「凹んだ」の意味とは?・読み方・英語・対義語・類語【使い方や例文】
「凹んだ」とは、「表面の一部が周囲より低くなっていること」や「やりこめられて落ち込んでいるさま」です。
「凹んだ」の「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・例文と解釈・類語や類義表現・凹んだと窪んだの違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「凹んだ」の意味とは?
- 「凹んだ」の読み方?
- 「凹んだ」の英語(解釈)
- 「凹んだ」の対義語
- 「凹んだ」の言葉の使い方
- 「凹んだ」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
- 「凹んだ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「凹んだ」の類語や類義表現
- 「窪んだ」と「凹んだ」は同じ意味?
「凹んだ」の意味とは?
「凹んだ」の言葉には、以下のような意味があります。
- 「凹んだ」の意味1:周囲よりくぼんだ
- 「凹んだ」の意味2:落ち込んだ・困った
- 「凹んだ」の意味3:損をする
「凹んだ」の意味1:周囲よりくぼんだ
「凹んだ」の意味は、「表面の一部が周囲より低くなっていること・表面がぼこっとくぼんでいること」になります。
「凹んだ」という言葉には、「鍋の表面をぶつけて凹んだ」や「凹んだヘルメットを使っています」などのように、「表面がぼこっとくぼんで周りよりも低くなっていること」の意味があるのです。
「凹んだ」の意味2:落ち込んだ・困った
「凹んだ」の意味は、「やりこめられて落ち込んでしまった」や「追い込まれて困った。
へこたれた」になります。
「凹んだ」という言葉には、物理的にくぼむという意味だけではなくて、「人・状況にやりこめられて、落ち込んだりへこたれたりする」という精神的に落ち込むという意味もあるのです。
「凹んだ」の意味3:損をする
「凹んだ」の意味は、「周囲よりも損をすること・平均的な基準よりも少なくなること」になります。
「凹んだ」という言葉には、「経済的・点数的に損をしてしまう」という意味のニュアンスもあるのです。
例えば、「今年の競馬の戦績は凹んでいます」や「ボードゲームだけ私だけ点数が凹んだ」といった文章で、「凹んだ」の意味が示せます。
「凹んだ」の読み方?
「凹んだ」の読み方は、「へこんだ」になります。
また「凹んだ」は、「くぼんだ」と読むこともあります。
「凹んだ」の英語(解釈)
「凹んだ」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
- 「凹んだ」を使った英語の例文1
- 「凹んだ」を使った英語の例文2
「凹んだ」を使った英語の例文1
“The high-speed roads caved in because of the earthquake last year.”
この「凹んだ」を使った英語の例文は、「去年の地震の影響で、高速道路が凹んだ」を意味しています。
車・物・道路などが物理的にくぼむことは、“sink”や“cave in”の英単語で表現することができるのです。
「凹んだ」を使った英語の例文2
“He yielded to his girlfriend's sullen silence.”
この「凹んだ」を使った英語の例文は、「彼は彼女の不機嫌な沈黙によって凹んだ」を意味しています。
“yield to〜”は「〜にやりこめられる・〜に屈する」ということから、「〜によって凹んだ」を意味します。
“yield to〜”は“give in”(あきらめる・落ち込む)という熟語で言い換えることもできます。
「凹んだ」の対義語
「凹んだ」の対義語には、以下のようなものがあります。
- 「膨らんだ・突き出た」
- 「舞い上がった・元気になった」
「膨らんだ・突き出た」
「凹んだ」の対義語は、「膨らんだ・突き出た」になります。
「膨らんだ」とは「表面が盛り上がっていること」、「突き出た」とは「表面の一部が外側に鋭く張り出していること」を意味しています。
表面の一部がくぼんでいるを示す「凹んだ」とは反対の意味を持つ対義語として、「膨らんだ・突き出た」を指摘することができます。
「舞い上がった・元気になった」
「凹んだ」の対義語として、「舞い上がった・元気になった」があります。
「舞い上がった」とは「気持ちが高ぶって浮かれること」、「元気になった」とは「気持ちが回復して前向きになること」を意味しています。
やり込められて落ち込んだり弱ったりすることを示す「凹んだ」とは反対の意味を持つ対義語として、「舞い上がった・元気になった」を上げることができます。
