「状態」の意味とは?「状態」と「状況」「常態」の違い・対義語・英語・類語
「状態」という言葉は誰しも意識するものなのではないでしょうか。
この言葉自体を使うことがなかったとしても、例えば、中古品を購入するときには「状態」をチェックしますよね。
アパートなど不動産を借りる時にもその部屋の「状態」を確認します。
それならば「状態」とはどういう意味なのでしょうか。
ここでは「状態」という言葉について紹介します。
目次
- 「状態」の意味とは?
- 「状態」の読み方
- 「状態」の英語(解釈)
- フリマやオークションの「商品の状態」について
- 「状態」の言葉の使い方
- 「状態」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「状態」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「状態」の類語や類義表現
- 「状態」と「状況」の違い
- 「状態」と「常態」の違い
「状態」の意味とは?
「状態」というのはある事柄、対象の時間とともに変化しうる性質や有り様を表す様子を指します。
例えば、アパートやマンション、一軒家であったとしても、暮らしていれば太陽の光によって壁の色が変わってしまうという事はありますし、雨や風などにさらされ、屋根の「状態」が悪くなってしまうこともあります。
そのようなものを「状態」といいます。
使っていれば汚れるのは当たり前ですし、壊れてしまうこともありますよね。
「状態」の読み方
「状態」というのは「じょうたい」と読みます。
これ以外には読み方がありませんので、しっかりと読めるようにしましょう。
「状態」の英語(解釈)
「状態」という表現を英語にすると“condition”という言い回しができます。
あるいは“situation”でも良いでしょう。
stateと訳されることもあります。
例えば「アパートの状態をチェックする」ということであれば“I checked the situation of apartment. ”と表現できます。
また、「中古品の状態をチェックした」ということであれば、“I checked the condition of secondhand products. ”と表現できます。
フリマやオークションの「商品の状態」について
最近はフリーマーケットやオークションで何かを購入するという人も多いのではないでしょうか。
経済的な変化によって、かつてほど中古品に対するアレルギーがなくなったと考えられています。
商品をフリマやオークションで売りたいと思う場合、例えば新品同様なのか、それなりに「状態」が良いのか、普通なのか、悪いのか、しっかりと提示しなければいけません。
新品同様にきれいならば新品同様と表記できますし、悪いならば悪いと表記する必要があります。
嘘を書いてはいけません。
「状態」の言葉の使い方
「状態」という言葉は中古品などを購入する場合、あるいは賃貸を借りる場合などによく使われます。
例えば、お店で売られている商品は基本的にパッケージに入っていますので、「状態」をチェックすることはできませんし、新品ですからまず良い「状態」であるということが想像できます。
しかし、中古品等はいちど誰かに使われているわけですから、購入する前にはその「状態」をしっかり見ておかなければいけません。
賃貸を借りる場合にも実際にその部屋に行き、「状態」を確認する必要があります。
「状態」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
ここでは「状態」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「状態が悪い」
- 「状態異常」
- 「状態変化」
「状態が悪い」
「状態」が悪いというのは、例えば中古品等を購入するときにその中古品の「状態」が悪い、などという意味もありますし、誰かが病気になったり怪我をした時など、「状態」が悪いと表現することもできます。
「状態異常」
「状態異常」というのは、主にゲーム等でキャラクターが正常な「状態」ではない、何らかの障害を受けている、などといった「状態」を指しています。
「状態異常」すぎるなどという言葉もあり、その「状態異常」がゲームで重要な役割を占める場合もあります。
「状態変化」
「状態変化」というのは物質の「状態が変化」することを指しています。
例えば、銀等は酸素に触れると酸化してしまい、色が変わってしまいますよね。
あるいは、雨が降って水たまりができると、その水たまりの水分は蒸発します。
そして蒸発した水蒸気が雲となり、また雨を降らせるのです。
水は氷点下になると氷になりますし、温度が高くなると水蒸気になります。
つまり水は常に「状態変化」を起こしているということになります。
「状態」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「状態」という言葉を使った例文を紹介します。
- 「状態」を使った例文1
- 「状態」を使った例文2
「状態」を使った例文1
「あそこのお店は常に「状態」が良い中古品を売っている」
フリマやインターネットオークションのみならず、店舗でも中古品が売られていることがあります。
店舗によっては中古品の「状態」が悪い、「状態」が悪いのに値段が高い、などということもありますが、場所によっては基本的に良い「状態」の中古品が売られているということもありますよね。
高く売るために、悪い「状態」であるものの良い「状態」であるかのように見せかけてはいけません。
中古品を売る場合は正直になることが重要です。
「状態」を使った例文2
「祖母が骨折して入院したけれど、どうやら状態が悪いらしい」
歳をとると、転んだだけで骨折をしてしまうなど、簡単に大怪我をしてしまうことがあります。
場合によっては転んでしまって腰の骨を折った、お尻の骨を折った、などということもあるかもしれません。
また、若い人であればそれなりに処置をするだけで済みますが、高齢者の場合は手術などが必要になる場合もあります。
たかが骨折、されど骨折、になるのです。
「状態」の類語や類義表現
ここでは「状態」という言葉を使った類義語を紹介します。
- 様子【ようす】
- 有様【ありさま】
様子【ようす】
様子というのは外から見て分かる物事の有り様、状況、「状態」を指しているのでしょうか。
例えば不動産物件を借りる時にはその部屋の様子をチェックします。
様子という表現はまさに「状態」という表現の類義語だといえます。
有様【ありさま】
有様というのは物事の「状態」を指します。
なんとなく悪い皆様に感じる人もいるかもしれませんが、そんな事はありません。
物事の「状態」や様子、あるいは人が置かれている「状態」や身分、境遇を指すこともあります。
「状態」と「状況」の違い
「状態」や状況はよく似た表現ですが、意味合いは若干異なります。
まず、「状態」というのは人や物の、ある時点での様子という意味を持ち、ある時点での人屋物の様子、という意味になるのです。
それに対して状況というのは移り変わる物事のその時々の有り様、という意味になります。
つまり、その時々の物事の様子、という意味になるのです。
「状態」と「常態」の違い
「状態」と常態は同じ読み方ですが、これも意味が異なります。
常態は平常の「状態」という意味であり、「状態」という意味ではありません。
あくまでも普段の「状態」という意味になります。
「状態」という言葉は日常的にもよく使われるのではないでしょうか。
意味を正しく理解し、適切な使い方ができるようにしておきましょう。