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「主催」の意味とは?「主宰」との違い、対義語や英語、類語を紹介!

パーティやイベントなど催し物は多く存在しています。

そしてそれぞれの催し物は行うにあたり、「主催」となる人物もいます。

しかし「主催」を誤って用いると誤解を生みかねないため、適切な意味の理解や使い方が求められます。

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「主催」の意味とは?「主宰」との違い、対義語や英語、類語を紹介!>


目次

  • 「主催」の意味とは?
  • 「主催」の読み方と漢字について
  • 「主催」の英語(解釈)
  • 「主催」の対義語
  • 「主催」の言葉の使い方
  • 「主催」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
  • 「主催」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「主催」の類語や類義表現
  • 「主催」と「開催」の違い
  • 「主催」と「主宰」の違い


「主催」の意味とは?

「主催」の意味とは?

「主催」という言葉は様々な催し物に対して、それを行う中心となる人物やその主体といった意味となります。

「主催」の対象となるものは個人に加えて団体・集団など様々です。

数も一つに限られていません。

また人を表すことではなく、あくまで中心となって行うという行為自体を意味しています。



「主催」の読み方と漢字について

「主催」の読み方と漢字について

「主催」という言葉は「しゅさい」と読みます。

「催」という漢字は「催す」と使われており「行事を準備・計画や企てる」といった意味を持ちます。

それに「主(おも)」という色々な中いて中心となることを意味する漢字が合わさり、構成されています。

「主催」の英語(解釈)

「主催」の英語(解釈)

「主催」という言葉は英語では催し物自体の中心になって支援・サポーターという解釈にて“Sponsorship”“promoter”といった言葉で表現されます。

他にもイベントを開催する意味合いでは“host”とも表現されます。

しかし英語において多くは名詞ではなく動詞として活用されるため、文章に応じて表現を変化させていくことが求められます。



「主催」の対義語

「主催」の対義語

「主催」という言葉は対義語も存在しています。

主だって行わない・陰からサポートしていくということから「後援」と表現されます。

または主とならずに複数にて共同で行うという意味では「共催(ともに開催)」とも表現されます。

催し物に対しての状況に応じて使い分けが必要となるため、それぞれの意味を理解したうえで用いることが求められます。

「主催」の言葉の使い方

「主催」の言葉の使い方

「主催」という言葉の使い方として、基本的には対象となる催し物に対しての中心人物・集団などに使われます。

また自身で使う際には周囲に「自分が中心」と伝える使い方となり、他者に使う際には周囲に「中心となっている」ことを認知させる使い方となります。

しかし催し物において「主催」は進行状況や準備など様々な面で責任も伴います。

そのため使う際に間違えた人・集団に使ったり、責任をとれない状況で自身に使うとトラブルを引き起こしかねません。

「主催」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

「主催」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

「主催」という言葉はそのままの言葉で使うよりも慣用句や熟語など、それに続く言葉と合わせて用いられる事が多いです。

実際にどのような言葉が適応して用いられているか、例とその解釈を紹介します。

  • 「主催イベント」
  • 「主催者」
  • 「主催する」

「主催イベント」

「主催イベント」という言葉は「〇〇が主催となるイベント」という意味合いとなります。

その対象も芸能・アニメ・美容など様々ですが、注目されるものが主催となり、軸や重きを置いたイベントとなります。

「主催者」

「主催者」という言葉は催し物を主催している人物を表す言葉です。

「主催者」における意味合いとして基本は一人を対象としています。

しかし「主催」が複数人となる際には「主催者たち」といった表現となります。

「主催する」

「主催する」という言葉は催し物を行うにあたり「中心となって行動する・実行していく」といった意味を持ちます。

その背景には催し物において既に中心の位置づけとなっていることが前提となります。

「主催」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「主催」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「主催」という言葉は催し物を行うにおいて中心人物・集団を表す際に用いられます。

しかし「主催」の背景としてその責任・仕事などが伴うため使う上で注意が必要です。

そのため実際に使う際にはどのように使うか・注意すべきか例文を紹介していきます。

  • 「主催」を使った例文1
  • 「主催」を使った例文2

「主催」を使った例文1

「友人に『今回のパーティにあたって、主催になって取り組んでくれた〇〇にお礼を送っておいたよ』と伝えた」

この場合、主催者に対してのお礼・労いの意味合いで用いられています。

パーティは主催する際に様々な準備や苦労が伴います。

その努力に対して贈り物をしたと伝えています。

「主催」を使った例文2

「このイベントの主催団体について確認したいことがあるのですが、責任者はどなたですか?」

ここでは主催団体への確認事項のなかで用いられています。

あくまで主催は団体となるため、その構成人数は複数人います。

その中でも最も中心・重要人物に連絡を取りたい旨を伝えています。

「主催」の類語や類義表現

「主催」の類語や類義表現

「主催」という言葉は催し物において用いられますが、その表現は様々にあり類語・類義表現も多く存在します。

実際にどのような言葉があるか、例とその意味を紹介します。

  • 「執行」【しっこう】
  • 「肝煎り」【きもいり】

「執行」【しっこう】

「執行」には行うことを意味しています。

しかしただ行うことを意味せず、規則やルール・法律などが背景にある上でも実行となります。

また「執行」は行う人物に対して用いられています。

そのため「行う」ことに対する中心人物となるため、類語として扱われています。

「肝煎り」【きもいり】

「肝煎り」という言葉は人の世話や間を取り持つといった意味合いを持ちます。

そこから意味が変化・転じて仕事の中で用いられる事が多く、人事・配役などの要と解釈されます。

そのため催し物とは異なりますが、会社・組織における重要なポスト・中心という意味から類語とされています。

「主催」と「開催」の違い

「主催」と「開催」の違い

「主催」という言葉は時に「開催」という言葉と同じ扱いをしている場合もありますが、正しくは意味がそれぞれ異なります。

「開催」とは「主催」同様に催し物を行うことを意味しています。

しかしその中心にいるか・主体となるといった意味は含まれていません。

「主催」と「主宰」の違い

「主催」と「主宰」の違い

「主催」「主宰」は読みは同じであり、混同して使ってしまう人も多いです。

「主宰」の意味として人の上に立って全体を総括・統括しつつ対象となる事象の中心になって行動することを意味しています。

事象の対象は催し物に限らず様々なことに適応します。

icon まとめ

「主催」という言葉はその意味から責任も伴う言葉です。

「主宰」「開催」やそれ以外にも類語・類義表現も多く存在しているため意味を混同したり誤って使う人も多いです。

また使う機会も年齢を重ねていくうえで増えていき、催し物の規模に応じてもその重みも変化していきます。

誤解やトラブルを生まないためにも「主催」をしっかりと理解しておく必要があります。