「肉肉しい」とは?意味と使い方!例文!類語や英語も紹介!
若い人が食事をしている時に「肉肉しい」と表現することがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方などを紹介しますので知っておきましょう。
目次
- 「肉肉しい」の意味とは?
- 「肉肉しい」の読み方
- 「肉肉しい」の言葉の使い方
- 「肉肉しい」を使った言葉と意味を解釈
- 「肉肉しい」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
- 「肉肉しい」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
- 「肉肉しい」と「憎々しい」の違い
- 「肉肉しい」の英語(解釈)・例文など
「肉肉しい」の意味とは?
肉肉しいの意味と由来について紹介します。
- 「肉らしい肉の食感」という意味
- 「肉がたっぷり付いている」という意味
- 「肉肉しい」の由来
「肉らしい肉の食感」という意味
肉独特の歯ごたえのある食感と、口の中に肉汁が溢れる状態のことです。
食材には独特の食感があり、一般的には適度な弾力があり、噛むとうま味を感じられるものでした。
最近ではたれに浸け込んだり熟成させたりして、お箸で食べられる程柔らかくしたり、牛肉や豚肉の臭みを全く取り除いた肉料理も提供されています。
しかしやはり肉は肉らしく歯ごたえがあり、しっかりと噛んで味わう方が良いという人もいます。
野蛮だけれども美味しい肉らしい肉の食感、という意味で使われています。
「肉がたっぷり付いている」という意味
ぽっちゃりとしていてお肉がたっぷりついている人のことを軽い気持ちで表した言葉です。
人の体型には個人差があり、痩せている人もいればぽっちゃりとしている人もいます。
ぽっちゃり体型の人は肌がみずみずしく、腕やお腹、足に柔らかいお肉がたっぷりとついているものです。
その様子が何とも愛嬌がある時に「肉肉しい」と使うのです。
単に「太っている」と言うとネガティブなイメージですが、「肉肉しい」と言えば可愛らしいイメージになります。
「肉肉しい」の由来
「肉肉しい」はどこから出てきた言葉なのでしょうか。
最近ではグルメ番組が数多くあり、レポーターにはアナウンサーだけではなく若いタレントが使われています。
まだ年齢が若いので言葉の表現力が足りず、肉を食レポする時につい「肉肉しい」と言ったのが始まりだと言われています。
食レポでは「美味しい」と言ってはいけないことになっているので、苦し紛れに考えた個性的な言い方だったのしょう。
しかしその「肉肉しい」という表現が斬新であったことで、他のレポーターが真似をする様になったのです。
「肉肉しい」の読み方
「肉肉しい」は「にくにくしい」と読みます。
「肉肉しい」の言葉の使い方
「肉肉しい」は形容詞として使います。
「〇〇が肉肉しい」や「肉肉しい〇〇」として使います。
「肉肉しい」を使うシーンは「美味しい肉を食べた時」と「肉付きの良い人に対して」です。
どちらも悪い意味ではないのですが、こだわりの強いシェフや神経質な性格の人には褒め言葉として受け止めて貰えない場合もあります。
「肉肉しい」を使った言葉と意味を解釈
「肉肉しい」を使った言葉と解釈を紹介します。
- 「肉肉しい人」【にくにくしいひと】
- 「肉肉しいハンバーグ」【にくにくしいはんばーぐ】
「肉肉しい人」【にくにくしいひと】
肉付きが良くてぽっちゃりしていて、思わず肉をつまみたくなったり、突っついてみたくなる様な人のことを言います。
肉が溢れいていて健康そうという意味で、男性にも女性にも使われます。
太っているというよりも肉厚なイメージです。
「肉肉しいハンバーグ」【にくにくしいはんばーぐ】
見た目はこんがりとしていて、ナイフを入れた瞬間肉汁がじゅわ〜っと溢れ出し、牛肉のうま味が引き立つハンバーグのことを言います。
安いレストランのハンバーグはつなぎのパン粉ばかりだったり、肉汁の少ない輸入肉などを使っているので、中々肉肉しいハンバーグに仕上がりません。
