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「偽悪的」の意味とは?「露悪的」との違い、類語や英語、使い方や例文を紹介!

「偽悪的」とは、「本当は悪人ではないのに、あえて自分を悪であるかのように見せること」です。

「偽悪的」「意味・読み方・英語と解釈・使い方・例文と解釈・類語や言い換え・偽悪的と露悪的の違い」などについて、詳しく説明していきます。

偽悪的

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「偽悪的」の意味とは?「露悪的」との違い、類語や英語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「偽悪的」の意味とは?
  • 「偽悪的」の読み方?
  • 「偽悪的」の英語(解釈)
  • 「偽悪的」の「露悪的」の違い
  • 「偽悪的」の言葉の使い方
  • 「偽悪的」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
  • 「偽悪的」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「偽悪的」の類語や言い換え(シソーラス)


「偽悪的」の意味とは?

「偽悪的」の意味とは?

「偽悪的」の意味は、「本当は悪人ではないのに、わざと自分を悪であるかのように見せること」「何らかの意図・考えがあって悪を装うこと」になります。

「偽悪的」「偽善的」の対義語として造語されたもので、善と悪の二元論の前提に立っています。

「偽悪的」の対義語の「偽善的」とは、「本当は善人ではないのに、わざと自分を善であるかのように見せること」を意味しています。

「別れるために、偽悪的な振る舞いをし続けました」などの文章で、その意味を示すことができます。



「偽悪的」の読み方?

「偽悪的」の読み方?

「偽悪的」の読み方は、「ぎあくてき」になります。

「偽悪的」の英語(解釈)

「偽悪的」の英語(解釈)

「偽悪的」の英語・例文とその意味の解釈は、以下のようになります。

  • 「偽悪的」を使った英語の例文1
  • 「偽悪的」を使った英語の例文2

「偽悪的」を使った英語の例文1

“I made a pretense that I'm evil not to be harmed by people.”

この「偽悪的」を使った英語の例文は、「私は人から傷つけられないために、偽悪的に振る舞っています」を意味しています。

「偽悪的」「悪であるように見せかける」で、“make a pretense that one is evil”という英語で表現することができます。

「偽悪的」を使った英語の例文2

“She had a superficial(feigned) malevolence as a pose(appearance).”

この「偽悪的」を使った英語の例文は、「彼女はポーズで偽悪的にしていました=彼女は表面的に偽物の悪を見せていました」を意味しています。

「偽悪的」「表面的な(偽物の)悪意を持っている」で、“have a superficial(feigned) malevolence”という英語で表すことができます。



「偽悪的」の「露悪的」の違い

「偽悪的」の「露悪的」の違い

「偽悪的」の言葉の意味は「本当は悪人ではないのに、わざと悪人であるかのように見せかけること」ですが、「露悪的(ろあくてき)」の方は「必要以上に悪ぶった言動をしたり、人・物に対して悪口ばかりを言う態度」を意味しているという違いがあります。

「偽悪的」には「本当は悪人ではない・悪事を好むわけではない」の前提がありますが、「露悪的」にはその前提がない(本当に悪人で悪事を好み、人の嫌がる悪ぶった言動を大げさにしている可能性がある)という違いがあるのです。

「偽悪的」の言葉の使い方

「偽悪的」の言葉の使い方

「偽悪的」の言葉の使い方は、「本当(本心)は悪人ではないのに、わざと自分を悪であるかのように見せている人・場合」に対して使うという使い方になります。

「偽悪的」というのは「何らかの目的・意図(考え)があって、わざと悪人であるような振りをしている人や状況に対して使うことができる言葉なのです。

例えば、「彼は一見して粗暴に見えるが、それは偽悪的な表面上の性格に過ぎません」「偽悪的に自分を見せることで彼女は強がっているのかもしれません」などの文章において、「偽悪的」の言葉を正しく使用することができます。

「偽悪的」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

「偽悪的」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

「偽悪的」を使った言葉・慣用句や熟語を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「偽悪的な主人公」
  • 「偽悪的な人」

