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「雑多」の意味とは?「雑多」と「多様」の違い・対義語・読み方・英語・類語

「雑多」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

雑という漢字と多いという漢字が使われていますから、何となく意味は想像できるけれど、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。

ここでは「雑多」という言葉について紹介します。

雑多

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「雑多」の意味とは?「雑多」と「多様」の違い・対義語・読み方・英語・類語>


目次

  • 「雑多」の意味とは?
  • 「雑多」の読み方
  • 「雑多」の英語(解釈)
  • 「雑多」の対義語
  • 「雑多」の言葉の使い方
  • 「雑多」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
  • 「雑多」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「雑多」の類語や類義表現
  • 「雑多」と「多様」の違い
  • 「雑多」と「雑記」の違い


「雑多」の意味とは?

「雑多」というのは様々なものが入り混じっている様子を指します。

大きな多様性、あるいは多様さを持つ様子、盛りだくさん、多種多様、などといった意味を持ち、例えば「雑多」な展示物、「雑多」な居住環境、などといった言い回しがあります。

様々な展示物が1つにまとめられている場合、それはまさに「雑多」の展示物だと言えるでしょう。

あるいは、いろいろな感情が入り混ざった状態を「雑多」の感情と表現することもあります。

「雑多」の感情というのは芥川龍之介の「首が落ちた話」でも使われている表現です。



「雑多」の読み方

「雑多」という言葉は「ざった」と読みます。

「ざつた」などではありませんので注意しましょう。

複雑な漢字ではありませんから、書けるようにしておくことも大切です。

「雑多」の英語(解釈)

雑多 meaning in english

「雑多」という表現を英語にすると“miscellaneous”という表現になります。

例えば、「雑多」な情報ということであれば“miscellaneous information”になります。

それ以外にも“unarranged”“unorganized”“unsorted”という表現を使うこともできます。

もしも「雑多」な人々、と表現するのであれば、“People of all sorts and conditions”と表現しても良いでしょう。



「雑多」の対義語

「雑多」という表現の対義語は「斉一」になります。

斉一はどれも皆一様である、という意味になり、「雑多」という表現のいろいろ入り混じっている様子、とは意味合いが異なります。

斉一はそれぞれが一様であること、1つに揃っている様子、などという意味を持ち、例えば制服を着た高校生などはまさに斉一と言えるでしょう。

それに対し、私服を着た高校生が集まった様子は「雑多」といえます。

「雑多」の言葉の使い方

「雑多」という表現はいろいろ入り混じっている様子という意味であり、悪い意味ではありません。

なんとなく揃っていない、などといったネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、細々とした、数多く混ざっていること、などという意味になりますので、悪い意味では無いのです。

ただ、文脈によって「生活が苦しかったため、雑多な仕事に従事した」などという言い方をすると、あらゆる仕事をしたという意味になり、なんとなくネガティブなイメージを持たれてしまう可能性もあります。

「雑多」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

ここでは「雑多」という表現を使った言い回しを紹介します。

  • 「雑多な人」
  • 「雑多な雰囲気」
  • 「雑多な部屋」

「雑多な人」

「雑多」な人というのは、様々な種類の人が集まっているということになります。

男性だけ、女性だけ、ということではなく、男女入り混じり、老若男女の人々が集まっている、さらに日本人だけではなく、そこに白人や黒人、ラテンアメリカ系の人々など、様々な国籍やエスニシティーを持つ人々が集まっているとまさに雑多な人と言えるでしょう。

「雑多な雰囲気」

「雑多」な雰囲気というのは1つにイメージが統一されていない雰囲気ということになります。

例えば、レストランや喫茶店はモダンな雰囲気やレトロな雰囲気、アンティークな雰囲気などに統一されていることが多いですよね。

しかし、様々な調度品が置かれていたり、イメージが統一されていない、などといった場合は「雑多」な雰囲気になります。

「雑多な部屋」

喫茶店やレストランだけではなく、自分の部屋などもイメージで統一するのではないでしょうか。

しかし、例えば海外旅行に行くたびにお土産を買ってきて並べてしまうため、どうしてもイメージが統一していない、などという場合は「雑多」な部屋といえます。

なんとなくアジア系のカーテンにヨーロッパで好まれそうな調度品、さらにラテンアメリカで使われている家具などが置かれていたら、それは「雑多」な部屋だといえます。

「雑多」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは「雑多」という表現を使った例文を紹介します。

  • 「雑多」を使った例文1
  • 「雑多」を使った例文2

「雑多」を使った例文1

「あの学生寮には雑多な雰囲気が漂っている」

学生寮の中には、日本人学生のみならず外国人学生をも受け入れているものがあります。

そのようなときには日本人のみならず、様々な国籍の人が集まりますので、まさに「雑多」な学生たちが集まるということになります。

また、様々な国の人が集まると習慣や文化も日本と異なるため、なんとなく違和感があるなどということもあるかもしれません。

「雑多」を使った例文2

「調度品の展示会だと思ったら、意外に雑多な展示会だった」

展示会だと言われて行ってみたら、主たるものは1部にしかなく、様々なものが展示されていて何だかよくわからなかった、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

それはそれで楽しいかもしれませんが、例えば調度品の展示会だと言われていて、調度品を楽しみにしていた場合、それが「雑多」な展示会だったらがっかりしてしまうかもしれませんね。

「雑多」の類語や類義表現

ここでは「雑多」という表現の類義語を紹介します。

  • 様々
  • 多面的

様々

様々というのは性質が違うあれこれの種類に広く渡っていること、対応、という意味になります。

例えば様々な人々、と言えば、いろいろな種類の人が揃っているため男性や女性のみならず、子供や外国人もいる、などという意味になります。

多面的

多面的というのは物のあり方や見方がいろいろな方面に渡っている様子を指しています。

例えば、多面的に考える、多面的に理解する、という言葉が使われることもあり、一方的な見方ではなく、あらゆる方向から物事を考えることを「多面的に考える」と言います。

「雑多」と「多様」の違い

多様という表現は「雑多」に似ていると思う人もいるでしょう。

しかし、多様というのは色々と種類が違ったものがあること、という意味になり、入り混じっている様子を指すわけではありません。

「雑多」と「雑記」の違い

雑記という言葉も「雑多」に似ていると感じる人もいるでしょう。

しかし、この2つには大きな違いがあります。

雑記は様々なことを書きつけることという意味であり、様々なものが入り交じっていること、という意味ではありません。

icon まとめ

最近では多様性が重んじられる兆候もあり、ダイバーシティーという言葉が使われることも増えました。

そのため「雑多」な雰囲気が大切だと言われています。

今まで知らなかったものを楽しめるような人間になりたいですね。