「批判」の意味とは?「批判」と「批評」、「非難」の違いや英語、対義語や類語を紹介!
本人確認済「批判」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「批判」の英語や対義語・類語、「批判」を使った言葉や例文を紹介して行きます。

目次
- 「批判」の意味とは?
- 「批判」の読み方?
- 「批判」の英語
- 「批判」の類語
- 「批判」の言葉の使い方
- 「批判」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「批判」を使った例文や短文など
- 「批判」と「批評」の違い
- 「批判」と「非難」の違い
「批判」の意味とは?

「批判」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
様々な場面で「批判」という言葉が飛び交っているため、聞いた事がある人の方が多いでしょう。
特にここ数年は、「批判」の力が強くなっていると感じる人もいるでしょう。
「批判」には、「善悪や価値などについて、根本的に評価したり判定する事」という意味があります。
やや難しい意味がある言葉ですが、何かに対して善悪などで評価する事、良い悪いを判定する事を「批判」と言います。
「あなたの考えは良い」「あなたの行動は悪い」などと評価する事を「批判」と言います。
「批判」の読み方?

「批判」という言葉の読み方を紹介します。
「批判」は「ひはん」と読みます。
特に難しい漢字が使われていませんので、読み間違える事はないでしょう。
これを機会に「批判」は「ひはん」と読む事を覚えておきましょう。
「批判」の英語

「批判」という言葉を、英語に直したいと思う事があるかもしれません。
そのような時のために、「批判」の英語表現を知っておきましょう。
「批判」は、英語にすると“criticism”(クリティシズム)になります。
“criticism”には「批判」という意味があります。
また“comment”(コメント)という言葉にも「批判」という意味があります。
「コメント」というカタカナ語は、広く知れ渡っていますので、意味を知っている人も多いでしょう。
何かについて「コメントする」という時は、「批判する」と言い換える事もできます。
このように「批判」は“criticism”、“comment”などの英語に言い換える事ができます。
「批判」の類語

「批判」の類語や類義表現を紹介します。
「批判」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「品評」【ひんぴょう】
- 「評価」【ひょうか】
「品評」【ひんぴょう】
「品評」には、「産物や製品、作品などの優劣を決める事」という意味があります。
例えば農作物の「品評会」がありますが、農作物を並べて優れた農作物、劣っている農作物を分けるという意味になります。
「評価」【ひょうか】
「評価」という言葉は、一般的に良く使われる事が多い言葉です。
「評価」には、「物事や人の価値を判断する事」という意味があります。
ビジネスシーンでは、「人事評価」がありますが、仕事ができるかコミュニケーション能力が高いかなど、職場での人の価値を判断する事と言えます。
「批判」の言葉の使い方

「批判」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「批判」には、善悪や価値などを根本的に評価判定する事という意味があるため、何かに対して評価をしたり、判定する時に使ってみましょう。
仕事仲間の行動や価値について評価したり、判定する時にも「Aさんは『批判』する」などと言います。
また自分についての価値を考える時、「自己批判」という言葉を使います。
またテレビやネットのニュースに対して評価する時、新しい法案について意見する時も「批判」という言葉を使います。
このように様々な場面で、評価をしたり判定する時に、「批判」という言葉を使ってみましょう。
「批判」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

続いて「批判」を使った言葉や慣用句を紹介します。
知っておくと「批判」という言葉を使いやすくなる言葉が登場します。
- 「批判的」【ひはんてき】
- 「批判を受ける」【ひはんをうける】
- 「批判的思考」【ひはんてきしこう】
「批判的」【ひはんてき】
「批判的」という言葉があります。
言葉の端々に、良し悪しを判定したり、価値を判断するような意見が組み込まれている時に、「批判的な意見」などという言い回しをします。
素直な見方ではなく、いちいち良し悪しなどを考えながら見たり話したりする事を「批判的」と言います。
「批判を受ける」【ひはんをうける】
「批判を受ける」という言い回しも良く使われます。
例えば美味しい飲食店を紹介した時に、その飲食店についての良し悪しや価値について語られた時、「批判を受けた」と感じるでしょう。
「行ってみる」と素直に受け取ってもらえず、いろいろと分析されて意見を言われると「批判を受ける」感じがします。
「批判的思考」【ひはんてきしこう】
「批判的思考」という言葉もあります。
いつでも「これは善か悪か」「これは価値があるのかないのか」などを考えながら生きている人に対して、「批判的思考」という言葉を使います。
「批判」を使った例文や短文など

「批判」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「批判」を使った文章を見て、「批判」をどのように使えばいいか知りましょう。
- 「批判」を使った例文1
- 「批判」を使った例文2
「批判」を使った例文1
「アイドルを『批判』的な目で見る」
本来アイドルは、素直に「可愛い」「カッコいい」などと言って楽しむものというイメージがあります。
しかしこの例文のように、分析的な見方をして、「彼女たちが現在存在する意味は」とか、「彼らが社会で果たす役割は」などと話し合うのが楽しいアイドルファンもいます。
このような見方を「批判的」な見方と言います。
「批判」を使った例文2
「提出したレポートに対して『批判』を受けて、修正する」
ビジネスシーンでは、自分の仕事が「批判」されるのは避けて通れません。
「批判」を受けて修正するという事が、仕事の基本になります。
この例文のように、レポートが一度で受諾される事は少なく、「批判」を反映したものを提出する機会が多くなるでしょう。
「批判」と「批評」の違い

「批判」と「批評」という言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「批評」には、「物事の長所と短所を挙げて、評価する事」という意味があります。
また、ただ「評価」するだけでなく、なぜなのか論理的に説明する時に、「批評」と言います。
「批判」をする時は、評価によって相手の考えや行動を変えたいという思いが見え隠れしますが、「批評」の場合は、自分が分析する事に重きを置いている様子が見えます。
「批判」と「非難」の違い

最後に「批判」と「非難」の違いを見て行きましょう。
「批判」は物事の良い部分や悪い部分、善悪などについて評価したり判定したりする事を言います。
しかし「非難」には「人のミスや欠点を挙げて、攻撃したり、抗議する事」という意味があります。
「非難」には良い面を見る部分がないため、この二つの言葉はまるで意味が違う事になります。
「批判」という言葉について見てきました。
「批判」は「非難」と混同されがちですが、必ずしも悪い点ばかりを挙げられるわけではない事が分かります。
良い「批判」を受けると、仕事の成長に役立つかもしれません。