「設営」の意味とは「設営」と「設置」の違い・類語・読み方・英語・対義語【使い方や例文】
「設営」という言葉を使ったことがあるでしょうか。
キャンプなどによく行く、イベントが大好き、などという人は「設営」という言葉を使った経験を持つかもしれませんね。
それならば、「設営」とはどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「設営」という単語について紹介します。
目次
- 「設営」の意味とは?
- 「設営」の読み方?
- 「設営」の英語(解釈)
- 「設営」の対義語
- 「設営」の言葉の使い方
- 「設営」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
- 「設営」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「設営」の類語や類義表現(シソーラス)
- 「設営」と「設置」の違い
「設営」の意味とは?
「設営」というのは施設や建物、会場等を前もって説明し、準備することを指します。
例えば運動会がある場合、関係者が座れるように椅子を置いたり、テントを貼ったりしますよね。
キャンプをするときにはテントを貼らなければいけませんし、例えば就活イベントなどをする場合、スタジアムなどが使われることもあります。
そこに椅子を並べ、ブースを作り、イベントを実行できるようにすることを「設営」というのです。
「設営」の読み方?
「設営」は「せつえい」と読みます。
基本的にこれ以外の読み方はありませんから、わかりやすいのではないでしょうか。
正しく読めるようにしておきましょう。
「設営」の英語(解釈)
「設営」という言葉を英語にすると、“construction”や“arrange”、“prepare”、“arrange a venue”などといった表現が使えます。
例えば会議のために「会場設営」するのであれば、a“rrange a venue for a meeting”と言われることもあります。
1番簡単な表現は“prepare”かも知れませんね。
運動会のために準備する、ということであれば“teachers prepared for sports festival”などと表現できます。
「設営」と聞くとやたら難しく感じるかもしれませんが、簡単に英訳できる表現でもあります。
「設営」の対義語
「設営」という表現の対義語は撤去になります。
撤去とは建造物や施設などを取り去ること、取り払うこと、という意味を持ち、例えば「運動会が終わった後にテントを撤去する」などという使い方ができます。
作業が終わった後、足場を撤去するということもあるかもしれません。
「設営」に使ったものを片付ける、ということになります。
「設営」の言葉の使い方
「設営」という言葉はイベントなど大きな出来事を目的とした場合に使われることが多いのではないでしょうか。
例えば、運動会やキャンプ、ライブなどでは多くの椅子やテントを用意しなければいけません。
特にライブ等は参加者が多いですから、トラブルが起こらないように「設営」も工夫されています。
キャンプに行く人の中には、テントを「設営」する、などという表現をよく使うこともあるのではないでしょうか。
個人的なキャンプでも使えますので、ビジネスだけで使える表現だというわけではありません。
「設営」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
ここでは「設営」という言葉を使った言い回しを紹介します。
- 「設営完了」
- 「海軍設営隊」
- 「設営撤去」
「設営完了」
「設営完了」というのはテントなどをしっかり張り、準備が完了したということになります。
例えば卒業式が行われる場合、卒業生や在校生の椅子をセットし、体育館のステージの上には校長先生が卒業証書を渡すための台や大きな花束などが「設営」されるのではないでしょうか。
PTAの役員が座る椅子なども準備しなければいけませんし、日の丸が掲げられることもあるかもしれません。
このような準備が完了したら、「設営完了」といいます。
「海軍設営隊」
海軍撮影隊というのは、日本海軍に属していた基地施設の建築などをになっていた舞台を指します。
太平洋戦争が行われていたときには200者海軍「設営大」が存在していたと言われています。
1943年8月からは特設海軍施設部と呼ばれるようになりました。
ただし、あまり資料が残されていないため、どのような活動をしていたのか、どのような組織が成り立っていたのか、などという事は詳しくわかっていません。
「設営撤去」
「設営」撤去というのは、イベントの会場を「設営」し、撤去する1連の仕事のことを指します。
例えば、会場「設営」撤去のアルバイトが募集されることもありますね。
「設営」撤去のアルバイトはかなり厳しいとも言われています。
重たいテントなどを運ばなければいけませんし、間違いがないように説明しなければいけません。
「設営」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「設営」を使った例文1
- 「設営」を使った例文2
「設営」を使った例文1
「会場の設営をしたのに、雨が降るかもしれないから撤去しなければいけない」
運動会などで使われるテントは、晴れの日にはきちんと役割を果たしますが、雨や風の日にはむしろ危険になります。
運動会のためにテントが「設営」されたとしても、もしもいきなり雨が降り始めた、などという場合はそのテントを撤去しなければいけません。
「設営」したものを使わずに撤去することに不満を感じる人もいるかもしれませんが、何かあれば事故につながる可能性もありますから、特に風の日には注意が必要です。
「設営」を使った例文2
「ライブ会場の設営撤去したことがあるけれど、あのアルバイトは二度としたくない」
最近ベンチャー企業などが注目を集めていますが、企業によってはアルバイトを雇い、ライブ会場の「設営」撤去させることもあります。
ライブ会場は大きいですから、「設営」しなければいけないものも多く、特に夏場であっても長時間外で働かなければいけないということもあり、かなり厳しい仕事だと言われています。
もちろんお給料はそれなりにもらえるかもしれませんが、二度とやりたくないと考える人も珍しくありません。
「設営」の類語や類義表現(シソーラス)
ここでは類義語をいくつか紹介します。
- 準備【じゅんび】
- セッティング【せってぃんぐ】
準備【じゅんび】
準備という表現はあることにすぐ取り掛かれるように用意しておくこと、という意味になります。
例えば外出するときには出かける準備をしなければいけませんね。
きちんと服を着替え、女性ならば化粧をするということもあるでしょう。
髪の毛をとかし、外に出ても恥ずかしくないようにすることを準備といいます。
セッティング【せってぃんぐ】
セッティングというのは設置や配置、という意味があります。
物を配置したり新たに取り付けたりすることを指しており、例えば家具をセッティングする、会議をセッティングする、などということもあります。
合コンをセッティングする、などという言い回しを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
「設営」と「設置」の違い
設置という言葉は雪へという表現に似ていますが、意味は少し異なります。
設置というのはある目的に役立てるため、設備などを作るという意味を持ち、施設や機関等を設けるということになります。
「設営」というのはテントなどを立てるという意味ですが、設置の場合は建物のみならず、機関など、大規模なものを置く、という意味を持つのです。
子供が学校に行っていたりすると、「設営」という表現を使う機会もそれなりに多いのではないでしょうか。
役員等で「設営」に携わらなければいけない時はぜひ積極的に関わりたいものです。