「偽悪的な主人公」

「偽悪的な主人公」の意味は、「本当は悪人としての性格・信念を持っているわけではないのに、表面的にわざと悪人ぶっている主人公のキャラクター」のことです。

「偽悪的な主人公」は、悪ぶった言動をしていますが、いざという時には困っている人や弱者を助ける善行をして、そのギャップを魅力にしているところがあります。

例えば、「ヤンキーぶっているが実は悪事を許せない熱血漢・正義感である主人公」「きつくて冷たい物言いをするが本当は相手のことが大好きなツンデレな主人公(ツンデレな美少女キャラの主人公)」などが、典型的な「偽悪的な主人公」になります。

「偽悪的な人」

「偽悪的な人」というのは、「意図的に悪人のような振る舞いをしているが、本当は悪人ではない人」「表面的には悪ぶった言動が目立つが、実際は悪人ではない人」を意味しています。

「偽悪的な人」は表面的にはぶっきらぼうで粗暴な言動が目立つが、よく話してみると心優しい人であったりします。

「偽悪的な人」とは「悪人に見える第一印象」「本当の悪人ではない性格・価値観」のギャップが大きい人と言えるでしょう。

「偽悪的」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「偽悪的」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「偽悪的」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「偽悪的」を使った例文1
  • 「偽悪的」を使った例文2

「偽悪的」を使った例文1

「偽悪的な人は親しくなるほどに、悪人ではない好ましい面が分かってきます」

この「偽悪的」を使った例文は、「悪人であるかのように見せかけているだけの人は、親しくなるほどに、悪人ではない好ましい面が分かってくる」ということを意味しています。

「偽悪的」を使った例文2

「彼女は偽悪的な性格をしているので、人から誤解されて嫌われることも多いのです」

この「偽悪的」を使った例文は、「彼女はわざと悪人(冷たい人)であるかのように見せかける性格をしているので、人から誤解されて嫌われることも多い」ということを意味しています。

「偽悪的」の類語や言い換え(シソーラス)

「偽悪的」の類語や言い換え(シソーラス)

「偽悪的」の類語や言い換え(シソーラス)について、分かりやすく解説していきます。

  • 「悪人のふりをする・悪ぶる」
  • 「悪人を装う・悪の偽装」
  • 「悪人のように振る舞う・悪いイメージを振りまく」

「悪人のふりをする・悪ぶる」

「偽悪的」の類語(シソーラス)として、「悪人のふりをする・悪ぶる(わるぶる)」があります。

「偽悪的」という言葉の意味は、「本当は悪人ではないのに悪人のふりをすること」「わざと悪ぶった態度を取ったり表面的に悪ぶった言動をすること」になります。

その意味から、「偽悪的」の類語として、「悪人のふりをする・悪ぶる」を指摘できるのです。

「悪人を装う・悪の偽装」

「偽悪的」の類語・言い換えとして、「悪人を装う・悪の偽装」があります。

「悪人を装う」というのは、「本当は悪人ではないのに、悪人であるかのような演技をすること」を意味します。

「悪の偽装」の意味は、「実際は悪ではない人が、悪であるかのように自分を偽って見せかけること」です。

それらの意味から、わざと悪人のように見せかける「偽悪的」の言い換えとして、「悪人を装う・悪の偽装」が上げられます。

「悪人のように振る舞う・悪いイメージを振りまく」

「偽悪的」の類語(シソーラス)として、「悪人のように振る舞う・悪いイメージを振りまく」があります。

「偽悪的」の言葉の意味は、「意図的に悪人であるかのように振る舞うこと」「自分の悪いイメージを周囲に植え付けようとすること」になります。

それらの意味から、「偽悪的」のシソーラスとして、「悪人のように振る舞う・悪いイメージを振りまく」を指摘できます。

icon まとめ

「偽悪的」という言葉について徹底的に解説しましたが、偽悪的には「本当は悪ではないのに、あえて自分を悪であるかのように見せること」などの意味があります。

「偽悪的」の類語・類義表現としては、「悪人のふりをする・悪ぶる」「悪人を装う・悪の偽装」「悪人のように振る舞う・悪いイメージを振りまく」などがあります。

「偽悪的」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。