「空目」の意味とは語源・類語・読み方・英語【使い方や例文】
「空目」とは、「実際には存在しないものが見えたような気がすること」です。
「空目」の「意味・読み方・英語と解釈・語源や由来・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「空目」の意味とは?
- 「空目」の読み方
- 「空目」の英語(解釈)
- 「空目」の語源や由来
- 「空目」の言葉の使い方
- 「空目」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
- 「空目」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「空目」の類語や類義表現(シソーラス)
「空目」の意味とは?
「空目」という言葉には、以下のような意味があります。
- 「空目」の意味1:客観的にはないものが見える
- 「空目」の意味2:上目づかいする
- 「空目」の意味3:見えているのに見えてない振りをする
- 「空目」の意味4:文字の見間違え
「空目」の意味1:客観的にはないものが見える
「空目」の意味は、「実際には存在しないものが見えたような気がすること」や「幻視をしてしまうこと」になります。
「空目」というのは「幻視・幻覚」に似たような意味を持つ言葉であり、例えば「空目をして、つちのこ(ネッシー)のような動物が見えた気がしました」などの文章において「空目」の意味を示すことができます。
「空目」の意味2:上目づかいする
「空目」の意味として、「顔全体を動かさずに、瞳だけを上方向に向けること」や「瞳だけを上に向けて、上目づかいで見ること」があります。
例えば、「空目を使って、異性の気を引きつけようとしていました」や「空目をされると、本心が分かりにくくなります」などの文章で、その意味を活用することができます。
「空目」の意味3:見えているのに見えてない振りをする
「空目」の意味として、「見て見ない振りをすること」や「実際には見えているのに、見えていない風を装うこと」があります。
例えば、「空目を使って、知っている人がいるのに知らない振りをして通り過ぎました」や「親しいと思っていた人に、空目をされると落ち込んでしまいます」などの文章で、その意味を伝えることができます。
「空目」の意味4:文字の見間違え
「空目」の現代的な意味として、「文字の見間違えをすること」や「インパクトのある面白い見間違えをすること」があります。
例えば、「盛大な空目をして、みんなに大笑いされてしまいました」や「授業で本を音読する時に、空目で文字を見間違うと情けないことになります」などの文章で、「空目」を用いることができます。
「空目」の読み方
「空目」の読み方は、「そらめ」になります。
「空目」の英語(解釈)
「空目」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
- 「空目」を使ったEnglishの例文1
- 「空目」を使ったEnglishの例文2
「空目」を使ったEnglishの例文1
“He looked the other way when he found me.”
この「空目」を使った英語の例文は、「彼は私を見つけた時に、(私を見ていない振りをして)空目をした」という意味になります。
見て見ぬ振りをする「空目」は、“look the other way”(違う方向を見る)や“pretend not to see”(見ていない振りをする)で表現できます。
「空目」を使ったEnglishの例文2
“I misread school for surreal.”
この「空目」を使った英語の例文は、「私はschoolをsurrealと空目しました」を意味しています。
「AをBと読み間違える」という意味の「空目」は、「misread A for B」で表現できます。
「空目」の語源や由来
「空目」の語源・由来は、「空耳」と同じで「空(くう)」という漢字が「空っぽであること・何もないこと(実際には存在せず内容もないこと)」を意味していることに由来しています。
「空耳」の語源が「空(くう)のように何もない音を聞くこと(実際には聞こえない音を聞いた気がすること)」にあるように、「空目」という言葉の語源も「空のように何もないものが見えること(実際には存在しないものを見た気がすること)」にあるのです。
「空目」の言葉の使い方
「空目」の言葉の使い方は、「実際にはないものを見たような気がする時」や「文字を読み間違えた場合」に使うという使い方になります。
例えば、「空目をして電柱にぶつかってしまいました」や「空目をして重要な約束の日付けを、間違って覚えてしまっていました」などの文章で使用できます。
また、「瞳だけを上にあげて上目づかいで見る場合」や「実際には見えているのに見えていない振りをする場合」にも、「空目」の言葉を使うことができます。
「空目」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
「空目」を使った言葉・慣用句や熟語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「空目アワー」
- 「空目する」
「空目アワー」
「空目アワー」とは、タモリが司会を務めた人気テレビ番組「空耳アワー」に由来する言葉で、「自分がしたことのある面白い見間違え」についてみんなに伝えようとすることです。
ネット上ではTwitterを利用して、「自分がしたことのある面白い見間違えの内容(特に文字の見間違え)」をツイートしあう「空耳アワー」が行われることもあります。
「空目する」
「空目する」という言葉の辞書的な正しい意味は、「実際にはないものを見てしまうこと」ですが、現在では「見間違えをすること・特に文字の見間違えをすること」の意味合いで慣用的に使われることが多くなっています。
例えば、「年を取ってから、空目することが多くなりました」や「月曜日を日曜日と空目して糠喜びしました」などの文章で使うことができます。
「空目」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「空目」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「空目」を使った例文1
- 「空目」を使った例文2
「空目」を使った例文1
「海外に引っ越したはずの昔の友人が見えたような気がしたのですが、空目だったのでしょうか?」
この「空目」を使った例文は、「海外に引っ越したはずの昔の友人が見えたような気がしたのですが、実際には存在しないものが見える幻視のようなものだったのでしょうか?」ということを意味しています。
この例文の「空目」は、「実際にはないものを見た気がすること」の意味になります。
「空目」を使った例文2
「彼女は空目を使って、私に何かの感情を一生懸命に伝えようとしていました」
この「空目」を使った例文は、「彼女は上目づかいでこちらを見て、私に何かの感情を一生懸命に伝えようとしていた」ということを意味しています。
この例文の「空目」は、「瞳だけ上にあげて、上目づかいすること」の意味になります。
「空目」の類語や類義表現(シソーラス)
「空目」の類語・類義表現(シソーラス)について、分かりやすく解説していきます。
- 「幻視・見間違え」
- 「上目」
「幻視・見間違え」
「空目」の類語・類義表現として、「幻視(げんし)・見間違え」があります。
「幻視」とは視覚に関する幻覚であり、「実際には存在していないものが見えること」や「客観的な現実とは違うように物が見えること」を意味しています。
「見間違え」の意味は、「実際のその物事とは違うように見てしまうこと」や「自分だけにしか通用しない視覚像・状態として間違って物事(人物)を見てしまうこと」になります。
実際にはないものが見える「空目」の類語として、「幻視・見間違え」を指摘できます。
「上目」
「空目」の類語・類義表現として、「上目(うわめ)」があります。
「上目」というのは、「顔全体を動かさずに、目の瞳だけを動かして上方を見ること」を意味します。
瞳だけを上にあげて見ることを意味する「空目」の類義表現として、「上目」を上げることができるでしょう。
「空目」という言葉について徹底的に解説しましたが、空目には「実際には存在しないものが見えたような気がすること」などの意味があります。
「空目」の類語・類義表現としては、「幻視・見間違え」「上目」などがあります。
「空目」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。