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「疎い」の意味とは?「疎い」と「聡い」の違い・対義語・読み方・英語・類語

この「疎い」は、色々な対象に使える言葉です。

どのように使っても基本的な意味は同じで、とても便利な言葉です。

疎い

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「疎い」の意味とは?「疎い」と「聡い」の違い・対義語・読み方・英語・類語>


目次

  • 「疎い」の意味とは?
  • 「疎い」の読み方
  • 「疎い」の英語(解釈)
  • 「疎い」と「聡い」の違い
  • 「疎い」の言葉の使い方
  • 「疎い」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)
  • 「疎い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「疎い」の対義語
  • 「疎い」の類語や類義表現


「疎い」の意味とは?

「疎い」の意味とは?

疎いは、「よく分からない」「詳しくない」といった意味で使います。

「〜に疎い」と使えば、そのまま「〜についてよく分からない」という意味になり、この「〜」には様々な対象を入れて使うことができます。

例として、「車に疎い」と言えば、車についてよく分からないと言っており、「アイドルに疎い」と使うと、アイドルに詳しくないという具合に、使うことのできる対象は様々なジャンルに及びます。



「疎い」の読み方

「疎い」の読み方

「疎い」は、「うとい」と読む言葉です。

「疎」「そ」、または「おろ、おろそ」とも読む言葉で、「うと(い)」と読むのはこの使い方の時のみです。

尚、「そ」と読むのは「疎遠」(そえん、連絡が途絶えてしまうこと)、「おろ、おろそ」「疎覚え」(おろおぼえ、ぼんやりとしか覚えていないこと)や「疎か」(おろそか、いい加減なこと)が代表的な使い方です。

この「疎か」「おろそか」という読み方がある為、「疎い」をすぐに「うとい」とは読めないことがあるので、「疎い」とした時だけの読み方として覚えておきましょう。

「疎い」の英語(解釈)

「疎い」の英語(解釈)

疎いは、英語では“don't know much”と表記します。

この後に「about 〜」と付けて、「〜に疎い」という使い方になります。

“I don't know much about the car”という文章にすると、「私は車には疎い」という意味になり、このような表現は英語でよく使われています。



「疎い」と「聡い」の違い

「疎い」と「聡い」の違い

「聡い」は、「さとい」と発音し、「鋭い」「理解するのが早い」という意味で使う言葉です。

よって、「疎い」とは全く違い、「情報に聡い」と言えば、情報に関して鋭く、処理能力にも長けているという意味になります。

その意味から、「疎い」の対義語のような気がしますが、「聡い」の対義語となると、「鈍い」「愚か」といった言葉になるので、多少それとは違うと考えていいでしょう。

「疎い」の言葉の使い方

「疎い」の言葉の使い方

「疎い」は、何かに(あまり)詳しくない、よく分かっていないという時に使う言葉です。

対象を選ばずに使えることから、使い勝手にも優れています。

ですが、意味自体は決して褒められる内容ではないので、使う場面が難しい言葉でもあります。

自分が「〜に疎い」と使う分には構いませんが、誰かがそれだと使う時には注意してください。

「疎い」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)

「疎い」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)

疎いの使い方として、よく見られる表現です。

このような使い方からも、対象を選ばずに使える言葉だということが分かるでしょう。

  • 「痛みに疎い」
  • 「流行りに疎い」
  • 「世事に疎い」
  • 「機械に疎い」

「痛みに疎い」

この使い方は、「痛みに対して感覚が鈍い」という意味になります。

逆に、どこかを少しぶつけたくらいで大騒ぎするような人は「痛がり」と表現されます。

「流行りに疎い」

世の中で流行っていることに興味がない、よく知らないと解釈してください。

元々そのようなものに興味がない人と、調べ方などがうまくない為に分かっていないという人の両方とも、この言葉で表現されます(前後の文脈がないと、そのどちらか分かりません)。

「世事に疎い」

世事(せじ)とは、世の中の基本的な仕組みやしきたりといった「一般常識」だと考えてください。

その為、これに疎いとは、「常識がない」という意味になります。

例を挙げると、葬儀に赤や黄色のネクタイで出席してしまうようなことがあると、このように表現されてしまいます(極端な例です)。

「機械に疎い」

これは、「機械関係に詳しくない」という意味だと考えていいでしょう。

女性にはそのような人が多いとよく言われますが、中には男性顔負けなほど詳しい人も居るので、女性というだけでそうと決め付けるのは早計です。

「疎い」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「疎い」を使った例文や短文など(意味を解釈)

疎いを使った例文や短文です。

上では挙げていない使い方をしている例になります。

  • 「疎い」を使った例文1
  • 「疎い」を使った例文2

「疎い」を使った例文1

「情報に疎い人を「情報弱者」と言うのは、実は間違いだ」

「情報弱者」という表現は、そのような意味だと思っている人がほとんどかも知れませんが、実はそれは間違いで、情報を手に入れようと思っても手に入らない環境に居る人のことなのです。

例えば、離島に住んでいて、テレビやラジオがまともに入らないといった人のことになります。

決して「情報に疎い人」のことではありません。

「疎い」を使った例文2

「いくら恋愛に疎いと言っても、もう少しましなアプローチはできないものか」

恋愛経験に乏しく、その知識に薄い為に、うまく異性にアプローチができないと言っている例です。

「疎い」はこのような対象にまで使える言葉で、使えない対象を探す方が難しいくらいです。

「疎い」の対義語

「疎い」の対義語

「疎い」「よく分からない」ことなので、その逆の意味となる言葉は「詳しい」でいいでしょう。

先に挙げた「聡い」「鋭い」という意味なので、「詳しい」とは若干ニュアンスが違います。

中には「疎い」「聡い」をお互いの対義語として紹介しているケースがありますが、それは間違いなので注意しましょう。

「疎い」の類語や類義表現

「疎い」の類語や類義表現

「疎い」と似た意味の言葉や表現です。

「疎い」と同じく、色々な対象に使うことができます。

  • 「不案内」【ふあんない】
  • 「寡聞」【かぶん】

「不案内」【ふあんない】

「疎い」とほとんど同じ意味で使える言葉です。

「この機種には不案内なので」といった形から、「恋愛には不案内で」という使い方まで、「疎い」と同じように用いることができます。

更に、「不案内な土地」(よく知らない土地)といったような使い方までできるので、「疎い」より使える幅が広いかも知れません。

「寡聞」【かぶん】

「自分の知識がそこまで至っていない」という意味で使います。

「疎い」と同様の意味ですが、「(〜については)寡聞にして存じません」(自分の知識が至らない為、分かりません)という使い方をするのが一般的で、これ以外の表現で使われることはほとんどありません。

icon まとめ

疎いは、いい意味ではありませんが、使える対象が幅広いので、使い勝手に優れていると言える言葉です。

ただし、何かがそのようだと感じた人に対して、直接使うのは(場合によってはトラブルになる懸念があるので)あまりおすすめしません。