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「滋味」の意味とは?「滋味」と「地味」の違い・読み方・英語・類語【使い方や例文】

「滋味」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「滋味」の英語や「地味」との違い、「地味」を使った言葉や例文を紹介して行きます。

滋味

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「滋味」の意味とは?「滋味」と「地味」の違い・読み方・英語・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「滋味」の意味とは?
  • 「滋味」の読み方
  • 「滋味」の英語
  • 「滋味」と「地味」の違い
  • 「滋味」の言葉の使い方
  • 「滋味」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど
  • 「滋味」を使った例文や短文など
  • 「滋味」の類語や類義表現


「滋味」の意味とは?

「滋味」の意味とは?

「滋味」という言葉を知っているでしょうか。

「家庭料理や、健康を考えた料理」を出すお店の味に対して「滋味」という言葉を使われることがあります。

なんとなく意味をイメージできる人も多いでしょう。

一方で、「滋味」という言葉を今回初めて知った人もいるでしょう。

「滋味」には「味が良い」さらに「栄養が豊富」という意味があります。

家庭料理のように、美味しいだけでなく栄養満点の料理は「滋味あふれる料理」などと呼ばれます。

また、料理以外にも「滋味」という言葉は使われます。

「豊かで深く、味わい深い」という意味で、小説や映画などを評価する時に使います。



「滋味」の読み方

「滋味」の読み方

「滋味」はどのような読み方をするでしょうか。

「滋味」「じみ」と読みます。

「じあじ」などと読み間違えないように注意しましょう。

「滋味」の英語

「滋味」の英語

「滋味」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

「滋味」は英語で“deliciousness”(デリシャスネス)になります。

“deliciousness”には「おいしさ」「滋味」という意味があります。

また“tastefulness”(テーストフルネス)には「上品」という意味があり、転じて「滋味」という意味もあります。

「滋味」という味覚は、海外の人が感じにくいとされていますが、「滋味」はこのような英語にする事ができます。



「滋味」と「地味」の違い

 「滋味」と「地味」の違い

「滋味」とまったく同じ読み方をする言葉に、「地味」があります。

「滋味」「地味」の違いに注目して行きましょう。

「地味」には、「華やかさがなく目立たない事」「飾り気がなく控えめな事」などの意味があります。

「地味な服」「地味な顔」など、日常的に良く使う言葉です。

あまりメイクをしない女性の顔や、グレーやブラックを基調にした服装などは、「地味」と言われやすいでしょう。

「滋味」に含まれる「豊かで深く味わい深い」などの意味がないため、二つの言葉はまるで違う意味を持つ言葉と言えます。

「滋味」の言葉の使い方

「滋味」の言葉の使い方

「滋味」という言葉を使う時は、まず家庭料理などの、栄養豊富な料理に対して使います。

美味しいだけでなく、しっかり栄養を取れると感じられる料理を食べた時に、「滋味」という言葉を使ってみましょう。

また、「豊かで深く味わい深い」作品に対しても、「滋味」を使います。

エンターテーメント性にあふれる映画や、若い俳優をたくさん使った青春映画よりも、渋い役者が登場し、派手さがないけれど、じわじわと感動を呼ぶような作品に対して「滋味」という言葉を使います。

陶芸作品や絵画など、見ているだけで心の栄養が満たされる作品を見た時に、「滋味」という言葉をつかってみましょう。

「滋味」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど

「滋味」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど

「滋味」を使った言葉を紹介します。

「滋味」を使う時に、頻繁に登場する言葉を知ると、使い勝手が便利になるでしょう。

  • 「滋味深い味」
  • 「滋味に富む味わい」
  • 「滋味掬すべき作品」

「滋味深い味」

「滋味深い味」は、美味しくて栄養豊富な料理に対して使います。

田舎に帰省して食べる、具だくさんの味噌汁などは、おいしくて栄養豊富なので「滋味深い味」と例えられるでしょう。

「滋味に富む味わい」

「滋味に富む味わい」は、栄養価が高く美味しい料理を評価する時にも使えますし、味わい深い作品に対しても使える言葉です。

料理の端々、作品の端々に、「滋味」を感じるものにたいして、「滋味に富む味わい」という言葉を使います。

「滋味掬すべき作品」

「滋味掬すべき作品」という言葉があります。

「掬すべき」「きくすべき」と読み、「すくいとる」という意味があります。

そのため、「滋味」をすくいとるべき作品、味わいをすくいとった方がいい作品という意味があります。

非常に味わい深い、優良な作品に対して使われます。

「滋味」を使った例文や短文など

「滋味」を使った例文や短文など

「滋味」という言葉を使った例文を紹介します。

「滋味」を使った文章を見て、この言葉をどのように使えばいいかコツを知りましょう。

  • 「滋味」を使った例文1
  • 「滋味」を使った例文2

「滋味」を使った例文1

「近所に『滋味』あふれる料理を出す飲食店があって幸せだ」

この例文に登場する飲食店は、栄養豊富で美味しい料理を提供してくれるお店のようです。

美味しいだけで、栄養価が低い料理を出すお店には、通い続ける事ができませんが、このようなお店は家庭の台所代わりに使えるため、近くにあると嬉しいお店です。

「滋味」を使った例文2

「『滋味』に富む作品なので、3回も映画館で見た」

この例文に登場する映画のように、味わい深く、何度見ても得るものがある作品は「地味に富む」と言われます。

見る度に新しい発見があるような魅力的で素敵な作品です。

このような「滋味に富む」作品は、一度映画館に行けば満足できるという性質の作品ではないため、何度も通ってしまう事になるかもしれません。

「滋味」の類語や類義表現

「滋味」の類語や類義表現

最後に「滋味」の類語や類義表現を紹介します。

「滋味」と似た意味を持つ言葉を知り、ボキャブラリーを豊富にしていきましょう。

  • 「美味」【びみ】
  • 「珍味」【ちんみ】

「美味」【びみ】

「美味」には「美味しい」という意味があります。

「この小龍包は『美味』だね」などという使い方をします。

「美味しい」という機会が多い時に、「美味」という言葉を知っていると、時々「美味しい」「美味」に言い換える事ができます。

同じ言葉ばかり使わずに済むので便利です。

「珍味」【ちんみ】

「珍味」には、「珍しくて美味しい物」という意味があります。

「山海珍味」などと言う定型句があり、山や海でとれる、市場にはあまり出回らない食材に対して使われます。

代表的なものに、秋に取れる「マツタケ」があります。

めったにとれない食材なので、高値で取引され、あまり庶民の口には上らないものです。

また「キャビア」「トリュフ」「フォアグラ」は世界の「三大珍味」とされています。

icon まとめ

「滋味」という言葉の意味や使い方を見てきました。

みなさんは「滋味」を感じながら料理を食べているでしょうか。

体は食べたものの栄養で作られていますので、できるだけ栄養豊富な物を口に入れるようにしましょう。