「深く学ぶ」とは?意味と使い方!例文!類語や英語を紹介!
私達は日々、勉強することが求められているかもしれませんが、それも単純に教育を受けるということではなく、「深く学ぶ」という姿勢が必要です。
物事の1つひとつを「深く学ぶ」ことで、仕事も生活もますます充実していくことと思いますが、今回はこの「深く学ぶ」について考察して行きたいと思います。
目次
- 「深く学ぶ」の意味とは?
- 「深く学ぶ」の読み方
- 「深く学ぶ」の言葉の使い方
- 「深く学ぶ」を使った言葉と意味を解釈
- 「深く学ぶ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「深く学ぶ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
- 「深く学ぶ」の英語(解釈)・例文など
「深く学ぶ」の意味とは?
「深く学ぶ」という慣用句は日常的に使われている言葉なので、意味を考えると「じっくりと勉強する」、「1つの科目を深く掘り下げて勉強する」という解釈になるでしょう。
しかし、ここで少し踏み込んで考えてみると、「アクティブラーニング」という言葉が「深く学ぶ」ということに通じるものがあるように思えます。
「アクティブラーニング」は、この数年、教育分野で出てきた専門用語でもあるのですが、「学生が受身的に授業で学ぶのではなく、能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法」のことを指している言葉です。
学生が能動的に学ぶことによって、自ら考え思考能力を高めることを目的としており、これこそが「深く学ぶ」の真の解釈と言えるかもしれません。
「深く学ぶ」の読み方
「深く学ぶ」は「ふかくまなぶ」という読み方になりますが、普段か使われている言葉なので、問題はないでしょう。
「深く学ぶ」の言葉の使い方
「深く学ぶ」を使うケースとは、1つの科目をじっくりと勉強する場合や、物事の本当のこと(=水面下に潜んでいる内容など)を知ろうとする時に、この言葉が使われるでしょう。
「深く学ぶ」を使った言葉と意味を解釈
では、ここで「深く学ぶ」を使った言葉を解釈してみることにします。
- 「深く学ぶ歴史」の意味
「深く学ぶ歴史」の意味
「深く学ぶ歴史」とは、歴史上で起こった出来事やその年号を正確に覚えるという表面的な学び方ではなく、「歴史で起こった出来事の背景から至った結論までを学ぶ」ということになるでしょう。
「歴史を深く学ぶ」となると、「その時々にあった事象がどうして発生したのか?」、「その結果、どのような結論に至ったか?」などのことを理解することで、これからの私達の生活の参考にしていくということになり、これこそ「深く学ぶ歴史」の意義と思えるのです。
「深く学ぶ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここで「深く学ぶ」を使った例文を見ながら、具体的な活用を理解していくことにしましょう。
- 「深く学ぶ」を使った例文1
- 「深く学ぶ」を使った例文2
「深く学ぶ」を使った例文1
「僕は数学を深く学ぶことの目的が今でも理解できないのです」
この例文は「単純に数学が嫌いなので、深く学ぶ目的が分からない」ということではなく、社会人になっても、学生時代に学んだ数学を活かす機会がないので、「本当に数学を学ぶ意味があるのか?」ということを言っています。
「深く学ぶ」を使った例文2
「私は大学で日本文学を深く学ぶことで、日本語のすばらしさ、奥深さを究めたいと思っています」
私達が普段、何げなく使っている日本語を特に意識することはないでしょうが、日本文学などの分野を専攻している学生は、日本語という言葉の奥深さを知ることになるでしょう。
その時に初めて、日本語のすばらしさが分かり、感動するのかもしれません。
「深く学ぶ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
「深く学ぶ」と似たような意味を持つ言葉や慣用句には、どのようなものがあるのでしょうか?
ここで、「深く学ぶ」の類義語を挙げてみることにしました。
- 「1つのことを究める」
- 「じっくりと勉強する」
- 「眼光紙背に徹する」
「1つのことを究める」
「究める」とは、「この上ない所までの領域に達すること」という意味がありますが、「1つのことを究める」とは、「1つのテーマをじっくりと探求して、高いレベルの見識を養うこと」というような意味になります。
大学院で言えば「博士」レベルを目指して究めるということになるでしょう。
ビジネスの世界では、このように「1つのことを深く学んでいくことで、その道のプロになる」という解釈ができます。
特に社会人になると、「1つのことを究めたもの」があれば、仕事では有利になってきます。
資格取得が叫ばれている時代ですが、これもまた、「1つのことを究める」ということになるでしょう。
「じっくりと勉強する」
この言葉も平易な表現ですが、「深く学ぶ」の類義語の1つとして挙げることができますが、「表面的な勉強の仕方ではなく、1つひとつの科目に時間をかけて勉強していく」という理解になります。
高校受験・大学受験だと合格するために、できるだけ多くの過去問題を解いて試験慣れするようなテクニックもありますが、大学に入り、「ディープランニング」のように、「じっくりと勉強する」ことで、「学問を究める」ことにつながってきます。
「眼光紙背に徹する」
「深く学ぶ」の類語に「眼光紙背に徹する(がんこうしはいにてっする)」ということわざも挙げて見ました。
この言葉の意味は、「紙の裏まで見通すように、表面上では現れることがない事の真実を読み取る」ということを指しています。
「深く学ぶ歴史」でも触れましたが、物事を究めることは一般的には知られていないようなことまでも深く知ることになります。
したがって「眼光紙背に徹する」ことも、「じっくりと時間をかけて対象となっている事象やテーマを深く調べてみて、そのことの真意をつかみ取る」ということになるでしょう。
「深く学ぶ」の英語(解釈)・例文など
「深く学ぶ」を英語で表現すると、どのような言葉で訳すことができるでしょうか?
- “Learn deeply”
- “understand deeply”
“Learn deeply”
“learn deeply”という言葉が、「深く学ぶ」の英訳として表現することができます。
“learn”は「学ぶ」、“deeply”は「深く」なので直訳でもあります。
“understand deeply”
“understand deeply”も「深く学ぶ」の対訳として表現することができます。
「深く学ぶ」ことは、人生の中で自分を高めることにもつながっていきます。
学生の時代に1つのことを「深く学ぶ」ことで、得意な分野を持つことになっていきますし、社会人になると技術者でも営業でも、自分の武器となる分野を持っていることで、非常に強くなってきます。
但し、このことは何処かの時点で終わるものでなく、一生続けるべきで、自分を今よりステップアップさせて進化するために、「深く学ぶ」姿勢はずっと持ち続ける必要があります。