「新緑」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「新緑」の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「新緑」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
さらに「新緑」の類語や英語、「新緑」と「深緑」の違いについて、紹介して行きます。
目次
- 「新緑」の意味とは?
- 「新緑」の読み方
- 「新緑」の使い方
- 「新緑」を使った言葉と意味を解釈
- 「新緑」を使った例文や短文など
- 「新緑」の類語や言い換え
- 「新緑」の英語
- 「新緑」と「深緑」の違い
「新緑」の意味とは?
「新緑」という言葉を知っているでしょうか。
春が訪れると、風流な誰かが「新緑」という言葉を口にするかもしれません。
もちろん「新緑」という言葉の意味を知らない人もいるでしょう。
「新緑」という言葉には、「若葉の緑色」という意味があります。
多くの木々は、秋になると紅葉し、冬には枯れてしまいます。
そして春になり気温が上昇してくると、新しい葉、つまり「若葉」が芽吹き始めます。
この春になる新しい葉の色を「新緑」と言います。
夏に近づくと、濃い緑色になる葉も、若葉の頃はまだ淡い緑色をしています。
このように「新緑」には、若葉の緑色という意味があります。
「新緑」の読み方
「新緑」という言葉の読み方を紹介します。
「新緑」は「しんりょく」と読みます。
「しんろく」と読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に「新緑」は「しんりょく」と読む事を覚えておきましょう。
「新緑」の使い方
「新緑」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
まず春になり、実際に若葉が芽吹いた時期に、若葉を見て「新緑」という言葉を使います。
まだ淡いきれいな緑色だね、という意味を込めて「新緑の若葉だね」などと言います。
また、若葉の色に近い緑色が使われている絵画などを見た時に、「この緑は、『新緑』だね」などと言います。
女性はファッションアイテムに使われている、若葉のような色を見て、「新緑のワンピース」などと言ってみてはいかがでしょうか。
このように、様々な若葉の緑色を見た時に、「新緑」という言葉を使ってみましょう。
「新緑」を使った言葉と意味を解釈
続いて「新緑」を使った言葉を紹介します。
「新緑」という言葉が使いやすくなるような、便利なフレーズが登場します。
- 「新緑の候」の意味
- 「新緑の季節」の意味
「新緑の候」の意味
「新緑の候」という言い回しがあります。
「新緑の候」には「若葉が芽吹く頃」という意味があり、4月、5月頃にかけての時期を言います。
日本は縦に長く、季節が同時に訪れるわけではないため、「新緑の候」は、土地によって違いがあります。
丁寧なメールの書き出しや手紙の書き出しに、季節を表す言葉として使います。
- 「新緑の候」の意味
- 「新緑の季節」の意味
「新緑の季節」の意味
「新緑の季節」には「新緑の候」と同じように、若葉が芽吹く季節という意味があります。
「新緑の季節」の方が、一般の人たちに伝わりやすいかもしれません。
天気の良い5月頃の散歩道で、誰かと出会った時などに「新緑の季節ですね」などと挨拶してみましょう。
「新緑」を使った例文や短文など
「新緑」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「新緑」をどのように文章に組み込めばいいか、そのコツを掴みましょう。
- 「新緑」を使った例文1
- 「新緑」を使った例文2
「新緑」を使った例文1
「二人が出会ったのは『新緑』の季節だった」
この例文に登場する二人の人は、若葉が芽吹き、生い茂るまでの4月から5月頃、出会った事が分かります。
また「4月から5月くらいに、出会いました」というよりも「新緑の季節」という言い回しを使った方が、スマートで素敵な印象になります。
披露宴などの挨拶で、新郎新婦の出会いの季節を伝える時などは、このような言い回しを使うといいかもしれません。
「新緑」を使った例文2
「『新緑』の侯、みなさんいかがお過ごしでしょうか」
この例文は、「新緑の候」という定型句を使った、典型的な挨拶文のひとつです。
4月から5月頃、ビジネス上のメールを送る時、贈り物を取引先に贈る時の手紙の書き出しに、使ってみましょう。
「新緑」の類語や言い換え
「新緑」の類語や、言い換えられる言葉を紹介します。
「新緑」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「若緑」【わかみどり】
- 「鶯色」【うぐいすいろ】
- 「萌葱」【もえぎ】
「若緑」【わかみどり】
「若緑」は、「松の若葉などのみずみずしい緑色」という意味があります。
盆栽が好きな若い人が増えていますが、そのような人は松の若葉の色を「若緑」などと例えてみてはいかがでしょうか。
「鶯色」【うぐいすいろ】
日本の野鳥に「鶯」という、きれいな声で鳴く鳥がいますが、あの鳥の体の色から「鶯色」という言葉が生まれています。
英語にすると「オリーブ」になるため、食べ物のオリーブのような色と覚えておいてもいいでしょう。
「萌葱」【もえぎ】
「萌葱」には、「黄色がかった緑」という意味があります。
ファッションアイテムの中に黄色がかった緑色がある時、「萌葱色の服を着る」などという言い回しをします。
「新緑」に加えて、「若緑」や「鶯色」、さらに「萌葱」などの色を知っていると、絵を見た時、風景を見た時に感じ取れる部分が多くなるでしょう。
「新緑」の英語
「新緑」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「新緑」は英語で、“fresh verdure”(フレッシュバーダー)になります。
“fresh verdure”には「新緑」という意味があります。
また、“tender green”(テンダーグリーン)にも「新緑」の意味があります。
“tender”には「やわらかい」という意味があるため、「柔らかい緑」「新緑」という意味になります。
このように「新緑」はいくつかの英語にする事ができるため、英語に直す時のために覚えておきましょう。
「新緑」と「深緑」の違い
「新緑」と「深緑」は同じ読み方をしますし、「緑」が入った言葉です。
この二つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「深緑」には、「深い緑色」という意味があります。
「新緑」が若葉の色を意味するのに対し、「深緑」は夏の頃になり、濃い緑色に変化した葉の色を指す言葉です。
このように「新緑」は春ごろの葉の色、「深緑」は夏ごろの葉の色と使い分けるようにしてみましょう。
「新緑」という言葉について見てきました。
「新緑」は4月から5月頃にかけて、木々の緑を見た時に使う言葉です。
緑色を、いくつもの違う言葉で言い分けられるようになると、風流な人として一目置かれるようになるかもしれません。
また絵画や風景を見た時に、今までより楽しくなるでしょう。