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「申し送り」の意味とは?「申し送り」と「引き継ぎ」の違い・類語・読み方・英語

「申し送り」という言葉を聞いたことのある人は、どの程度いらっしゃるでしょうか?

この言葉は日常生活の会話の中ではあまり使う言葉ではないかもしれませんが、今一度、この言葉の意味を知ると、非常に大切なことを言っていることが分かってきますので、今回は「申し送り」について色々と調べることにしましょう。

申し送り

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目次

  • 「申し送り」の意味とは?
  • 「申し送り」の読み方?
  • 「申し送り」の英語(解釈)
  • 「申し送り」の介護や病院の意味とは?
  • 「申し送り」の言葉の使い方
  • 「申し送り」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
  • 「申し送り」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「申し送り」の類語や類義表現(シソーラス)
  • 「申し送り」と「引き継ぎ」の違い


「申し送り」の意味とは?

普段の生活の中の会話というより、業務上で使われることが多い「申し送り」という言葉は、「仕事の引継ぎに必要な進捗度合いや発見した項目などの情報を、この後に仕事を受け継ぐ後任者へ伝言すること」を指しています。

「申す」という言葉と「送る」の2つの言葉から成り立っている慣用句ですが、この表現で重要なことは、「後の人に現在、持っている情報を正しく使える」ということになります。



「申し送り」の読み方?

「申し送り」「もうしおくり」という読み方になります。

「申し送り」の英語(解釈)

申し送り meaning in english

「申し送り」を英語で表現すると、「伝言」という解釈の観点だと“message”という言葉で訳すことになり、“業務の事務的引き継ぎ”“transfer”“handing over”などの英語で訳すことになります。



「申し送り」の介護や病院の意味とは?

「申し送り」という言葉は仕事で使われる表現ですが、特に病院や介護の分野でよく耳にします。

看護は人命に関わる非常に重要な仕事の分野で、患者さんの24時間フルサポートが必要な世界です。

しかし、1人の患者さんを看護師1人で受け持つことは、実質的にできることではありませんので、総合病院などでは交代制による看護が行われています。

その時に患者さんの情報の記録を残し、その情報を交代する看護師に正確に使えて、漏れのないように引き継ぐのが、「申し送り」です。

患者に対するケアは絶対に間違ってはならない重要な業務なので、「申し送り」は、1日の仕事の中でも、重要な位置づけを占めていると言っても過言ではありません。

「申し送り」の言葉の使い方

「申し送り」とは、重要なことを後任者に正確に伝えることなので、仕事の場面では前述の医療分野だけでなく、交代制を敷いている24時間体制の工場などでも用いられることがあります。

「申し送り」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

では、ここで「申し送り」を使った言葉の意味を見ていくことにしましょう。

  • 「申し送り事項」
  • 「申し送りノート」

「申し送り事項」

「申し送り事項」とは、「業務の必要事項で後任者に必ず引き継ぐべき情報や項目」「申し送り事項」と呼んでいます。

特定分野における専門用語とも呼べることなので、一般の人が触れることが少ない言葉かもしれませんが、様々な業務の中では、他の部署の人との連携が必要になったり、サポートを必要とする人もいますので、この「申し送り事項」は、言葉の表現に違いはあっても、同じ性格を持っている「引き継ぎ行為」がビジネスの世界では必ずあるものです。

「申し送りノート」

「申し送りノート」とは、やはり病院や、介護の分野で使われている業務ツールの1つです。

病院で患者さん毎の状態や共有しなくてはならない項目を「申し送りノート」に明記して伝えることになります。

このノートを活用することで、介護を行う家族、介護サービスの現場で従事しているヘルパー、医師、看護師など、連携しなくてはならない関係者全ての人が情報を共有することができます、 最近では、IT機器の活用により、「申し送りノート」が、パソコンにシフトしていく場合も少なくありません。

重要なことは、必要な情報を必要な人に正確に伝えて引き継ぐことです。

そのようなことから、「申し送りノート」に記載すべきことで伝達ミスがないように注意する必要があります。

「申し送り」を使った例文や短文など(意味を解釈)

では、ここで「申し送り」を使った例文を見ていくことにしましょう。

  • 「申し送り」を使った例文1
  • 「申し送り」を使った例文2

「申し送り」を使った例文1

「朝の申し送りを済ませで、やっと夜勤が終わることになりますので、それまでは気を緩めることができません」

このセリフは、交代制のある病院で勤務する看護師のコメントでしょう。

この人達は、患者さんのために日夜仕事に励んでいますが、夜勤が終れるのも、後任者への「申し送り」ができてからとなるので、大変な仕事です。

「申し送り」を使った例文2

「隣りの課からの申し送りを含めて、今度の新たな業務の担当の割り振りを考えることにしよう」

企業では人事により、社員の部署移動がある他に、組織変更で今まで担当してきた仕事の中身も大幅に変わることもあります。

そのような時は、現状の組織(部・課)からの引き継ぎや「申し送り」も必要なことになってきます。

「申し送り」の類語や類義表現(シソーラス)

ここからは、「申し送り」の類義語を見ていくことにします。

  • 「バトンタッチ」
  • 「伝達」

「バトンタッチ」

「申し送り」の類義語の1つに「バトンタッチ」という言葉がありますが、意味としては、「前任の人の業務や役割を別の人に渡すこと」という意味となります。

この表現は「申し送り」より、もっと身近な言葉として、多くの人に浸透しているものでしょう。

「伝達」

「伝達」の類義語として挙げることができ、「人に情報を伝えること」という忌で用いられています。

「伝達」行為は、ビジネスの中では非常に重要な場面なのですが、今では電話からメール、インスタントメッセージなどのツールが「伝達」手段の主流となっています。

「申し送り」と「引き継ぎ」の違い

「申し送り」の解釈の中で「引き継ぎ」という言葉も出ていましたが、これらの言葉の意味合いを正確に見て行くと、相違点があることが分かります。

「引き継ぎ」は、「前任者の仕事の続きを後任者が行う」という意味になりますが、「申し送り」は、「仕事の引継ぎに必要な進捗状況、発見事項などの情報を後任者へ伝える」ということです。

病院における看護師の「申し送り」で見て見ると、夜勤で前任から後任に担当が変わる時に必要事項を伝えることになりますが、「引き継ぎ」は、前任が担当していた業務を後任者がスムーズに進めるために必要な事項という理解になります。

icon まとめ

「申し送り」を使っている分野は医療分野の印象が強いかもしれませんが、私達の通常の仕事でも「申し送り」の場面は少なからず存在していますので、普段の仕事の中で、どのような項目が他の人と共有すべきかをしっかりと分析しておくことも必要かもしれません。