますが、季節が九月から十月と、「梅雨前線」が活動する六月とは時期がずれているため、見分けるのが簡単です。
このように六月頃に長雨をもたらすのが「梅雨前線」で、九月ごろに長雨をもたらすのが「秋雨前線」と覚えておくといいでしょう。
「梅雨前線」の英語など
梅雨の季節になると、長雨にイライラする人が増えます。
このイライラを海外に住む友達に伝える時、どのような英語を使えばいいでしょうか。
そこで、「梅雨前線」を英語にした表現を紹介します。
「梅雨前線」を英語にすると“Bai‐u front”(バイウフロント)になります。
“Ba -u”はまさに「ばいう」つまり、「梅雨」を意味し、" front"は「前線」を意味します。
そのため“Bai‐u front”は「梅雨前線」という意味があります。
また「梅雨前線」を英語にすると“a seasonal rain front”(アシーズナルレインフロント)にもなります。
“a seasonal rain front”には「雨の降る季節の前線」という意味があり、転じて「梅雨前線」になるためです。
このように「梅雨前線」はいくつかの英語に直す事ができます。
梅雨のイライラを、英語圏の友達に伝え立ち時などに、「梅雨前線」の英語表現をメールなどに書いて送ってみましょう。
「梅雨前線」という言葉について見てきました。
梅雨の時期になると、天気予報で「梅雨前線」という言葉がたびたび登場しますが、どのような内容なのか、説明を聞かなくても分かるようになったのではないでしょうか。
仲の良い友達などに、梅雨に大雨が降るのはなぜか、その理由を「梅雨前線」という言葉を使って説明してみましょう。