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「戻る」の意味とは?「帰る」の違い、英語や「戻る」のビジネス敬語を紹介!

この「戻る」という言葉は、ごく普通にいつも使っているものと思われますが、この言葉について、類語との違いなども含めてもっと深く知っておきましょう。

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「戻る」の意味とは?「帰る」の違い、英語や「戻る」のビジネス敬語を紹介!>


目次

  • 「戻る」の意味とは?
  • 「戻る」の読み方
  • 「戻る」の英語(解釈)
  • 「戻る」の対義語
  • 「戻る」の言葉の使い方
  • 「戻る」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「戻る」の類語や類義表現(シソーラス)
  • 「戻る」と「帰る」の違い
  • 「戻る」のビジネス敬語


「戻る」の意味とは?

「戻る」の意味とは?

戻るは、「元の場所に移動する」、または「元の状態に返る」ことを指す言葉です。

どちらの意味で使う場合も、元に居た場所や元の状態があってこその言葉なので、それらがなく、ただ「戻る」とだけ使うことはできません。

ビジネスシーンにおいても、「出先から戻る」「そろそろ戻ると思う」などと使われる言葉で、後述しますが、上司や目上の人に対して使う場合に適した形というものもあります。

その他にも、「戻った」「戻らない」「戻れそうにない」などといった色々な形で使われる言葉です。



「戻る」の読み方

「戻る」の読み方

「戻る」は、「もどる」と読む言葉です。

この言葉の読み方が分からないという人はまず居ないでしょう。

表記する時に「戻どる」と書くことがありますが、これは誤用ではなく、このような送り仮名でも構わないとされています。

しかし、一般的には「戻る」の方だと考えておいてください。

「戻る」の英語(解釈)

「戻る」の英語(解釈)

戻るを英語で表記すると、“return”(リターン)となります。

この「リターン」は、普通にカタカナ語としてよく使われているので分かりやすいでしょう。

“back”(バック)も、「戻る」と使えなくもありませんが、こちらはどちらかと言えば、下記で類語として紹介する「帰る」の方の英訳と考えた方がいいでしょう。

  • 「元に戻る」の英語

「元に戻る」の英語

何かの状態が「元に戻る」と英語で表現したい時には、“unalter”というそれに適した言葉があります。

この言葉には"変わる前の状態に戻る"という意味があり、場所を移動して「戻る」ような場合には使えませんが、「状態」「元に戻る」ことなら、これだけでそれが表現できます。



「戻る」の対義語

「戻る」の対義語

「戻る」の対義語は、どのように使った時なのかによって違います。

どこかの場所から「戻る」時の逆の意味として考えるなら、「行く」「進む」がそれに相当します。

そして、状態が変わったことに対しての「戻る」の場合は、そのまま「変わる」「変化する」が適当です。

使っている意味によって、これらから選んで用いてください。

「戻る」の言葉の使い方

「戻る」の言葉の使い方

戻るは、先にも書いたように、「元」があってこその言葉です。

その場所や状態に返ることを表現する言葉なので、そういった時にこそ使ってください。

また、時間に対して用いることもできる言葉で、そういった使い方では、「子供の頃に戻りたい」などとよく使われます。

この場合は、子供の頃の状態に(周りの環境なども含めて)返りたいという意味だと解釈できます。

「戻る」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「戻る」を使った例文や短文など(意味を解釈)

戻るを使った例文や短文です。

この言葉がそのようにも使えるという例になります。

  • 「戻る」を使った例文1
  • 「戻る」を使った例文2

「戻る」を使った例文1

「結局、さっきの場所まで戻ることになった」

この場合には、「さっきの場所」「元」になります。

何かしらの「元」がないことには使えない言葉なので、この言葉を見聞きした際には、必ずそれがあると考えて構いません。

完全に「元の場所」ではなく、このようにどこかを「元」という基点にして使うこともできる言葉です。

「戻る」を使った例文2

「この前支払ったお金が多少戻ると聞かされた」

「金銭」に対して使っている例です。

この使い方では、支払う前の自分が持っていた状態に「返る」と解釈してください。

場所以外でも、「戻る」と使うからには、必ずその「元」となる状態があります。

「戻る」の類語や類義表現(シソーラス)

「戻る」の類語や類義表現(シソーラス)

戻ると似た意味で使える言葉や、言い換えに利用できる表現です。

「帰る」は下で詳しく紹介するので含めていません。

  • 「退く」【ひく】
  • 「還る」【かえる】

「退く」【ひく】

類語としては、「場所」に対してのみ使える言葉で、「元の場所まで退く」といった形で使います。

この使い方では「戻る」と同じ意味になりますが、言葉自体に「元まで」という意味を含んでいないので、そこまでは戻らない時にも使える言葉です。

その場合には、「後退」と同様の意味になります。

「還る」【かえる】

こちらは、「状態」に対して使える言葉です。

「帰る」と読み方は一緒ですが、この言葉は「状態が戻る」という意味を表す為に使います。

「手の加わる前に還すことができた」といった使い方をすると、「戻すことができた」と同じ意味になります。

「戻る」と「帰る」の違い

「戻る」と「帰る」の違い

「帰る」は、「戻る」とよく似た意味で使える言葉です。

「家に戻る」「家に帰る」とそのまま置き換えることができ、特に「場所」に関しての「戻る」のほとんどが、この「帰る」で言い換えられます。

ただし、"状態"に関しては上の「還る」の方が向いており、また、単に「移動する」というだけの意味が強い言葉なので、「実家に戻る」「実家に帰る」では、微妙にニュアンスが異なります。

全社は周りの環境も含めて「戻る」という表現が強いのに対し、後者は普通に「実家まで移動する」という解釈で使われることが多いです。

よって、「戻る」の方が広い意味で使える言葉だと考えていいでしょう。

「帰る」は場所に関しての場合に限り、「戻る」と言い換えられることがあると覚えておきましょう。

「戻る」のビジネス敬語

「戻る」のビジネス敬語

「戻る」をビジネスで使う場合には、使う相手が同期や後輩なのか、上司や目上の人なのかによって、適切な使い方の形が変わります。

同期や後輩が相手であれば、普通に「あとで戻る」「今戻った」などという形で構いませんが、自分より立場や年齢が上の人に対しては、「あとで戻ります」「今戻りました」と丁寧にした形で使ってください。

そして、そのような人が「戻る」と使う時には、「戻られる予定です」とするのが一般的です。

立場や年齢の差が大きければ、「お戻りになる予定です」と更に丁寧にして使います。

これらの丁寧にした形での使い方は、ビジネスでは必ず覚えておかないといけないと言っていいでしょう。

icon まとめ

「戻る」は、場所だけでなく、状態や時間、金銭に至るまでその対象として使える便利な言葉です。

場所以外に使う場合には、全て「状態を元にする」ことだと考えると分かりやすいでしょう。