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「要所要所」の意味とは?よいしょよいしょ?使い方や類語、英語や例文を紹介!

仕事をしていると、日常生活の会話の中でではめったに使わない言葉でも、よく出てきます。

例えば、「要所要所」という言葉をビジネスシーンの中で聞いたことのある人は、結構いるのではないでしょうか? 今回は、この「要所要所」について見ていくことにします。

要所要所

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「要所要所」の意味とは?よいしょよいしょ?使い方や類語、英語や例文を紹介!>


目次

  • 「要所要所」の意味とは?
  • 「要所要所」の読み方
  • 「要所要所」の英語(解釈)・例文など
  • 「要所要所」の読み方で「よいしょよいしょ」は間違い
  • 「要所要所」の言葉の使い方
  • 「要所要所」を使った言葉と意味を解釈
  • 「要所要所」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
  • 「要所要所」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「要所」と「要衝」の違い


「要所要所」の意味とは?

「要所要所」の意味とは?

「要所要所」とは、「いくつか重要な箇所である要所に対して」「いくつかの重要な箇所・場所に対して」「それぞれの重要な場所1つひとつ」といったような意味を持つ言葉です。



「要所要所」の読み方

「要所要所」の読み方

「要所要所」「ようしょようしょ」という読み方になります。

「要所要所」の英語(解釈)・例文など

「要所要所」の英語(解釈)・例文など

では、「要所要所」を英語で表現すると、どんな言葉で英訳することができるでしょうか?

  • “every important point”
  • “a key point”

“every important point”

“every important point”という言葉で英訳することができます。

直訳すると「各重要なポイント」ということになります。

“a key point”

“a key point”も英語の対訳としての言葉ですが、これは「鍵となるポイント」=「重要な箇所」と理解することができます。



「要所要所」の読み方で「よいしょよいしょ」は間違い

「要所要所」の読み方で「よいしょよいしょ」は間違い

「要所要所」の正しい読み方は「ようしょようしょ」ですが、巷では「よいしょよいしょ」と発音されるケースがたまにあります。

しかし、これは間違いで、その発端となったのは、スポーツ中継のNGからでした。

広島―巨人戦を中継した時のことで、「よいしょよいしょ」と呼ばれたのです。

このことから「要所要所」「よいしょよいしょ」と誤った理解をしている人もいるようなのです。

これを機に正しい読み方を理解しておきましょう。

「要所要所」の言葉の使い方

「要所要所」の言葉の使い方

「要所要所」「それぞれの重要な箇所に」という意味なので、重要な戦略起点ごとに人や物資、機材を配置・配備するような時に使われるイメージがあります。

「要所要所」を使った言葉と意味を解釈

「要所要所」を使った言葉と意味を解釈

では、ここで「要所要所」を使った言葉の意味を説明して行きます。

  • 「要所要所で検査する」

「要所要所で検査する」

「要所要所で検査する」とは、人の身体であれば、健康を維持するために「必要な部位を全てくまなく検査する」ということになりますし、機材や設備の検査であれば、「重要な部分と思われる箇所を全てを検査する」という理解になります。

「要所要所」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)

「要所要所」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)

では、ここから「要所要所」を使った例文を見ていき、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。

  • 「要所要所」を使った例文1
  • 「要所要所」を使った例文2

「要所要所」を使った例文1

「今回のフィギュアスケートで高得点をマークするためには、身体の要所要所で捻りを入れなければならない」

年を追う毎に技の難度が高くなっているフィギュアスケートですが、高い得点を取るためには、このような例文に見るようなことをしなくてはならないのかもしれません。

「要所要所」を使った例文2

「たった一晩の試験勉強でテストを乗り切るためには、過去問で出題されそうな要所要所をしっかりと押さえておくしかなさそうだ」

コツコツと勉強をしていれば、こんなことをしなくてもいいのですが、一夜漬け的な試験対策ならば、過去問の中で、山を張って、解く練習をするしかないのです。

「要所要所」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「要所要所」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「要所要所」に似ている意味を持つ言葉や慣用句には、どのようなものがあるでしょうか?

ここで「要所要所」の類義語を見て行くことにします。

  • 「ポイントを押える」
  • 「チェックポイント」
  • 「大事なところ」

「ポイントを押える」

「ポイントを押さえる」とは、「重要な箇所をしっかりと意識的に認識しておく」という意味で理解できるでしょう。

「要所要所」には「それぞれの重要な箇所に対して」というように「それぞれ」という複数を意味する言葉が含まれていますが、「ポイントを押さえる」でも、「重要な箇所を意識して認識」となるために、結果的にそのポイントが複数あれば、「それぞれのポイントを押さえる」ということになります。

「チェックポイント」

「チェックポイント」「ポイントを押さえる」「要所要所」徒同じようなニュアンスがあります。

「重要な箇所を見逃さず、しっかりとチェックしておく」という意味があります。

「チェックポイント」という表現の方が、カタカナ語で慣れている若い世代の人達には親しみやすい言葉かもしれません。

「大事なところ」

「大事なところ」というと、まさに言葉の桃李、「要所」「重要ポイント」ということになります。

仕事を進めていく中で、「大事なところところ」すなわちポイントなる箇所をしっかりと押さえて、物事を進めて行かなければなりません。

例え、一生懸命に働いていたとしても、「大事なところ」を見逃して、仕事をしていたのでは全く意味がないのです。

悲しいかな、そのような人が職場に何人かはいるのではないかと思われますが、せっかくの努力が無駄にならないように、「大事なところ」を先ずは見極めるような習慣を付けることが大切です。

「要所」と「要衝」の違い

「要所」と「要衝」の違い

「要所」に似ている言葉に「要衝」というものがありますが、これらの言葉には、どのような意味の違いがあるのでしょうか?

「要所」とは「重要な地点や場所」という意味があり、「要所要所に兵を配置する」‥の使い方できます。

言い換えると「大切な箇所」というようにも理解できます。

一方の「要衝」「交通・産業の上での重要な地点」という意味があり、「交通の要衝」という言い回しが有名です。

このことから、「要衝」は、具体的に交通費機関や産業という分野に特化されている点が異なる点です。

icon まとめ

「要所要所」という言葉は、ビジネスシーンでは、時折耳にすることがあると思います。

最近は、インターネットがビジネスの根幹をなす存在となり、いかに重要な箇所の情報を把握してタイムリーな判断が求められています。

このような時代にあっては、物事を進めるに当たっても、「要所要所」に網を張って、必要な情報が入ってくるような仕掛けも必要なのかもしれません。

しかし、このような発想は今に始まったことではなく昔からある考え方・捉え方なので、社会人になったなら、この「要所要所」を押さえることを習慣付けしておく事です。