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「どちらとも」の意味とは?「どちらともいいです」と「どちらでもいいです」の違い、敬語や英語を紹介!

「どちらとも」という言葉をうまく使いこなせない、考え出すと意味がわからない、というつまずきを感じたことがある方は、少なからずおられると思います。

ここでは、「どちらとも」という言葉についてご紹介していますので、ぜひ一読ください。

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「どちらとも」の意味とは?「どちらともいいです」と「どちらでもいいです」の違い、敬語や英語を紹介!>


目次

  • 「どちらとも」の意味とは?
  • 「どちらともいいです」と「どちらでもいいです」の違い(difference)
  • 「どちらとも」の英語
  • 「どちらとも言えない」の敬語・敬語での言い換え
  • 「どちらとも」の言葉の使い方
  • 「どちらとも」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
  • 「どちらとも」を使った例文や短文など


「どちらとも」の意味とは?

そもそも「どちら」とはなんでしょうか。

「どちら」とは、方角、方向や場所を尋ねたり、誰かわからない人を指したり、また、複数のもののうち、選ぶ方を尋ねる意味で使われる言葉です。

つまり「どちらとも」とは、二つのものの両方とも、といった意味で使われます。



「どちらともいいです」と「どちらでもいいです」の違い(difference)

「どちらともいいです」「どちらでもいいです」はとてもよく似ていますが、よく考えればすぐに違いに気づきます。

具体的にどのように違いがあるのかを、「どちらともいいです」「どちらでもいいです」に分け、それぞれ見ていきましょう。

  • 「どちらともいいです」
  • 「どちらでもいいです」

「どちらともいいです」

「どちらともいいです」とは、選択肢の二つのうち、両方ともがよい、つまりA and Bを意味し、両方とも遜色なく、どちらを選んでも満足であることを表します。

また、二つとも優れているので、両方を選びたいときにも使われます。

「彼の作ったのも、彼女の作ったのも、どちらともいいです」

「どちらでもいいです」

一方、「どちらでもいいです」とは、選択肢のうち両方ともよいので、どちらを選んでもよい、A or Bを表します。

ここでは二つともを選ぶという選択肢はほとんど考えておらず、AかBのどちらかを選ぶ場合に使われます。

「コップは赤と青、どちらでもいいです」

「どちらとも」の英語

「どちらとも」を英語で表したいときには、“both”“neither”“not〜either”を使います。

“both”には「どちらとも」「両方」といった意味があり、“I like both books.”といえば、「どちらの本も好きです」という意味になります。

“neither”“not〜either”は、「どちらも〜ない」「両方〜ない」という意味になり、“I don't like neither books.”のように使われ、「どちらの本も好きでない」ということを表します。



「どちらとも言えない」の敬語・敬語での言い換え

はい、とも、いいえ、とも言えないときなどに、「どちらとも言えない」と言いたくなることがありますが、ビジネスシーンや目上の人に対して「どちらとも言えない」と言いたいときには、「どちらとも申し上げられません」または、「判断致しかねます」と言うといいでしょう。

また、「どちらでもいい」というときにも、「どちらでも結構でございます」「どちらでもよろしいかと存じます」のように、「どうでもよい」というニュアンスならないよう注意しましょう。

「どちらとも」の言葉の使い方

「どちらとも」を使うときには、「どちらともよい」場合と、「どちらとも○○ない」という場合とに大きく分けられます。

選択肢のうちの両方がよく、判断がつかない、判断する必要がない場合や、逆に選択肢のうちの両方が、判断に必要な点に達していない場合などに「どちらとも」という言葉を使うといいでしょう。

「どちらとも」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

では、「どちらとも」を使用した語句をいくつか見ておきましょう。

どれもよく使われるものばかりですので、あわせて覚えておくと便利です。

  • 「どちらとも言えない」
  • 「どちらとも取れる」
  • 「どちらとも付かない」

「どちらとも言えない」

「AとBどっちがいい」という質問は、プライベートでもよく聞かれます。

彼女から、このワンピースとスカートならどっちがいい?と訊かれることもあれば、予定を聞かれて○日と×日ならどっちの方が都合がいい?と問われることもあります。

現段階で判断がつかないことや、返事がしにくい場合に、「どちらとも言えない」という言葉を使うと、問題を先送りにしたり、なんとなく曖昧に済ますことができます。

「A店の方がうまい、と言う人が多いが、僕はどちらとも言えないと思う」

「どちらとも取れる」

「小さくて青い持ち手のカップ」という言葉は、「小さくて、青い持ち手のカップ」とも、「小さくて青い持ち手(のついた)カップ」とも取れます。

このように、本来は一つの事象ですが、二つ以上の意味に取れるものをダブルミーニングといい、日本語で言うならば、「どちらとも取れる」ということになります。

「彼の言い方は、いいようにも悪いようにも、どちらとも取れるからややこしい」

「どちらとも付かない」

AとBとを比べても、どちらもいいとは思えなかったり、逆に甲乙つけがたく、どちらにも良い点があり、一方を落とすことができないときに、「どちらとも付かない」という言葉を使います。

しかし、口癖のように「どちらとも付かない」という人は、優柔不断で決断力がない、と思われてしまうかもしれませんので、本当に答えに困ったときにだけ使うようにするといいでしょう。

「二人から告白されたが、一人だけ選べと言われてもどちらとも付かない」

「どちらとも」を使った例文や短文など

最後に「どちらとも」を使用した例文を見ておきましょう。

具体例の中で、「どちらとも」がどのように使えるのか確認しておいてください。

  • 「どちらとも」の例文1
  • 「どちらとも」の例文2

「どちらとも」の例文1

「優秀作品に選ばれた絵画は、どちらとも素晴らしい」

選ばれた二つの作品にはどちらにもよい点が多くあり、どちらかが秀でているというのでなく、どちらも突出してよい、ということを表す例文です。

これらよりもさらに優れたものには、最優秀という賞が与えられる可能性があります。

「どちらとも」の例文2

「あの双子はどちらともスタイルがよく、双子モデルとして活躍している」

一卵性の双子に似た点が多々あることはよく知られていますが、親から恵まれた体格を与えられた双子は、ともにモデルの世界で活躍するということもありうるでしょう。

また、芸人の世界やタレントなどにも双子であることがメリットになっている場合もあります。

icon まとめ

「どちらとも」という言葉は、両方とも、という意味で使われる言葉とわかりました。

選択肢がとても選びがたく判断がつかないときには「どちらとも言えない」「どちらとも素晴らしい」というと、相手にも答えに窮している、ということが伝わりそうです。