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「馬子にも衣装」とは?意味と使い方!例文!類語や英語を紹介!

この「馬子にも衣装」は、きちんと意味を理解して使わないと、思わぬトラブルの元となってしまうかも知れない言葉です。

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目次

  • 「馬子にも衣装」の意味とは?
  • 「馬子にも衣装」の読み方
  • 「馬子にも衣装」の語源
  • 「馬子にも衣装」の言葉の使い方
  • 「馬子にも衣装」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「馬子にも衣装」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「馬子にも衣装」の英語(解釈)・例文など
  • 「馬子にも衣装」の対義語


「馬子にも衣装」の意味とは?

馬子にも衣装は、取るに足りない存在でも、外見さえ飾ればそれなりに見栄えがするという意味で使います。

つまり、着飾りさえすれば、誰でも立派に見えてしまうと言いたい時に使う表現で、そのように思う(見える)対象を揶揄して使います。

よって、言わば馬鹿にして使う表現だということです。

しかし、「着飾ったことによって、(より)立派に見える」といった褒め言葉のような誤解釈で使われていることも多いので注意してください。

こちらはその意味だと思って(決して馬鹿にした意味ではなく)使ったものの、相手がきちんとした意味を知っていると、あらぬトラブルに発展してしまいかねません。

それは、この言葉を使われた方としては、馬鹿にされたとしかとれないからです。



「馬子にも衣装」の読み方

「馬子にも衣装」は、「まごにもいしょう」と読んでください。

「馬子」「まご」と読む点にだけ注意すれば問題ないでしょう。

この言葉を口語だけで知っている人の中には、「孫にも衣装」と表記するものだと思っている人が少なくないかも知れません。

それでは意味が通らなくなってしまうので、きちんと「馬子」だと覚えておいてください。

「馬子にも衣装」の語源

「馬子」とは、主人の為に馬を引く役目の人のことです。

身分の高い人が馬に乗っていた時代の話ですが、その屋敷に雇われている人の中でも一番身分(序列)が下だったと言われています。

そのような人でも、外見さえ飾れば立派に見える(見えてしまう)ことが、「馬子にも衣装」の語源です。

この語源からも、決していい意味はない言葉だと分かるでしょう。



「馬子にも衣装」の言葉の使い方

馬子にも衣装は、普段あまりパッとしない(外見的に)人が着飾ってきて多少見栄えがした時に、それをからかって使うような言葉です。

ここまでに何度か書いていますが、要は馬鹿にした表現なので、それなりに気心が知れた間柄でないと使うべきではありません。

それに対し、「余計なお世話だ」などと軽く返してくれるのが理想的で、少しでもムッとされてしまった場合にはもう使わない方がいいでしょう。

その為、実際には、直接そう思った(見えた)相手に使うのではなく、陰口として使われることが多いです。

「馬子にも衣装」を使った例文や短文など(意味を解釈)

馬子にも衣装を使った例文や短文です。

どちらもその相手を馬鹿にしている、またはからかって使っているのが分かるでしょう。

  • 「馬子にも衣装」を使った例文1
  • 「馬子にも衣装」を使った例文2

「馬子にも衣装」を使った例文1

「私服になるとあんなにかわいく見えるとは、馬子にも衣装とはこのことだ」 普段は学校や職場の作業着や制服の姿しか見たことがなく、あまり見栄えがしなかったのが、私服になった途端にかわいく見えてしまったと言っています。

確かに女性は服装次第で大きく見栄えが変わることが男性以上に多いと言えそうですが、今の時代、このようなことを面等向かって言ってしまった日には、「セクハラ」だと言われてしまいかねないので注意が必要です。

「馬子にも衣装」を使った例文2

「七五三で着物姿の娘の写真を見て、父が馬子にも衣装だと笑っていた」 この場合は身内なので構いませんが、他人の子供の場合には決して使ってはいけない言葉です。

使い方次第では、このような微笑ましいシチュエーションを演出することもできる言葉だとも言えますが、基本的にはあまり使うべきではない言葉です。

「馬子にも衣装」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

馬子にも衣装と似た意味のある言葉や、言い換えに使用できる表現です。

中にはいい意味で使える言葉もあります。

  • 「鬼瓦にも化粧」(おにがわらにもけしょう)
  • 「切り株にも衣装」(きりかぶにもいしょう)
  • 「藁人形も衣装柄」(わらにんぎょうもいしょうがら)

「鬼瓦にも化粧」(おにがわらにもけしょう)

鬼瓦のような顔でも、化粧をすればそれなりに見えるという語源からできた言葉です。

「馬子にも衣装」とよく似た意味になり、言葉の通り、服装より化粧や髪型の変化に対して使うことが多いです。

当然ですが、女性に対して直接使うのはやめておきましょう。

「化粧」とあることから、主に女性に対して使われる表現ですが、「馬子にも衣装」より揶揄の度合いが高くなってしまいます。

「切り株にも衣装」(きりかぶにもいしょう)

つまらないものでも磨けばそれなりに見えるという意味で使います。

例えば、捨てようと考えていた机を綺麗に磨いて壊れていた箇所も直し、それなりには見える(使える)ようになった時に、この言葉でそれがうまく表現できます。

人に対して使う言葉ではなく、「うまく飾った(直した)」と言いたい時にそれを行った人に対し、褒める意味で使うことができます。

「藁人形も衣装柄」(わらにんぎょうもいしょうがら)

どんな人でも、外見さえ飾ればそれなりに見えるという意味になる表現です。

「衣装から」ではなく、「衣装柄」とする点に注意して使ってください。

藁人形でも、衣装細工を施すと結構見られるようになるという語源からです。

こちらは「馬子にも衣装」「鬼瓦にも化粧」と同じく、いい意味で使うことはまずありません。

「馬子にも衣装」の英語(解釈)・例文など

「馬子にも衣装」は、英語では“clothes make the man”と表現します。

このままの形でよく見聞きする慣用句で、「衣装が人を引き立たせる」と解釈され、「馬子にも衣装」と同様の意味で使っています。

以下が、この表現を使った例文です。

  • “This suit is just a clothes make the man.”
  • “I was told to the clothes make the man.”

“This suit is just a clothes make the man.”

「そのスーツは正に馬子にも衣装だな」と言っていると解釈できます。

男性に対して使う分には構いませんが、やはり女性に対しては慎重になるべき表現です。

“I was told to the clothes make the man.”

「馬子にも衣装だと言われてしまった」となります。

使い方が決まっている言葉なので、この“clothes make the man”を文章のどこで使うかです。

「馬子にも衣装」の対義語

「馬子にも衣装」の対義語は、「公家にも襤褸」(くげにもつづれ)です。

高貴な身分の人でも、襤褸(継ぎはぎだらけのぼろのこと)をまとっていると立派には見えないという語源から、どんなに身分の高い人でも、衣装(外見)次第でそうとは思えなくなってしまうという意味で使います。

正に「馬子にも衣装」の正反対の意味をもつ言葉です。

icon まとめ

馬子にも衣装は、決して褒め言葉ではないということを覚えておきましょう。

冗談めかして使う分には構いませんが、その場合でも、使う相手は選んだ方がいいでしょう。