「新居」の意味とは?「新居」と「新築」の違い・読み方・英語・類語【使い方や例文】
新居は、社会人になる際や、学生でも大学に進学する際などに、そこに移り住むと使うことがあります。
また、その他の色々なケースで使われる言葉です。
目次
- 「新居」の意味とは?
- 「新居」の読み方
- 「新居」の英語(解釈)
- 「新居」と「新築」の違い
- 「新居」の言葉の使い方
- 「新居」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「新居」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「新居」の類語や類義表現
- 「新居」と「新宅」の違い
「新居」の意味とは?
新居とは、「新しく移り住む家」のことを指す言葉です。
「今の住居から新居に住み替える」といった形で使う言葉で、「次に住む家」という意味で使います。
よって、「新」とは付いていますが、必ずしも物理的に新しい家という訳ではなく、自分にとって「新しい住処」という意味の言葉です。
「新居探し」といった形で疲れることも多く、「新しく住む家を探している」という意味になります。
特に、新年度になり、新しい生活が始まることの多い4月の前の2月から3月は、不動産業が1年で一番忙しくなる時期だと言われています。
「新居」の読み方
「新居」は、「しんきょ」と読む言葉です。
その他の読み方をする方が難しい漢字なので、読み間違えることはまずないでしょう。
名古屋の方に住んでいる人だと、「にい」と読んでしまう人が居るかもしれませんが、それは、下記で紹介する、この言葉を含んだ市町村での「新居」がそのような発音になる為です(もちろん、この言葉としては間違いです)。
「新居」の英語(解釈)
新居を英語で表記すると、そのまま“new house”となります。
この言葉は、"物理的に新しい家"という意味もある言葉なので、どちらの意味なのかはその人に詳しく訊ねないと分かりません。
例えば、“moved to new house”と言った場合、単に新居に移り住んだのか、物理的な新しい家の意味なのかは分かりかねます。
ただし、最近では、本当に新しい家という場合には“brand-new house”と使うことが多くなっています。
この表現は、下記でも説明する「新築」という意味になります。
「新居」と「新築」の違い
「新居」は、新しく移り住む家であれば、それが中古物件であろうとその表現を使いますが、「新築」(しんちく)は文字通り、"新しく建てられた家"という意味で使う言葉です。
上の英語の項で、“brand-new house”がその意味という意味だと書きましたが、日本語ではこの「新築」と表現します。
「新居」の言葉の使い方
新居は、引っ越しをする前や、その後に使われることが多い言葉です。
引越す先は、必ずこの「新居」という表現になり、それが新築か中古なのかといったことは一切問いません。
その為、「新居のドアの立て付けが悪い」などともよく言われます。
「新築」であれば、よほどの欠陥住宅でもない限り、そんなことはないでしょうが、「新居」は単に「新しく移り住んだ家」というだけの意味なので、往々にしてそのようなこともある訳です。
「新居」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
新居という言葉を使った、よく見かける形の表現です。
最後のものは、上でも挙げた同じ漢字だというだけの言葉ですが、参考までに覚えておいて損はありません。
- 「新居に引っ越しする」
- 「新居祝い」
- 「新居浜市」
「新居に引っ越しする」
ここまでに書いてきたように、今の住居から新しい住居に引っ越しをすることです。
引っ越す際には、次の住居は必ずこの「新居」と呼ぶことになります。
元の住居に戻る時にも、「新居は前に住んでいた家」といったように、「次に移り住む住居」は全て「新居」と表現されます。
「新居祝い」
「引っ越し祝い」とも言われる言葉で、誰かが新居に移り住んだ時に、そこを初めて訪れる人が持っていくことが多いお祝い品のことです。
時には宅配便などで送ることもあり、日本の風習の一つだと考えてください。
「新居浜市」
この言葉は、「新居」という言葉こそ入っていますが、愛媛県に存在する市町村の1つです。
「にいはまし」と読み、漢字が一緒なだけで、「新居」の意味とは何の関係もありません。
「新居」を使った例文や短文など(意味を解釈)
新居を使った例文や短文です。
「新居」の意味を知っていれば、解釈が難しいものはないでしょう。
- 「新居」を使った例文1
- 「新居」を使った例文2
「新居」を使った例文1
「ようやく新居の片付けが済んだところだ」
引っ越しをすると、あれこれとその片付けに2〜3日は掛かってしまうものです。
それを表現している例文で、引っ越しの経験がある人なら、誰もがそのような始末に追われたことがあるでしょう。
「新居」を使った例文2
「今度の新居は、今までより広いアパートだ」
「新居」は一軒家やアパートなどの集合住宅を問わず、使える言葉です。
新しい"住居"のことなので、アパートでもマンションでもこの「新居」と表現して構いません。
「新居」の類語や類義表現
新居と似た意味で使える言葉や表現です。
「新築」や、以下に紹介する「新宅」は含めていません。
- 「新屋」【あらや】
- 「新邸」【しんてい】
「新屋」【あらや】
どちらかと言えば、「新築」の類義語になります。
「新しい家」という意味の言葉ですが、「新しく建てた」というニュアンスが強い言葉なので、「新居」との置き換えにはあまり向いていません。
また、少々古い言葉なので、今ではあまり用いられることがない言葉でもあります。
「新邸」【しんてい】
こちらは、完全に「新築」と同じ意味の言葉です。
よって、「新しく建てた家」でないとこうとは表現しないので、「新居」が「新築」の場合に使ってください。
「新居」と同じく、新築や中古に関係なく、"新しく住む住処"という意味で使える言葉はあまりないものです。
「新居」と「新宅」の違い
「新居」は、他の言葉で言い変えるなら、この「新宅」(しんたく)という言葉がそれに該当し、意味はほとんど同じです。
上に紹介した「新邸」となると、「新築」であることが条件になりますが、この「新宅」は、「新しい住処」であれば、中古の物件でも構わず使うことができる言葉です。
尚、同じく上で挙げた「新屋」とこの「新宅」は、「本家」と呼ばれる存在から独立した「分家」という意味でも使われる言葉で、前者は主にそこで商売をしている場合に、後者は住居だけという場合に使うことが多いです。
新居は、新しく住む住居であれば、それがどのような住宅であっても使える言葉です。
その為、似たような言葉の中でも一番使いやすい言葉で、その「新居」を新しく建てた場合には、それと分かるように「新築」と言い変えるのがいいでしょう。