「経ない」の意味とは「経なければ」の意味・類語・読み方・英語・対義語【使い方や例文】
「経ない」という言葉は堅苦しくて意味が分らないという人もいるでしょう。
正しい意味と使い方などを紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「経ない」の意味とは?
- 「経ない」の読み方?
- 「経ない」の英語(解釈)
- 「経なければ」の意味
- 「経ない」の言葉の使い方
- 「経ない」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
- 「経ない」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「経ない」の類語や類義表現(シソーラス)
- 「経ない」の対義語
「経ない」の意味とは?
「経ない」の意味と言葉の成り立ちについて紹介します。
- 「時が過ぎない」の意味
- 「通過しない」の意味
- 「プロセスを踏まない」の意味
- 「経ない」の言葉の成り立ち
「時が過ぎない」の意味
時間が過ぎていないこと、まだそのものごとがあった日からほんのわずかしか日にちが過ぎていないことを表し「歳月を経ない」などと使います。
「通過しない」の意味
その場所を経由したり通らないことを言います。
背景として多くの場合そこを通過していくのが最も合理的であると考えられているもので「東京駅を経ないで新橋駅に行く」などと使います。
「プロセスを踏まない」の意味
その目的を達成するのに一定の筋道や過程を通らないことを言います。
目的が達成されたり成功したりする結果を伴うことが多く「面接を経ないで採用される」などと使います。
「経ない」の言葉の成り立ち
「経ない」は動詞「経る」に打ち消しの助動詞が付いた言葉です。
漢字の成り立ちは「より糸」と「機織りの縦糸」の象形文字で、「たて」を意味しています。
機織りをする時に糸が伸びて織り込まれていくことから「経る」の意味で使われる様になりました。
「経ない」の読み方?
「経ない」は「へない」と読みます。
「きょうない」と読み間違わない様にしましょう。
「経ない」の英語(解釈)
「経ない」の英語訳は多くあり、シーンに応じて使い分けられています。
以下はよく使われる表現です。
- “as few time/the days goes/go by”
- “not go/pass through”
- “not experience”
“as few time/the days goes/go by”
“as few time goes by”で「ほんの僅かしか時が経ってない=時を経ない」という意味になります。
“As few days go by, he can't freshen his spirit.”で「まだ日数を経ないので彼は立ち直っていない」となります。
“not go/pass through”
“not go through”で「その場所を経由していない=場所を経ない」という意味になります。
“I don't go to Singapore though Narita Airport.”で「成田空港を経ないでシンガポールに行く」になります。
“not experience”
“not experience”は「経験していない=経ない」という意味になります。
“I didn't experience the training program.”「私は研修プログラムを経なかった」になります。
「経なければ」の意味
「経なければ」という言葉は、学校の入学手続きや法的な手続きなど、何かの組織に所属をする時や許可・申請をする時に使われる言葉です。
「○○を経なければ××ができない」という場合、「××」という目的を達成する為には「〇〇」の手続きを済ませなければならないという意味になります。
また、「〇〇を経なければ××になれない」という場合、「××」というポジションを得る為には「〇〇」という過程を修了しなければならないことも意味します。
「経ない」の言葉の使い方
「経ない」の言葉の使い方のポイントは以下の通りです。
- 否定形の動詞として使う
- ビジネスに使う方が良い
否定形の動詞として使う
「経ない」は否定形の動詞ですので、文末にそのまま使ったり「経ないで〇〇する」などと使います。
「経ないで」に続く言葉は肯定形で、「経ないので」に続く言葉は否定形になります。
「過程を経ないで成功した」と「過程を経ないので失敗した」の違いです。
ビジネスに使う方が良い
「経ない」は堅苦しい言葉で、カジュアルな会話に使うと不自然に聞こえます。
ビジネスで打ち合わせや会議、プレゼンテーションの時などに使うと良いでしょう。
「経ない」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
「経ない」を使った言葉を下記に幾つか紹介します。
- 「年を経ない」【としをへない】
- 「程経ない」【ほどへない】
- 「世を経ない」【よをへない】
「年を経ない」【としをへない】
意味は「それほど長い年月が経っていないこと」「年齢を重ねていないこと」です。
「まだ年を経ない」の場合「まだ年数が経っていない」という意味で、若々しい様子や未熟な様子を表します。
「程経ない」【ほどへない】
こちらも「まだ時間が経っていないこと」を意味しています。
「程」とは「ある程度の時間」「大体の時間」を意味していて、「程経ない」は時間の広がりが少ない時に使われます。
「世を経ない」【よをへない】
意味は「長い年月が過ぎて忘れ去られること」で、時間が経つに連れて消えてなくなってしまう様なものを意味します。
因みに後世まで残る名文学は「世を経て残る傑作」と呼ばれますが、全くその反対の意味だと思って良いでしょう。
「経ない」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「経ない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「経ない」を使った例文1
- 「経ない」を使った例文2
「経ない」を使った例文1
「前作からほとんど日を経ないで新作が完成した」
こちらはミュージシャンや芸術家の創作ペースについての表現です。
前作を発表してから間もないうちに新作を発表したことを表しています。
その人が旬の場合は早目に次作を発表した方が注目度が高くなります。
「経ない」を使った例文2
「アルバイト出身なので試用期間を経ないで正社員に採用された」
一般的に会社に入社した場合試用期間があってから正社員になるものです。
しかしアルバイト期間が長く、会社から信頼されている人物なのでそのまま正社員になれたことを表しています。
「経ない」の類語や類義表現(シソーラス)
「経ない」の類語は以下の通りです。
- 「踏まない」【ふまない】
- 「通らない」【とおらない】
「踏まない」【ふまない】
「踏む」には「足で上に乗る」という意味の他に「物事を実際におこなったり経験すること」という意味があります。
「踏まない」は「プロセスを通らない」という意味で「経ない」の類義語と言えます。
「通らない」【とおらない】
「通る」は「通過する・通行する」という意味ですので、「通らない」で「経ない」の類義語となります。
「経ない」の対義語
「経ない」の対義語は「経る」ですが、もう少し解釈を広げると「経過する」という言葉があります。
意味は「時間が過ぎること」「ものごとの成り行きや様子」で、「経ない」の肯定系「経る」と似た意味になります。
「経ない」は文節だけだと理解しにくいのですが、文章の中で使われていると意外に分り易い言葉です。
少し硬い言葉ですので普段の会話よりもビジネスの場で活用できる様にしましょう。