ステーキの様に肉を感じることのできる食感のハンバーグのことを言います。
「肉肉しい」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
「肉肉しい」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「肉肉しい」を使った例文1
- 「肉肉しい」を使った例文2
「肉肉しい」を使った例文1
「A5ランクの牛肉のステーキは実に肉肉しい」
牛肉で最も高いのがA5ランクです。
たまに高級肉を食べると口の中で香り良い牛肉のうま味が広まり、肉の中の肉、という食感であることを表しています。
「肉肉しい」を使った例文2
「運動不足が続いたせいで肉肉しい体型になってしまった」
仕事が忙しくて運動する時間がほとんど取れない日々が続いたので、元々はほっそりとしていた部分に肉がついてたるんできてしまいました。
随分ぜい肉が付いてしまったと嘆いていることが伝わります。
「肉肉しい」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
「肉肉しい」の類語
- 「ジューシーな肉」【じゅーしーなにく】
- 「味わい深い肉」【あじわいぶかい】
- 「がっつり食べられる肉」【がっつりたべられるにく】
「ジューシーな肉」【じゅーしーなにく】
肉汁が溢れる様子を表しています。
肉の食感を言い表す時に最も使われるのがこの言葉で、それだけで美味しさが伝わります。
野菜や果物がジューシーなのは当然ですが、肉汁がたっぷりあるということはそれだけ肉の品質が良く味わいが深いことを表しているのです。
「味わい深い肉」【あじわいぶかい】
肉には牛・豚・鶏それぞれの風味があり、新鮮な程その風味がうま味を感じさせます。
安い肉や古い肉は臭みが出てしまい、鼻についてしまうのです。
「肉は臭いから嫌だ」という人は、その時に食べた肉が新鮮ではなかったのかも知れません。
その動物の肉でありながらもさらっとした優しい香りで食べて美味しいと思う肉のことを「味わい深い肉」と食レポするのです。
「がっつり食べられる肉」【がっつりたべられるにく】
肉は上品に食べるのも良いのですが、やはりワイルドにかぶり付いた方が本来の味わいがするものです。
お腹が空いている人や肉食系の人ならば、いちいちナイフとフォークを使うよりもかぶりついてがっつりと食べられるスペアリブの方がいいということもあります。
骨付きの肉をがぶりと食べれば正に「肉肉しい」食べ方になることでしょう。
「肉肉しい」と「憎々しい」の違い
「肉肉しい」と「憎々しい」は同じ「にくにくしい」と読みます。
「憎々しい」は「本当に憎らしい」という意味ですので、「肉の味わいや様子」を表す「肉肉しい」とは全く違うのです。
「憎い」は「しゃくにさわる」「相手に対して腹立たしい」という意味で、同じ漢字を重ねることで意味を強調しているのです。
一節によると「肉肉しい」は「憎々しい」と勘違いして生まれた言葉と言われています。
語呂が合っていることから好んで使う人もいますが、「肉肉しい」は辞書には載っていません。
「肉肉しい」の英語(解釈)・例文など
「肉肉しい」の英語は以下の表現になります。
- “The steak was so juicy.”
- “The chcken tasted finger-licking.”
“The steak was so juicy.”
「そのステーキはすごくジューシーだった=肉肉しいステーキだった」になります。
“juicy”は肉の美味しさを表す定番の褒め言葉です。
“The chcken tasted finger-licking.”
「指がなめたくなる程美味しいチキンだった=肉肉しいチキンだった」
“It is finger-licking good.”は某チキン系ファーストフードのキャッチコピーとして知られています。
「肉肉しい」は「肉らしい肉の食感」を表す言葉です。
とてもカジュアルな俗語ですので、友達との会話に使ってみましょう。
バーベキューパーティーなどで言えば皆が笑顔になることでしょう。