「生来」の意味とは? 「生来」と「元来」の違いや読み方・英語・類語【使い方や例文】
「生来」という言葉は、耳にしたことがあるといった方も多いはずです。
よく文章に出てくることも多々ありますし、聞き覚えがあるような言葉だなぁと感じる方も多いはずです。
「生来」について意味・読み方・例文や解釈・英語訳などご紹介するので参考にしてください。
目次
- 「生来」の意味とは?
- 「生来」の読み方
- 「生来」の英語(解釈)
- 「生来」と「元来」に違い
- 「生来」の言葉の使い方
- 「生来」を使った言葉・慣用句や熟語など(意味を解釈)
- 「生来」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「生来」の類語や類義表現
- 「生来」の対義語
「生来」の意味とは?
「生来」の意味は、「生まれた時からの性質・能力など、生まれつきのもの」です。
なので、その人が生まれ持った性質など個性として表すこともありますし、その部分は理解しておくと良いでしょう。
「生来」という言葉は、何気によく用いることが多いので、活用の仕方なども把握しておくことが大切ですし、意味を理解した上で文章作成するとスムーズな文章表現ができるようになります。
「生来」の読み方
「生来」の読み方は「しょうらい」です。
「生来」の英語(解釈)
「生来」の英語解釈として“natural”、“inborn”、“born”があります。
英語は熟語として覚えていると文章作成する際にはとてもスムーズに英文作成ができるので、そこはしっかりと理解しておくと良いでしょう。
いくつか例文と解釈をご紹介します。
- “He is honest by nature.”
- “He is constitutionally delicate.”
- “He is a born politician.”
“He is honest by nature.”
「彼は生来正直です」
彼は生まれつき、正直だということがわかります。
素直な心を持った方で、とても信頼できるような正直な方だということが分かります。
彼の性格は正直で素直なタイプだと読み取れます。
“He is constitutionally delicate.”
「彼は生来虚弱です」
彼は生まれつき、虚弱体質であることがわかります。
なので、よく病気をしやすいタイプだなぁということがわかります。
しっかりと体力をつけるなど適度に体を鍛えたり、色々と必要になることが想像できます。
“He is a born politician.”
「彼は生来の政治家です」
彼は、元々政治家の素質があるようなタイプであることがわかります。
人を引っ張っていくような、皆のリーダー的タイプや人の意見を聞いて上手にまとめることができるなど、やはり政治家としての素質を持っている方だと分かります。
「生来」と「元来」に違い
「生来」と「元来」の違いについてご紹介します。
「元来」は、 以前から、元々からその状態であることを表わしています。
「生来」は本質的・生まれた時からといった意味なので、元々持っているものを表すことになります。
よく会社など、ビジネスなどで使われるのは一般的には「生来」の方が活用しやすく、「元来」を用いると違和感を感じることもあるため、その辺はきちんと文章の前後関係を読んで判断することが言葉を用いる際には大切になります。
「生来」の言葉の使い方
「生来」の言葉の使い方は、きちんと意味を理解した上で用いるとスムーズに文章作成ができるようになります。
ビジネスなどではよく「生来」といった言葉を用いることが多いですし、スムーズに活用する際には、やはり何度か読んで見て違和感を感じないようでしたら、その文章でOKということになります。
「生来」を用いた例文・解釈・使い方などいくつかご紹介するので、参考にしてください。
「生来」を使った言葉・慣用句や熟語など(意味を解釈)
「生来」を使った言葉・慣用句や熟語など(意味を解釈)ご紹介します。
- 「生来の性格」
- 「生来の気質」
- 「生来の性格」
「生来の性格」
「彼女の生来の性格は素直なところだ」
彼女の生まれ持った性格は素直なところだという意味です。
元々、彼女が生まれ持った性格が素直で正直なところが「生来」として表現されています。
とても分かりやすい表現になっているので用い方として頻度も高いです。
「生来の気質」
「彼の生来の気質として几帳面なところです」
彼の生まれ持った気質として几帳面なところですといった意味です。
彼は元々、生まれ持った性格が几帳面であることがわかります。
これは、きちんとした性格で物後をきっちりと進めていくようなタイプであることが読み取れます。
「生来の性格」
「彼女の生来の性格は、きれい好きなところです」
彼女の元々生まれ持った性格は、きれい好きなところですという意味です。
彼女はとてもきれい好きで、部屋などきれいに整理整頓されている様子が分かります。
これは元々、生まれ持った性格であることが読み取れます。
「生来」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「生来」を使った例文や短文など(意味を解釈)ご紹介します。
- 「生来」を使った例文1
- 「生来」を使った例文2
「生来」を使った例文1
「彼は生来せっかちな性格です」
彼は生まれ持ったせっかちな性格ですという意味です。
彼は元々、せっかちな性格で、いつもせかせかと動くような小さい頃からそのような行動を取っていたんだなぁといった様子を感じとることができるはずです。
「生来」を使った例文2
「彼女は生来ののんき者です」
彼女は生まれ持ったのんき者の性格ですという意味です。
元々、のんき者なので焦ることもなく、常にマイペースに行動している様子が分かります。
急ぐことがなく、どちらかというと行動がゆっくりしている様子が読み取れるはずです。
「生来」の類語や類義表現
「生来」の類語や類義表現は、「元々」「生まれ持った」についてご紹介します。
- 「元々」
- 「生まれ持った」
「元々」
「彼は元々からの政治家的な考えの持ち主です」
彼は生来から政治家的な考え方の持ち主ですという意味です。
彼は、元々から人を引き付けるような魅力があり、そしてリーダー的な存在であることも把握することができるでしょう。
人を上手にまとめることができる人材だと言えます。
「生まれ持った」
「彼は生まれ持った音楽的センスがある人物です」
彼は生まれ持った音楽的センスがあるので、とても音楽に関しては秀でていますし、とても柔軟に対応できることがわかります。
やはり音楽の才能があることが分かります。
「生来」の対義語
「生来」の対義語は、「後天」です。
「後天」は、生まれてから後に身につける、習得することです。
「生来」の使い方は、まず意味を理解した上でマスターすると上手に文章作成ができるようになります。
例文・解釈、英語表現など、いくつかご紹介していますし、いくつか参考にしてご自身で「生来」を活用してみるとよいでしょう。