「減点」の意味とは・類語・読み方・英語・対義語【使い方や例文】

「減点」の意味とは?

「減点」というのは誤りや違反等がある場合、点数を減らすこと、あるいはその平された点数のことを指します。

例えば誰でも学生時代に試験を受けますよね。

その試験に誤りがあった場合は「減点」されます。

基本的に多くの試験は100点満点ですが、誤りがあった場合はそこから点数が引かれていき、最終的に平均60点、などということになります。

職場などでは「減点主義」が用いられていることもあるかもしれません。

ミスや問題があれば満点から減らしていく、という評価方法が「減点主義」になります。

「減点」の読み方?

「減点」は「げんてん」と読みます。

同じ読み方の漢字に原点という表現がありますが、これは意味が全然違いますので気をつけましょう。

「減点」の英語(解釈)

「減点」という表現を英語にすると“take off some points”という言い回しになります。

点数というのが“points”ですので、それを減らす、という言い回しをします。

「減点」という表現の飯は英語には存在しません。

減らすという表現であれば“take off”、“deduct”、などといった表現が使えますので、“deduct some point”や先ほども述べたような“take off some points”という表現が利用可能です。

「減点」の対義語

「減点」という表現の対義語は加点になります。

減らすという表現の対義語は加えるという表現になるため、分かりやすいと思う人もいるのではないでしょうか。

「減点」という表現が点数を減らすという意味になるならば、加点というのは特典を加えること、と想像しやすいですね。

点数を加える事を加点といいます。

例えば学校で試験を受け、テストを返してもらったとき、採点間違い等があればその場で先生のところに持っていって加点してもらった経験がある、という人もいるのではないでしょうか。

「減点」の言葉の使い方

「減点」という表現は評価するときに使われます。

学校においては試験でよく使われますし、職場においても「減点主義」という形で評価されている場合もあるかもしれません。

運転免許でるとも「減点」すいう表現が使われます。

試験で間違えれば当然ながら「減点」されますし、職場でミスをすれば「減点」されていくこともあるかもしれません。

いずれにせよ、点数が関わってくるという事は評価に関連する、ということになります。

評価されている場合は「減点」されないよう、努力をしたいものです。

「減点」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

ここでは原点という言葉を使った言い回しを紹介します。

• 「減点法」
• 「減点主義」
• 「減点方式」
• 「減点パパ」漫画

「減点法」

「減点法」というのは評価するときに点数を減らしていく方法、という意味になります。

学校では5段階評価、などといった評価方法が使われています。

100点を取れれば5、80点ならば4、などと点数に応じて評価が変わります。

「減点した」点数に応じて評価が変わると言っても良いでしょう。

このような方法を「減点法」といいます。

対義語は加点法です。

「減点主義」

「減点主義」というのは組織における評価方法の1つです。

ミス等があれば満点から「減点」していくという方法であり、これによって給料やボーナス、昇進に影響があります。

「減点」されることなく、そつなく仕事をこなせられたら満額のボーナスがもらえ、しっかりと昇進ができる場合もあるでしょう。

しかしミスなどが目立ち、「減点」されてしまった場合はボーナスが減らされる、昇進できない、などという問題が出てきます。

対義語は加点主義、になります。

「減点方式」

「減点方式」というのは、物事の判定や評価をするときに悪い点や失敗等に応じて、点数を差し引いていく方法を表します。

特に日本では「減点方式」が用いられている職場が多いと言われており、やる気がなくなってしまうビジネスマンが増えていると言われています。

逆にアメリカでは加点方式が使われていることがあり、良いところを伸ばす、という教育が行われている会社が多いと言われています。

日本の場合は悪いところを指摘する、というやり方が重視されますので、どうしても長所が伸びず、精神的に嫌になってしまう、という人が増えていると考えられます。

「減点パパ」漫画

「減点パパ」というのは漫画のタイトルであり、かつて単行本が小学館から発売されていました。

「減点」一家の日常にうんちくを加えたストーリーになっており、食べ物やお酒に関するうんちくが多い漫画になります。

パパがうんちくを自慢げに語り、ママが下ネタに関連した文句を言います。

1980年から書かれている漫画ですが、時代が反映された漫画だという評価も受けています。

「減点」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは例文をいくつか紹介します。

• 「減点」を使った例文1
• 「減点」を使った例文2

「減点」を使った例文1

「職場でまたミスをしたから減点されてしまって、本当に嫌になるよ」

ミスをするたびに「減点」されてしまうと、ミスをしないように気をつけるのではなく、点数を減らされないように気をつける、という状態になってしまうこともあるかもしれませんね。

ミスをしてはいけない、仕事に責任を持たなければいけない、などという感覚を養うのではなく、むしろ点数を開されないように努力する、という結果を招いてしまう問題があると言われています。

職場でミスをしてしまい、それが点数という形で開されてしまうと自分がいかにできていないのか、などということを痛感して嫌だ、というビジネスマンも増えています。

「減点」を使った例文2

「ここの解答には、このキーワードが入っていない場合は減点されています」

試験などで何かを説明しなければいけない問題がある場合、そこにキーワードが含まれていなければ「減点」される可能性があります。

一般的にはマルではなく、三角をもらうこともあるかもしれません。

その場合は配点の半分が「減点」されている可能性があります。

説明しなければいけない問題の場合、教師の主観によって採点が変化してしまう可能性があるため、キーワード等を設けている人が多いようです。

「減点」の類語や類義表現(シソーラス)

ここでは類義語をいくつか紹介します。

• 差し引く【さしひく】
• マイナスする【まいなすする】

差し引く【さしひく】

差し引くという表現はある数量から他の数量を引き去る、差っ引く、という意味になります。

例えば収入というものはお給料から税金が差し引かれたものになります。

そのため、手取りという表現が存在します。

マイナスする【まいなすする】

マイナスするというのは減らすという意味になります。

分量をより少ないように変更すること、数を減らすこと、などという意味を持ち、マイナスに評価する、マイナス思考、などという形で使われます。