「限定」の意味とは?「限定」と「制限」の違い・英語・対義語・類語
「限定販売」に弱い、などという人は多いのではないでしょうか。
「期間限定」、「地域限定」という言葉を聞くと、どうしても購入してしまうという人もいるかもしれませんね。
それならば、「限定」というのはどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「限定」という言葉を紹介します。
目次
- 「限定」の意味とは?
- 「限定」の読み方
- 「限定」の英語(解釈)
- 「限定」の対義語
- 「限定」の言葉の使い方
- 「限定」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など(意味を解釈)
- 「限定」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「限定」の類語や類義表現
- 「限定」と「制限」の違い
「限定」の意味とは?
「限定」とは、数量や範囲、権限等を一定の範囲に狭めることを指しています。
例えば、「地域限定」というのはその地域のみにおいて販売されているということであり、「期間限定」というのはその期間のみ販売されるということになります。
最近ではインターネットで購入することもできるため、「地域限定」や「期間限定」という言葉には信憑性がないと考える人もいる増えましたが、それでも旅行などに行くと、例えば高速道路のサービスエリアで売られている地域限定のお土産をどうしても買ってしまう、などという人も多いのではないでしょうか。
「限定」の読み方
「限定」は「げんてい」と読みます。
これ以外に読み方はありませんので、しっかりと読めるようにしておきましょう。
また、正しい意味を把握しておくことも大切です。
「限定」の英語(解釈)
「限定」という表現を英語にすると“limited”になります。
あるいは“limitation”でも良いでしょう。
“restrict”、“set limits”などと表現できます。
例えば、「30,000円以内で旅行できる場所となると、場所がかなり限定される」ということであれば、“if you don’t want to spend $300 for the trip, choices so limited”と表現できます。
- 「限定」を使ったEnglishの例1
- 「限定」を使ったEnglishの例2
「限定」を使ったEnglishの例1
“only limited number of people can go to this park”
これは「この公園には入場制限がかかっている」という意味になります。
かつては東京ディズニーランドにも入場制限があったと言われています。
1カ所にあまりにも多くの人が入ってしまうと、災害が起こった時など、かなり危険ですよね。
そのため、そこに入れる人数を「限定」し、リスクがないように調整するということが行われます。
「限定」を使ったEnglishの例2
“they decided to publish a limited edition”
これは「彼らは限定版を出版することにした」という意味になります。
書籍など、「限定」のものが出版されることになると、その数が決まっているということになりますから、ファンなどは出版当日に購入しなければならなくなります。
「限定」の対義語
「限定」という言葉の対義語は概括になります。
概括というのは内容のあらましをまとめること、様々な事柄に共通している性質を抽象化し、その性質を1つの概念にまとめること、という意味を指します。
一般化、という意味もありますので、そのほうがわかりやすいかもしれません。
つまり、「限定」されているということではなく、一般化する、つまりどこでも利用可能にする、などといった意味があるのです。
「限定」の言葉の使い方
「限定」という言葉は商品に対して使われることが多いと考えられています。
先ほども述べた通り、「地域限定」、「期間限定」、などといった言葉はよく使われており、この言葉を使うことで集客数を増やすという目的を果たす場合もあります。
消費者としても、「限定商品」には魅力を感じますよね。
どこでもいつでも購入できるものより、ここでしか購入できない、この地域でしか購入できない、といったものの方が人々の購買意欲をそそるのです。
「限定」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など(意味を解釈)
ここでは「限定」という言葉を使った言い回しをいくつか紹介します。
- 「限定商品」
- 「限定解除」免許
- 「限定公開」
「限定商品」
「限定商品」というのは、その地域やその期間でしか購入できないもののことを指しています。
例えば、高速道路のサービスエリアではその地域の特産品が売られていることが多く、「限定商品」が販売されていることも珍しくありません。
わさびが有名な産地ではわさび味の「限定商品」が売られるなどということもありますね。
「限定商品」なので、お土産にも適しているのです。
「限定解除」免許
「限定解除免許」というのは、AT車しか運転できない人がMT車を運転できるようにするということになります。
AT車しか運転できない人の免許証には、「限定」という表現が書かれています。
それは運転ができるということではなく、AT車に限って運転ができるということになります。
そのため、「限定解除」するという事はMT車も運転ができるようになる、ということになるのです。
「限定公開」
「限定公開」というのはその地域やその対象の人たちのみに対して公開されるという意味になります。
例えば、「日本限定公開」という表現であれば日本のみで公開されるということになります。
また、「東京限定公開」であれば東京だけで公開されるということです。
「限定公開」には特に魅力があると思われることも多く、例えばアーティストが新しい楽曲を「限定公開」する場合などは、その楽曲を手に入れようと躍起になる人が多くなります。
「限定」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「限定」という言葉を使った例文を紹介します。
- 「限定」を使った例文1
- 「限定」を使った例文2
「限定」を使った例文1
「うちのおばあちゃんは季節限定の桜餅に弱い」
「期間限定」の食材は本当に美味しいですよね。
「季節限定」のものであれば、その地域の旬のものが使われていますから、特においしいと感じるのではないでしょうか。
また、その食材を口にすることで季節を感じるということもあるでしょう。
桜餅はまさにその1つです。
桜餅の香りを嗅ぐと、春が来たと感じる人もいるかもしれませんね。
「限定」を使った例文2
「彼は地域限定の商品を絶対に買ってしまう」
旅行などに行った時、「地域限定」の商品を見かけると絶対に勝ってしまうという人もいるのではないでしょうか。
ここでしか買えないから、などという気持ちで散財してしまう人も多いかもしれませんね。
お土産を購入する時にもやはり「地域限定」の商品の方が良いでしょう。
どこにでも売っているものではお土産になりませんが、その地域でしか購入できないものは、誰にでも喜ばれます。
「限定」の類語や類義表現
ここでは「限定」という言葉の類義語ご紹介します。
- 「限界」【げんかい】
- 「一定範囲」【いっていはんい】
「限界」【げんかい】
限界というのは、それを超えられないギリギリの限り、境、仕切り、という意味を持ちます。
これ以上、あるいはこれより外にも出られないという意味であり、その範囲のみで通用するという意味にもなります。
「一定範囲」【いっていはんい】
一定範囲というのは、ある決まった広さの事、一定のスペースのことを指しています。
例えば、一定範囲に限って公開されたのであれば、それは「限定公開」と同じ意味になります。
「限定」と「制限」の違い
「限定」とよく似た言葉に制限というものがありますが、これらは意味合いが異なります。
「限定」は数量や範囲などを一定の範囲に狭める事ですが、制限というのは限界を決めるということになります。
つまり、その境目を定めることが制限という意味になるのです。
「限定」という言葉はビジネスでも使われることが多い言葉でもあります。
きちんと意味を理解し、正しい使い方をしましょう。