「凹んだ」の言葉の使い方
「凹んだ」の言葉の使い方は、「表面の一部がくぼんでいる時」や「物事が上手くいかずに落ち込んでいる場合」に使うという使い方になります。
例えば、「自損事故で車のバンパーが凹んだ」や「妻に非難されて凹んだ気持ちになりました」などの文章において、「凹んだ」の言葉を正しく使用できます。
「凹んだ」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
「凹んだ」を使った言葉・慣用句や熟語を紹介して、その意味を紹介していきます。
- 「凹んだピン球」
- 「凹んだバンパー」
- 「凹んだ気持ち」
「凹んだピン球」
「凹んだピン球」の意味は、「物理的に表面がぼこっとくぼんだピンポン玉」になります。
ピンポン玉に対して激しくラケットでスマッシュをしたり、どこかに強い勢いでぶつけたりした時の衝撃で表面がくぼむと、「凹んだピン球」になってしまうのです。
「凹んだバンパー」
「凹んだバンパー」というのは、「ぶつけた衝撃で表面部分がぼこっと内側にくぼんだ自動車のバンパー」を意味しています。
自損事故で電柱・ガードレールに車をぶつけたり、対人事故で人間にぶつけたりしてしまうと、「凹んだバンパー」の状態になってしまいます。
「凹んだ気持ち」
「凹んだ気持ち」の意味は、「人からやり込められたり物事が上手くいかなかったりして、落ち込んで弱気になった気持ち」になります。
「凹んだ気持ち」というのは、嫌なことがあってテンションが下がった気持ち、弱気になった気持ちのことを意味しているのです。
「凹んだ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「凹んだ」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「凹んだ」を使った例文1
- 「凹んだ」を使った例文2
「凹んだ」を使った例文1
「右折車に衝突されて、大切な車が大きく凹んだ状態になりました」
この「凹んだ」を使った例文は、「右折車に衝突されて、大切な車の表面が大きくぼこっとくぼんだ状態になった」ということを意味しています。
この「凹んだ」は、「物理的に表面がくぼむこと」を示唆しています。
「凹んだ」を使った例文2
「試合に負けたからといって、いつまでも凹んだ気持ちでいるわけにはいきません」
この「凹んだ」を使った例文は、「試合に負けたからといって、いつまでも落ち込んで弱った気持ちでいるわけにはいかない」ということを意味しています。
この例文の「凹んだ」は、「負けたりやり込められたりして、気分が落ち込み弱ること」を示しています。
「凹んだ」の類語や類義表現
「凹んだ」の類語・類義表現について、分かりやすく解説します。
- 「陥没した・変形した」
- 「落ち込んだ・弱気になった」
「陥没した・変形した」
「凹んだ」の類語・類義表現として、「陥没した・変形した」があります。
「凹んだ」という言葉は、「物理的に表面部分が内側にくぼんでいること」を意味しています。
「陥没した」とは「(土地などが)落ち込むこと・沈んでくぼむこと」を意味していて、「変形した」というのは「陥没・くぼみを含めて物理的に形が変わってしまったこと」を意味しています。
物理的にくぼむことを示す「凹んだ」の類語として、「陥没した・変形した」を指摘できます。
「落ち込んだ・弱気になった」
「凹んだ」の類語・類義表現として、「落ち込んだ・弱気になった」があります。
「落ち込んだ」というのは、「気持ちが盛り上がらずに沈んでいること・元気がないこと」を意味しています。
「弱気になった」の意味は、「強気になれなくなったこと・自信がなくて悲観的(消極的)になったこと」になります。
やり込められて気持ちが落ち込んだことを意味する「凹んだ」の類義表現として、「落ち込んだ・弱気になった」が上げられます。
「窪んだ」と「凹んだ」は同じ意味?
「窪んだ(くぼんだ)」と「凹んだ(くぼんだ・へこんだ)」は、「表面の一部が周囲より低く落ち込んでいること」という同じ意味を持っています。
ただし「凹んだ」を「へこんだ」と読む場合には、「やり込められて落ち込んだ・上手くいかずに困って弱った」という意味がありますが、「窪んだ」の方には「落ち込んだり弱ったりしている」という意味がないという違いはあります。
「凹んだ」という言葉について徹底的に解説しましたが、凹んだには「表面の一部が周囲より低くなっていること」や「やりこめられて落ち込んでいるさま」などの意味があります。
「凹んだ」の類語・類義表現としては、「陥没した・変形した」「落ち込んだ・弱気になった」などがあります。
「凹んだ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。