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「努める」の意味とは「努める」と「努力する」の違い・対義語・類語・英語

普段の会話の中で「努める」という言葉を聞くことがあるかと思います。

しかし、「仕事に就く」という意味の「勤める」とは、全く意味が違うことを正しく理解されているでしょうか? 今回は、この「努める」という言葉にフォーカスして説明していきたいと思います。

努める

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「努める」の意味とは「努める」と「努力する」の違い・対義語・類語・英語>


目次

  • 「努める」の意味とは?
  • 「努める」の読み方?
  • 「努める」の英語(解釈)
  • 「努める」の対義語
  • 「努める」の言葉の使い方
  • 「努める」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
  • 「努める」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「努める」の類語や類義表現(シソーラス)
  • 「努める」と「努力する」の違い


「努める」の意味とは?

「努める」とは、「力を尽くす」「努力する」という意味がある言葉です。

何事にも「力を尽くす」ということは、それに意識を集中して取り組むというニュアンスもあります。



「努める」の読み方?

「努める」「つとめる」という読み方になりますが、同音意義語に「勤める」「務める」があるので、正しく意味を理解しておく必要があります。

「努める」の英語(解釈)

努める meaning in english

「努める」を英語で表現すると、“make efforts”“exert oneself”“endeavor”で訳すことができます。



「努める」の対義語

物事をなすために「力を尽くす」という意味のある「努める」の対義語としては、「怠る(おこたる)」があります。

意味は、「なすべきことを全くしないで放っておく」「怠ける」、あるいは「気を緩める」「油断する」ということを指しています。

「学業を怠ったせいで、留年確定だ」「注意を怠ると、大きな事故につながる」というような場面で使われます。

「努める」の言葉の使い方

「努める」という言葉が使われるシチュエーションとしては、何か物事を進める時や与えられた仕事、義務を全うすることに使われます。

「努める」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

では、ここで「努める」を使った慣用句などの意味を解釈上してみましょう。

  • 「努める所存」
  • 「予防に努める」
  • 「職務に努める」
  • 「安全作業に努める」
  • 「対応に努める」

「努める所存」

「努める所存」という表現がよくされますが、「所存」とは、「思うところ」「自分の考え」といったような意味があります。

簡単に言うと、「思います」「考えています」という意味になるので、「努める所存」は、「努めてまいります」という解釈が成り立ちます。

「予防に努める」

「予防に努める」とは、「悪い事態をならないように気を配り、事前に防ぐことに、意識を傾けること」ということになります。

風邪や怪我の「予防に努める」という言い方もありますが、ビジネスでも、トラブルを起こさないように「予防に努める」が使われています。

「職務に努める」

「職務」とは、「自分が担当するの仕事」「任務」「役目」という意味を持つ言葉で、「職務に努める」とは、「自分が受け持つ(担当する)仕事に力を注ぐ」ということになるでしょう。

長年、同じ仕事を続けていると、いつの間にか惰性的になっていることがありますが、ミスを起こさないように初心を忘れず、「職務に務める」ことが大切です。

「安全作業に努める」

「安全作業に務める」とは、「作業する上で、怪我をしないように安全な進め方、やり方をしっかりと決めて取り組む」ということになります。

特に工事現場などでは、ちょっとした不注意から大かな事故や怪我につながる可能性、危険性が潜んでいますので、「安全作業に務める」ことは、現場作業で最優先事項となります。

「対応に努める」

「対応に務める」とは、「ある自浄に対して、真摯な姿勢で臨み当たっていくこと」ということを指していることが多い表現です。

特にこの慣用句が用いられるシチュエーションとしては、大規模災害の復旧に対応している親と場面や、トラブルの解決をしている場面でよく耳にすることがあります。

「努める」を使った例文や短文など(意味を解釈)

では、ここで「努める」を使った例文を見ていくことで、具体的な活用シーンの理解を深めていくことにしましょう。

  • 「努める」を使った例文1
  • 「努める」を使った例文2

「努める」を使った例文1

「今年の春に契約社員から正社員として採用してもらったので、今で以上に役目を努める姿勢が大切だ」

どの企業でも優秀な人材がいれば、惜しみ無く正社員として雇用する道が広がりつつあります。

この例文のように正社員になれた人は、さらに仕事に専念する気持ちが強くなっているはずです。

「努める」を使った例文2

「昨日の地震で地元住民の人達が騒ぎにならないように努めるのが、隊員達の役目だ」

災害現場で復旧作業に入る人達は、できるだけ住民がパニックにならないように「努める」ことも仕事の1つはと言えるでしょう。

「努める」の類語や類義表現(シソーラス)

では、ここで「努める」の類語をいくつか揚げてみることにします。

  • 「研鑽する」
  • 「力を注ぐ」

「研鑽する」

「研鑽する」は、「学問や勉学で深く研究すること」を指している言葉です。

よく「自己研鑽」という言葉が使われますが、「学問などを深く究めて、自分の能力を高めること」や、「特定分野の知識や見識を究めるために自分自らで努めること」というような意味で使われることがあります。

特にビジネスシーンでは、新しい仕事を円滑に進めるために、独学で勉強するような場面で出てきます。

「力を注ぐ」

この言葉も「努める」の類義語として挙げることができます。

「1つことに全ての意識を集中して取り組む」という意味合いがある慣用句です。

私達が会社で仕事をしている中では、色々な役目を担当していることが少なくありません。

それぞれの仕事には、締め切りや目標ってありますが、力を分散していると、どうしても完璧にこなすことが難しくなってきます。

このような時は、優先順位を決めて1つのことに「力を注ぐ」ようにしなくてはなりません。

「努める」と「努力する」の違い

「努力する」の意味には、「物事をなすためには、肉体だけでなく精神も力を出し切って取り組む」というようなニュアンスがあります。

一方の「努める」「力を注ぐ」という解釈では、「努力する」の同義語と言えますが、「可能な限りできることをする」という意味合いがあり、若干、解釈の違いがあるように思われます。

icon まとめ

「努める」という言葉を聞くと、「職務に忠実」=「真面目に働く」というイメージを覚えてしまいます。

しかし、現代のビジネス環境では、与えられた仕事を確実にこなしていくことはもちろんのこと、自ら仕事を創造することも求められていますので、「努める」という定義も一定枠の仕事に留まらず、持てる力と能力をフル動員して、臨むことを指しているように思えるのです。