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「賄う」とは?意味と使い方!例文!類語や英語を紹介!「賄う」と「補う」の違い

賄うは、何となくそのような意味だと考えて使っているような場面も多く見られるので、ここできちんとした意味や使い方を覚えておきましょう。

賄う

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「賄う」とは?意味と使い方!例文!類語や英語を紹介!「賄う」と「補う」の違い>


目次

  • 「賄う」の意味とは?
  • 「賄う」の読み方
  • 「賄う」の言葉の使い方
  • 「賄う」を使った言葉と意味を解釈
  • 「賄う」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「賄う」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「賄う」の英語(解釈)・例文など
  • 「賄う」と「補う」の違い


「賄う」の意味とは?

賄うとは、必要な分まで増やして調整するという意味で使う言葉です。

間違えて使われているケースで多いのは、単に「増やす」という意味で用いている場合です。

何かを「賄う」と使う場合には、「必要な(になる)分まで」というニュアンスが含まれていないといけません。

「遣った分を賄う」といった使い方なら分かりやすいですが、「給料で賄う」と言った場合には、単に給料から支払うという意味に捉えられがちです。

この場合の正しい意味は、「何かの不足分に対して、給料を遣って調整する」となります。



「賄う」の読み方

「賄う」は、「まかなう」と読んでください。

漢字ではこの言葉が分からなかった人も、この読み方を聞けば分かる場合も多いでしょう。

「賄」の字は、「賄賂」(わいろ)にも使われている為、いいイメージが湧かない言葉かも知れませんが、「賄う」自体に悪い意味は何もありません。

ただし、「賄」の一文字だけだと、「密かに贈り物をする」という意味があり、あまりいい意味はないという点も合わせて覚えておきましょう。

「賄う」の言葉の使い方

賄うは、必要な分まで何とかするという意味で使います。

その対象は、金銭の額や物品の数、何かの量、そして人数の場合まで、色々なシチュエーションで使える言葉です。

必要になる分まで加えて調整することなので、それ以上にまで増やす(増える)場合や、逆に減らして調整するようなケースに使うことはできません。



「賄う」を使った言葉と意味を解釈

賄うを使ったよく見る表現です。

この言葉の意味が正しく分かっていれば、特に難しいものはないでしょう。

  • 「生活費を賄う」の意味
  • 「会費で賄う」の意味

「生活費を賄う」の意味

生活費を必要な額まで(何かによって)調整するという意味で使います。

こう書くと分かりにくいかも知れませんが、要は生活費の不足分(もしくはその全て)を何かの収入によって調整することです。

「バイトで生活費を賄っている」と使った場合、バイトの収入によって、生活費の不足分が調整できているという意味だと捉えていいでしょう。

「会費で賄う」の意味

何かの不足分に対し、会費を遣って調整する時に使う表現です。

もちろん「会費」の場合だけでなく、「交通費で賄う」とすれば、交通費で何かの金額を不足のないように調整したという意味になります。

「賄う」を使った例文や短文など(意味を解釈)

賄うを使った例文や短文です。

この言葉自体の特殊な使い方についてもここで説明します。

  • 「賄う」を使った例文1
  • 「賄う」を使った例文2

「賄う」を使った例文1

「緊急の募集で、何とかスタッフの人数を賄うことができた」

必要な人数まで、緊急の募集によって何とか揃えることができたと言っている例文です。

尚、人に対して「賄う」と使う場合、その人(もしくは複数の対象になる人)を「食べさせる」という意味で使うこともできるので、この言葉の前後に人が絡む時には、この意味の違いに注意してください。

例えば、「これだけの人数を賄うには、大量の食料が必要だ」という使い方がそのいい例です。

身内やスタッフ専用の食事のことを「まかない」と呼ぶことがあるのは、この使い方から発展したと考えていいでしょう。

「賄う」を使った例文2

「無理に食費で賄った為、今度はそちらの方にしわ寄せがきてしまった」

食費を何かの不足に当てた為に、その食費自体がピンチになってしまったと使っている例になります。

食費は、抑えようと思えば何とかできそうな候補としてよく挙げられますが、実際にこれが足りなくなってしまうと、それはそれで大変なことになってしまいます。

多少であればまだしも、計画もなく、その多くを他の用途に使ってしまうのはやめておいた方がいいでしょう。

「賄う」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

賄うと似た意味で使える言葉や、言い換えに使用できる表現などです。

どれも、「必要な分まで」という意味をもっているところがよく似ています。

  • 「満たす」(みたす)
  • 「充填する」(じゅうてんする)
  • 「補充する」(ほじゅうする)

「満たす」(みたす)

「必要な分まで増やす」ことです。

よって、「賄う」にとても近い表現だと考えていいでしょう。

多くの場合で「賄う」と言い換えることができ、「不足」に特に捉われず、「満タン(100%の状態)にする」という意味でもよく使われます。

「充填する」(じゅうてんする)

足りなくなっていた分を増やすことで調整する場合に使います。

その為、こちらも「賄う」と同じような意味となっています。

言い換え表現として普通に当てはまるケースが多く、「食費で賄う」は、「食費から充填する」といったように置き換えられます。

「失った分を元に戻す」という場合によく使われる言葉です。

「補充する」(ほじゅうする)

意味は「賄う」と同様ですが、何かの数や量に対して使うことが多い表現です。

「スタッフを補充する」などという使い方がよく見られ、金銭(金額)に対してはあまり使われません(使えないことはありません)。

「賄う」の英語(解釈)・例文など

賄う meaning in english

賄うを英語で表記すると、“covered by 〜”となります。

「〜によって賄う」という表現になり、それによって必要な分まで調整したという意味です。

また、“compensate for 〜”という表現でも、ほとんど同様の意味になりますが、こちらの場合は「相殺した」というニュアンスが強く、上の“covered by 〜”の方が日本語に近い意味と考えていいでしょう。

以下が、そちらを使った例文です。

  • “Food expenses are covered by personal money.”
  • “These covered by expenses.”

“Food expenses are covered by personal money.”

「食費は個人的なお金で賄った」と解釈してください。

その全てを賄ったのか、不足分の一部なのかはこの文章だけでは分かりません(訳となる日本語からもそこまでは不明です)。

“These covered by expenses.”

「これらは経費で賄われている」となる表現で、英語でよく用いられている形です。

何かの説明の一番最後に、(経費についての記述として)このように付け加えられることが多いです。

「賄う」と「補う」の違い

「補う」は、不足している分を満たすという意味で使うことができます。

その意味だと、そのまま「賄う」ことですが、「付け加える」という意味でも使えるところが違いになります。

「無理に補った」とすると、「無理に賄った」と全く同じ意味になりますが、「それは後から付け加えたものだ」「それは後から補ったものだ」と言い換えられるように、こちらの意味で使っているのもよく見聞きする言葉です。

よって、「賄う」より使い勝手のいい言葉だと考えていいでしょう。

icon まとめ

賄うは、例文で挙げた「食べさせる」という意味で使う場合を除けば、決して難しい使い方はしない言葉です。

あくまで「不足している分まで」何かを増やすことなので、その点には注意して使ってください。