「貢献」の意味とは?「寄与」との違い、類語や英語、使い方や例文を紹介！

「貢献」の意味とは?

「貢献」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

テレビやネットのニュース、ビジネスシーンなどで、時々耳にする事がある言葉ではないでしょうか。

しかし、「貢献」という言葉の意味を知らず、「貢献」という言葉を聞いてもぴんと来ない人もいるかもしれません。

そこで「貢献」の意味を紹介して行きます。

「貢献」には、「公のために力を尽くして役に立つ」という意味があります。

広く世界の役に立つような仕事をして、世の中のために尽くすような事に対して「貢献」と言います。

「貢献」の読み方?

「貢献」という言葉の読み方が分かるでしょうか。

「貢献」は「こうけん」と読みます。

初見で見ただけでは、「貢献」を正しく読める人は少ないかもしれません。

「貢献」は「こうけん」と読めるようにしておきましょう。

「貢献」の英語

「貢献」という言葉を英語にしたい時、どのような英語表現にすればいいでしょうか。

仕事上、英語を使う機会が多い人は「貢献」をどのような英語にしているでしょうか。

「貢献」は、“contribution”(コントリビューション)という英語にする事ができます。

“contribution”には「貢献」という意味があります。

英語圏の仕事相手などに対して「貢献」を含んだ英文を送る時は、「貢献」を“contribution”にしてみしょう。

「貢献」の対義語

「貢献」の対義語を見て行きましょう。

「貢献」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「利己心」【りこしん】
• 「私心」【ししん】

「利己心」【りこしん】

「利己心」には、「自分の利益だけを考える心」という意味があります。

「貢献」が世の中の役に立つ事を考える事だとすれば、心がけが反対となります。

「利己心」にばかり囚われて、全体の事を見られない人がいるかもしれません。

「私心」【ししん】

「私心」には、「自分だけの利益を図る心」という意味があります。

みんなのためになるプロジェクトのはずが、誰かの「私心」によって、おかしな方向に進む事があります。

このような時に、「誰かの私心により、プロジェクトがおかしくなる」などと言います。

「貢献」の言葉の使い方

「貢献」という言葉の使い方を見て行きましょう。

「貢献」には、公のために力を尽くし役立つ事という意味があります。

誰かが公のために力を尽くし、役立っていると思えるような場面に対して、「貢献」という言葉を使ってみましょう。

基本的に立派な仕事、立派な功績だと思えるような事をした時、その人は公のために役立ち、「貢献」している可能性が高いでしょう。

例えば企業に勤めている人でも、開発した商品が、全ての人に恩恵を与えると思える時は、「貢献」という言葉を使って、その功績を褒めましょう。

「貢献」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

「貢献」を使った言葉や慣用句、さらに熟語などを見て行きましょう。

これを知っておくと「貢献」を使いやすくなるというような、言葉が登場します。

• 「貢献的」【こうけんてき】
• 「チームに貢献」【ちーむにこうけん】
• 「家族に貢献」【かぞくにこうけん】

「貢献的」【こうけんてき】

「貢献的」には、世の中の役に立っている仕事をしている事、またはその傾向が強い仕事をしている人などに対して使われます。

また考え方や言動が、公のために役立つような性質を持つ物事に対して「貢献的」という言葉を使います。

「チームに貢献」【ちーむにこうけん】

「チームに貢献」という言葉は、スポーツのシーンやビジネスシーンで良く目にします。

自分の所属しているチームのためを思って努力し、実際に役立つ行動をした時に、「チームに貢献している」と言われます。

「家族に貢献」【かぞくにこうけん】

「家族に貢献」は家族のために役立つ行為をした人に対して使う言葉です。

例えば家族が自営業の場合、仕事を手伝う行為は家族のために役立つため「家族に貢献した」と言えます。

「貢献」を使った例文や短文など

「貢献」という言葉を使った例文や短文を見て行きましょう。

「貢献」をどのように使えばいいか、例文を見ながらコツを覚えましょう。

• 「貢献」を使った例文1
• 「貢献」を使った例文2

「貢献」を使った例文1

「彼の発明は、企業の利益に留まらず、世界の人々の生活改善に『貢献』した」

この例文のように、一人の発明がすべての人に役立つような、画期的な発明があります。

例えば洗濯機の発明は、洗濯機を売る企業の利益だけでなく、家事をするすべての人々の負担を減らした事でしょう。

このような発明は、全人類に「貢献」したと言えます。

「貢献」を使った例文2

「結婚したら、君の家族の幸せにも『貢献』したい」

この例文のように、結婚した相手の家族全ての人の役に立ちたいと考えている早嫁や花婿もいるかもしれません。

二人だけの幸せだけでなく、家族全体の幸せを考えられる人は、両家族にとって素敵な人ではないでしょうか。

「貢献」の類語や言い換え

「貢献」の類語や言い換えられる似た意味の言葉を見て行きましょう。

「貢献」とよく似ている言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「サービス」【さーびす】
• 「献身」【けんしん】

「サービス」【さーびす】

「サービス」は日常的に使われているカタカナ語のひとつです。

「サービス」には、「奉仕」という意味があります。

「奉仕」には、国や社会など様々な人々のために尽くすことという意味があります。

「献身」【けんしん】

「献身」には「身を投げ出して、他の人のために尽くす」という意味があります。

誰かのために身を投げ出して頑張ることを「献身的な努力」などと言います。

「貢献」と「寄与」の違い

最後に「貢献」という言葉と、「寄与」という言葉の違いを見て行きましょう。

「寄与」には、「他の役に立つことをする」という意味があります。

意味合いとしては違いがなく、どちらの言葉にも「他の役に立つ」という意味があります。

ただし「寄与」には目上の人が下の人に力を貸すイメージが強いのに対して、「貢献」は下の人が上の人や社会全体のために力を尽くすというイメージが強くなっています。

このような印象の違いを考慮して、「貢献」と「寄与」を使い分けてみましょう。