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「本命」の意味とは?「本命」という言葉の由来・読み方・英語・類語【使い方や例文】

バレンタインデーが近づくと「本命」という言葉をよく耳にすることがありますが、この言葉の意味をちゃんと知っている人は、どのくらいいらっしゃるでしょうか?

今回この「本命」について解説していくことにします。

本命

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「本命」の意味とは?「本命」という言葉の由来・読み方・英語・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「本命」の意味とは?
  • 「本命」の読み方
  • 「本命」の英語(解釈)
  • 「本命」の対義語
  • 「本命」の言葉の使い方
  • 「本命」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
  • 「本命」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「本命」の類語や類義表現
  • 「本命」という言葉の由来


「本命」の意味とは?

「本命」の意味とは?

「本命」とは、「競馬や競輪などのレースで、優勝の第一候補となるもの」という意味で使われています。

しかし、今ではレースだけでなく、「恋人にしたい最も有力な候補」「一番好きな相手」を指している場合もあります。



「本命」の読み方

「本命」の読み方

「本命」「ほんめい」という読み方になりますが、決して難しい発音ではありませんし、よく女性の会話の中で耳にすることもあると思いますので、困ることはないでしょう。

「本命」の英語(解釈)

「本命」の英語(解釈)

「本命」という言葉を英語で表現すると、“the favorite”という訳し方かあります。

また、“the likely winner”というイディオムもありますが、「有力候補」という意味で使うことができます。



「本命」の対義語

「本命」の対義語

「本命」と反対の意味を持つ対義語としては、「対抗(たいこう)」という言葉になるでしょう。

意味は「相対して競り合うこと」を指しており、「あいつは俺に対して、対抗心むき出しで挑んでくる」というような表現で使われます。

「本命」の言葉の使い方

「本命」の言葉の使い方

「本命」という言葉は、競馬や競艇などの公営ギャンブルの場面で使われていますが、彼氏を募集している女の子が、狙っている男性を指して「本命」と表現することも結構あります。

「本命」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

「本命」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

では、ここで「本命」を使った言葉の意味を解釈していくことにしましょう。

  • 「本命馬」
  • 「本命の女」
  • 「本命チョコ」

「本命馬」

「本命馬」とは、「競馬で一番になる最有力候補の馬」のことです。

対義語の「対抗」を使った「対抗馬」と対をなす言葉です。

しかし、「本命馬」は必ずしも競馬だけでなく選挙で当選確実の候補者を指すこともあります。

「本命の女」

「本命の女」とは、「彼女にしたいナンバーワンの女性」ですが、言い換えると「絶対に彼女にしたい女の子」と言うこともできるでしょう。

男性でも必ず自分の彼女にしたいタイプの女性というのがいるはずですので、1度「本命の女」にターゲットを決めたら、逃がさないという人もいるでしょう。

でも、あまりしつこくなってストーカー騒ぎにならないように気を付けましょう。

でも、女性の人からすれば、「本命の女」と言われることは嬉しいのか、失礼に聞こえるのか、人次第ではないでしょうか? 好みでもない男性から「本命の女」と言われても全く嬉しくないどころか、迷惑になってしまうかもしれません。

すごく微妙なことでしょう。

「本命チョコ」

「本命チョコ」は、「義理チョコ」の反対で、「本命の男性に渡すチョコレート」のことで、バレンタインの時に渡します。

「本命」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「本命」を使った例文や短文など(意味を解釈)

では、ここで「本命」を使った例文を見ていくことにしましょう。

  • 「本命」を使った例文1
  • 「本命」を使った例文2

「本命」を使った例文1

「私は料理の中でもケーキ作りだけは得意じゃないんだけど、今度のバレンタインデーの時は、本命チョコを作って、彼をゲットしようと思ってるの」

やはりここでも「本命」が使われました。

バレンタインチョコで「本命」というキーワードは必須かもしれません。

でも、他の女性も「本命チョコ」を彼に渡そうとしているかもしれないので、すぐに渡さなきゃダメです。

昔は、バレンタインデーでは、「義理チョコ」という言葉しかなかったように思えるのですが、「本命チョコ」という言葉が出てきたことで、お菓子メーカーも色々な味やデザインのチョコレートを開発するようになってきたのではないでしょうか?

「本命」を使った例文2

「今回の選挙戦は2世候補もいる中で有力な候補がたくさんおり、かなり票が割れる可能性が高いのですが、本命はやはり彼になるのではないかと思う」

このように「本命」は、選挙でも出てくる言葉のようです。

選挙も、ある種のレースのようなものでしょう。

そのために、このような場面でも「本命」が当てはまるのです。

選挙となると、激戦区では「本命」と呼ばれる候補者がまさかの敗退で破れて去っていくシーンが選挙速報で流れることもありますが、このような場面では、「本命馬」より「対抗馬」が俄然注目されてくることになります。

「本命」の類語や類義表現

「本命」の類語や類義表現

「本命」には、他の似ている言葉として、どんなものがあるでしょうか?

「本命」の類義語をいくつか見ていくことにしましょう。

  • 「最優先」
  • ターゲット

「最優先」

「最優先」という言葉が「本命」の類義語の1つとして挙がってきました。

「最もランクの高い」「優先度が一番高い」というような意味があり、仕事の場面でもよく使われています。

「今日はこの仕事を最優先に片付けていくことにしよう」毎朝オフィスに行くと、このように当日やるべき仕事の優先順位を決めて、頑張る人の姿がありますが、これも段取りを良くして早めに終わろうと考えている人の姿を見え隠れします。

でも、このように何を「最優先」にして仕事を進めていくのかは、とてもいいことです。

「段取り八分」という言葉もあるように、優先順位を付けて仕事をすることは、今では、「できるビジネスマン」と称されるのですから。

ターゲット

「ターゲット」「本命」に近い意味を持つ言葉でしょう。

「お目当ての」「行動の目標となるもの」という意味で幅広い使われ方をしている言葉です。

「本命」という言葉の由来

「本命」という言葉の由来

バレンタインデーやレースで主に使われている「本命」ですが、元々は生まれた年の干支に当たる星を「本命(ほんみょう)」という発音で呼んでいました。

これが、「本命(ほんめい)」という読み方に変わっていき、その干支に生まれた人の性格や人生が当たることから、競馬などのレースで優勝候補の馬や人を指すようになったとされています。

それが今では、優勝候補だけでなく、恋愛関係で一番目当ての相手を指すまでになっていったわけです。

icon まとめ

男性の人が「本命」という言葉を聞くと、何だか気持ちがウキウキしてくるのではないでしょうか?

彼女がいない人にとっては、「本命」と噂されるだけで、ちょっと心が動いて行きそうです。

でも、少しは冷静な気持ちで女の子が近づいてくるのを待っているのが、ちょうどいいくらいかもしれませんね。