「色褪せない」の意味とは?対義語、類語や英語を紹介!
「色褪せない」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「色褪せない」の英語や対義語、類語などを紹介します。
さらに「色褪せない」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
目次
- 「色褪せない」の意味とは?
- 「色褪せない」の読み方?
- 「色褪せない」の英語
- 「色褪せない」の対義語
- 「色褪せない」の言葉の使い方
- 「色褪せない」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「色褪せない」を使った例文や短文など
- 「色褪せない」の類語や言い換え
「色褪せない」の意味とは?
「色褪せない」という言葉を知っているでしょうか。
「色褪せない○○」というフレーズを、テレビやラジオなどで聞いた事があるかもしれません。
実際に、「色褪せない」と感じている何かを、頭に思い浮かべている人もいるでしょう。
「色褪せない」には、「美しさや、みずみずしさがなくならない様子」という意味があります。
いつまで経っても「新鮮さを失わない」あるいは「衰えない」物事に対して、「色褪せない」という言葉を使います。
「色褪せない」という言葉は、単純に衣類や絵画などの「色」に対して使う事もありますが、ほとんどの場合、作品や思い出などに対して使います。
「色褪せない」の読み方?
「色褪せない」という言葉の読み方が分かるでしょうか。
「色褪せない」は「いろあせない」と読みます。
「色」はともかく、「褪せない」にはかなり難しい漢字が使われているため、読むのが難しいかもしれません。
これを機会に「色褪せない」は「いろあせない」と読むようにしましょう。
「色褪せない」の英語
「色褪せない」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
例えば「思い出は色褪せない」という文章は、“Memories last forever”(メモリーズラストフォーエバー)になります。
「思い出は永遠」という意味があり、転じて「思い出は色褪せない」になります。
海外留学時の思い出が「色褪せない」事を、留学時の友達に英語で伝えたい時、“Memories last forever”という英文を使ってみてはいかがでしょうか。
「色褪せない」の対義語
「色褪せない」の対義語を紹介して行きます。
「色褪せない」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「色褪せる」【いろあせる】
- 「古ぼける」【ふるぼける】
「色褪せる」【いろあせる】
「色褪せない」の対義語は、やはり「色褪せる」になります。
Tシャツの柄の色が薄くなる時、「色褪せる」と言います。
また、かつては素晴らしくみずみずしいと感じていた作品が、古臭く感じられるようになった時、「作品が色褪せる」という表現の仕方をします。
「古ぼける」【ふるぼける】
「古ぼける」には「古くなり、印象がぼやける」という意味があります。
初恋の思い出が、いつしか古い過去の記憶になり、印象がぼやける事があるかもしれません。
このような時に「思い出が古ぼけた」などと言います。
「色褪せない」の言葉の使い方
「色褪せない」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。
「色褪せない」には、「美しさ、みずみずしさがなくならない」、「新鮮さがなくならない」、「衰えない」という意味があります。
この言葉を使う時は、「時間が過ぎても」という大前提がつきます。
そのため「色褪せない」という言葉を使う時は、発表されてから時間が過ぎた作品や、起こってから時間が過ぎた出来事などに対して使うようにしましょう。
「色褪せない」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
「色褪せない」を使った言葉や慣用句、熟語などを紹介します。
「色褪せない」という言葉が使いやすくなる言い回しを紹介します。
- 「色褪せない思い出」【いろあせないおもいで】
- 「色褪せない曲」【いろあせないきょく】
「色褪せない思い出」【いろあせないおもいで】
「色褪せない思い出」には、「古くならない思い出」「新鮮なイメージのままの思い出」という意味があります。
学生時代に起こった出来事が、昨日の出来事のように思える時、「色褪せない思い出」という言葉を使ってみましょう。
「色褪せない曲」【いろあせないきょく】
「色褪せない曲」という表現も、テレビの歌番組などで良く使われます。
発表されてから、すでに10年、20年経つ楽曲が、最近発表した作品のように感じられる時、「色褪せない曲」と言われます。
「色褪せない」を使った例文や短文など
「色褪せない」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「色褪せない」という言葉を、どのように文章に入れればいいか、そのコツが理解できるかもしれません。
- 「色褪せない」を使った例文1
- 「色褪せない」を使った例文2
「色褪せない」を使った例文1
「高校時代の初恋の思い出は、60歳になっても『色褪せない』」
この例文のように60歳になった後でも思う人がいるでしょう。
初恋のような鮮烈で瑞々しい思い出は、そう簡単に「色褪せない」ものです。
その後、様々な人と付き合って、いろいろな恋をしたとしても、初恋の思い出だけは特別に大切なものと感じられるかもしれません。
初恋の人とのデートが、昨日の事のように思えるかもしれません。
「色褪せない」を使った例文2
「この小説は、何度読み返しても、当時の印象のまま『色褪せない』」
この例文のように、何度読み返しても、素直に面白いと感じられる小説があります。
そのような作品を思い浮かべている人もいるでしょう。
作品の登場人物が置かれている環境が、時代が変わっても、後の時代に生きる人の境遇に置き換えられるなど、本質を捉えている作品は「色褪せない」と言われています。
引越しなどで無くしてしまい、久しぶりに買い直して読んだ小説が、当時のままのようなみずみずしさを保っていて驚いたという経験をした人もいるかもしれません。
「色褪せない」の類語や言い換え
最後に「色褪せない」の類語や言い換えられるような似た意味の言葉を紹介します。
「色褪せない」とよく似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「醒めない」【さめない】
- 「退色しない」【たいしょくしない】
「醒めない」【さめない】
「醒めない」には、「いつまでも酔った状態でいる事」「意識がはっきりした状態にならない」という意味があります。
例えば怖い夢を見ている時、早く夢から醒めて欲しいと思うかもしれません。
しかしいつまでも夢の中にいて、現実に戻れないと感じる時、「夢から醒めない」という言い回しをします。
「退色しない」【たいしょくしない】
「色褪せない」には、カーテンやシーツなどの色が薄くならないという意味があります。
その意味では「退色しない」とよく似ています。
「退色しない」には、「色がさめない」という意味があります。
「色褪せない」という言葉について見てきました。
みなさんも過去の思い出や、大好きだった作品が「色褪せない」と感じているかもしれません。
もし思いつかない人は、時間がある時などに、「色褪せない」何かを、探してみるのも楽しいかもしれません。