「香ばしい」の意味とは?読み方・対義語・英語【使い方や例文】
「香ばしい」とは、「食物を焼いたり炒ったりした時に好ましい香りがする・良い香りがする」などを示す言葉です。
「香ばしい」の「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・香ばしいを使った言葉・例文と解釈・香ばしいと芳ばしいの違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「香ばしい」の意味とは?
- 「香ばしい」の読み方
- 「香ばしい」の英語(解釈)
- 「香ばしい」の対義語
- 「香ばしい」の言葉の使い方
- 「香ばしい」を使った言葉と意味を解釈
- 「香ばしい」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「香ばしい」と「芳ばしい」は同じ意味?
「香ばしい」の意味とは?
「香ばしい」の言葉には、以下のような意味があります。
- 「香ばしい」の意味1:良い香りがする
- 「香ばしい」の意味2:古語的な印象が良い・望ましい
- 「香ばしい」の意味3:ネット用語で普通ではない怪しい人
「香ばしい」の意味1:良い香りがする
「香ばしい」の意味は、「食物を焼いたり炒ったりした時に好ましい香りがする」になります。
「香ばしい」には食べ物の良い香りだけに限定せず、「良い香りがする」という意味合いがあります。
例えば、「煎餅(せんべい)の香ばしいかおりがする」や「店内の香ばしいかおりに癒される」などで使えます。
「香ばしい」の意味2:古語的な印象が良い・望ましい
「香ばしい」の古語的な意味として、「見た目や印象が良くて素晴らしい」があります。
古代の朝廷の貴族が、立派な装束を着ていて外見の印象がきらびやかな時に使われました。
また、「香ばしい」には、「(主に見た目・印象の魅力がある人に対して)望ましく思って心が引き付けられる」という古語的な意味合いもあります。
「香ばしい」の意味3:ネット用語で普通ではない怪しい人
「香ばしい」のネット用語の意味として、「ネットの書き込みから感じる普通ではない怪しい(危ない・やばい)雰囲気」や「正常な思考・感情・生活態度を持っていなさそうな感じ」になります。
ネット用語としての「香ばしい」は、匿名掲示板のおかしな感じがする書き込みに対して、「こいつは香ばしいな」「この書き込み、香ばしい」というように使われます。
「香ばしい」は、「少しおかしな人(電波系)・怪しい人(メンヘラ・犯罪自慢)・問題のある人(DQN)が書き込みをした時の何かが起こる期待」を示唆する言葉なのです。
「香ばしい」の読み方
「香ばしい」の読み方は、「こうばしい」になります。
「香ばしい」の英語(解釈)
「香ばしい」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“savory”(「食欲をそそる食べ物の良い香り」から、「香ばしい」を意味します。)
“There was a savory smell of eel being barbecued. ”(うなぎを焼いている香ばしいにおいがしました。)
“pleasant aroma”(コーヒーや紅茶などの香ばしい香り)
“Pleasant aroma of coffee beans healed people.”(コーヒー豆の香ばしい香りが、人を癒してくれました。)
“fragrant”(「花・香水などの良い香り」から、「香ばしい」を意味します。)
“Fragrant with flowers was filled”(花々の香ばしい香りで満ちていました。)
「香ばしい」の対義語
「香ばしい」の対義語は、「臭い(くさい)」になります。
「香ばしい」という言葉は、「食べ物・草花などの良い香り」を意味しているので、それとは反対の意味を持つ対義語として「臭い」を上げることができます。
「臭い」というのは、「嗅覚を刺激する不快なにおい、くさいにおい。
悪臭」を意味する言葉です。
「香ばしい」の言葉の使い方
「香ばしい」の言葉の使い方は、「食べ物を焼いたり炒ったりする良いかおりがした時」や「ネット掲示板などでおかしな感じを受ける書き込みを見つけた時」に使うという使い方になります。
例えば、「牛肉を焼いているような香ばしいかおりに食欲を刺激されます」や「意味不明なこの書き込みは香ばしい(思考回路や価値観が正常ではない感じで何かが起こりそう)」といった文章において、「香ばしい」の言葉を正しく使うことができます。
「香ばしい」を使った言葉と意味を解釈
「香ばしい」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「香ばしい音」
- 「香ばしい匂い」
「香ばしい音」
「香ばしい音」の言葉の意味は、「肉・魚・モチ・煎餅・トウモロコシ(ポップコーン)などの食べ物が焼けている時に出す、いかにも良い香りが漂ってきそうな音」になります。
「香ばしい音」の具体的な擬音語としては、「パリパリ・バチバチ・ジュージュー・ジュワジュワ・パチパチ」などがあります。
「香ばしい匂い」
「香ばしい匂い」の言葉の意味は、「主に食べ物を焼いたり炒ったりしている時に出てくる好ましいにおい」になります。
肉や魚、ウナギ、トウモロコシなどを焼いていると、ジュージュー、パチパチといった香ばしい音と共に、食欲を心地よく刺激してくれる美味しそうな良いにおいが漂ってきますが、この良いにおいが「香ばしい匂い」なのです。
「香ばしい」を使った例文や短文・意味を解釈
「香ばしい」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「香ばしい」の例文1
- 「香ばしい」の例文2
- 「香ばしい」の例文3
「香ばしい」の例文1
「牛肉を焼く香ばしい匂いを嗅ぐと、急にお腹が空いてきました」
この「香ばしい」を使った例文は、「牛肉を焼く好ましい匂い(食欲を刺激する良いにおい)を嗅ぐと、急にお腹が空いてきた」ということを意味しています。
「香ばしい」の例文2
「春の訪れを告げるかのように、香ばしい梅の花のかおりが辺り一面に漂っています」
この「香ばしい」を使った例文は、「春の訪れを告げるかのように、気持ちを明るくしてくれる梅の花の好ましいかおり(良い匂い)が辺り一面に漂っている」ということを意味しています。
「香ばしい」の例文3
「香ばしいSNSの書き込みを閲覧する人が増えてくると、炎上するリスクが高まってきます」
この「香ばしい」を使った例文は、「普通ではない問題を抱えている人(犯罪自慢などをするやばい人)の雰囲気があるSNSの書き込みを閲覧する人が増えてくると、批判・糾弾の意見が増加して炎上するリスクが高まる」ということを意味しています。
「香ばしい」と「芳ばしい」は同じ意味?
「香ばしい」と「芳ばしい」は現代ではほぼ同じ意味合いで使うことができますが、「香ばしい」の方が色々な良い香りに使っても違和感のない一般的な表記として、よく使われています。
「芳ばしい」という漢字表記でも、「良い香りがすること」を意味しますが、「香ばしい」の方がより「食べ物を焼いたり炒ったりする時の良いにおい」のニュアンスが強いという違いがあります。
例えば、「コーヒー豆の香ばしい匂い」の方が「コーヒー豆の芳ばしい匂い」よりも自然な表現として解釈できます。
「芳ばしい」には「花・香水・茶葉などが香り高い」というニュアンスがあり、「アールグレイの紅茶の香りが芳ばしい」のように「少し上品な良い香りの意味合い」を伝えやすいという違いがあります。
「芳しい」と書くと「かんばしい」の読み方になり、「順調であること・調子が良いこと」を意味することになります。
「香ばしい」という言葉について徹底的に解説しましたが、香ばしいには「食物を焼いたり炒ったりした時の好ましい香り・良い香りがする」や「書き込み内容から普通ではないおかしな感じ(やばい感じ)がするというネット用語」などの意味があります。
「香ばしいを使った言葉」や「香ばしいと芳ばしいの違い」についても、分かりやすく説明しています。
「香ばしい」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。