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「予々」の意味とは?英語・類語【使い方や例文】

「予々」とは、「以前から・かねてからの意味を持つ副詞」です。

「予々」「意味・読み方・英語と釈・使い方・予々を使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現・予々と前々からと常々の違い」などについて、詳しく説明していきます。

予々

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目次

  • 「予々」の意味とは?
  • 「予々」の読み方
  • 「予々」の英語(解釈)
  • 「予々」と「前々から」は同じ意味?
  • 「予々」の言葉の使い方
  • 「予々」を使った言葉・慣用句や熟語など(意味を解釈)
  • 「予々」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「予々」と「常々」の違い
  • 「予々」の類語や類義表現


「予々」の意味とは?

「予々」の意味とは?

「予々」の意味は、「以前から・かねてから・従来から(従前から)・旧来から」などになります。

「予々」という言葉は、時間的に過去から現在まで、同じ状態が続いていることを意味する言葉なのです。

「予々」は、「予々、私もそのように考えておりました」「予々、素晴らしい評判は聞いていました」のように副詞的な用法で用いられる言葉になっています。

また、「予々」は敬語ではありませんが丁寧な物言いがその後に続く副詞でもあり、「予々、お噂は伺っております」などの丁寧な言い回しが慣用的に使われています。



「予々」の読み方

「予々」の読み方

「予々」の読み方は、「かねがね」になります。

「予々」の英語(解釈)

「予々」の英語(解釈)

「予々」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“sometime in the past”(「過去のある時点」から、「予々」を意味しています。)

“be often”(「過去にしばしば」から、「予々」を意味しています。)

“I have often heard about his excellence. ”(彼の優秀さについては、予々聞いていました。)

「予々、お噂は聞いている」を英語にする場合、「本当に多くの事を聞いている」「大きな評判を聞いている」といった言葉で、以下のように表現できます。

“I had a your big reputation. ”(予々、あなたの素晴らしいお噂を聞いていました。)

“I have heard quite a lot about you. ”(「あなたについて非常に多くのことを聞いていた」から、「予々、あなたのお噂を伺っていました」を意味しています。)

“previously ”(「以前に・かねてから」から、「予々」を意味します。)

“U. F. O was previously existing. ”(UFO=未確認飛行物体は予々、存在していました。)



「予々」と「前々から」は同じ意味?

「予々」と「前々から」は同じ意味?

「予々」「現在よりも前の時点からずっと・以前から」を意味する言葉ですから、「前々から」と同じ意味を持っている言葉として解釈することができます。

「前々から」という言葉の意味も、「現在よりも前の時点からずっと・以前から」になっていて、「予々」「前々から」という言葉はどちらを使っても基本的に同じ意味になります。

例えば、「予々、この階段は危ないと思っていました」の文章は、「前々から、この階段は危ないと思っていました」という文章に言い換えることができるのです。

「予々」の言葉の使い方

「予々」の言葉の使い方

「予々」の言葉の使い方は、「現在よりも前の時点からずっと同じ状態が続いている場合」に使うという使い方になります。

「予々(かねがね)」という言葉は、「以前から・旧来から・前々から・従来から」といった一般的な言葉とほぼ同じ意味を持つ言葉として、使用することができるのです。

例えば、「私は予々、オーストラリアに旅行したいと思っています」「予々、あなたに対しては警告をしてきましたが、警告を聞いて頂けないようなので〜」といった文章において、「予々」という言葉を正しく使うことができるのです。

「予々」を使った言葉・慣用句や熟語など(意味を解釈)

「予々」を使った言葉・慣用句や熟語など(意味を解釈)

「予々」を使った言葉・慣用句や熟語などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「予々同意」
  • 「お噂は予々」

「予々同意」

「予々同意(かねがねどうい)」という言葉の意味は、「以前から同意・前々から同意・従来から同意」になります。

「予々同意」というのは、「今よりも前の時点からずっと同意していること」を意味していますが、「予々同意なのですが〜」といった言い回しも多く使われます。

「予々同意なのですが〜」の言い回しを使う時には、「以前からあなたの意見に同意(賛成)しているのですが、現在はちょっと同意(賛成)しづらい部分が出てきています」といった反語的なニュアンスになってくるので、文章の意味の解釈には注意が必要になってきます。

「お噂は予々」

「お噂は予々」という言葉は「予々を使った慣用的な言い回し」であり、その後には「伺っております・聞いております・承っております」といった言葉が続きます。

「お噂は予々」というのは、「お噂は以前から(かねてから)聞いています」といった意味合いを伝える言葉なのです。

「お噂は予々」という言葉は、基本的には「悪い噂」ではなくて「良い噂」を聞いているという時に使うことになります。

「予々」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「予々」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「予々」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を分かりやすく解釈していきます。

  • 「予々」を使った例文1
  • 「予々」を使った例文2

「予々」を使った例文1

「予々お会いしたいと思っていたあなたとこうやってお会いすることができて、本当に光栄でございます」

この「予々」を使った例文は、「以前から(前々から)お会いしたいと思っていたあなたとこうやってお会いすることができて、本当に光栄で嬉しく思っています」といった意味合いを伝えています。

「予々」を使った例文2

「卓球の全国大会で三年連続で優勝されたというお噂は予々、伺っておりました」

この「予々」を使った例文は、「卓球の全国大会で三年連続で優勝されたという素晴らしい成績のお噂は、従来より(以前から)聞かせて頂いていました」という意味になります。

「予々」と「常々」の違い

「予々」と「常々」の違い

「予々」「常々(つねづね)」の違いは、「予々」の意味は「以前から・前々から・かねてから」になりますが、「常々」の方は「いつも・普段・平素(へいそ)・平生(へいぜい)」を意味しているという違いがあります。

「予々」という言葉は「過去から現在までずっと同じ状態が続いていること」というニュアンスがありますが、「常々」という言葉には「以前からずっと同じ状態が続いている」というニュアンスはありません。

「常々」の言葉は、「いつも(普段)と同じ」という意味合いが強くなっているのです。

「予々」の類語や類義表現

「予々」の類語や類義表現

「予々」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「予々」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。

  • 「以前から・前々から・兼ねてから」
  • 「従来から・旧来から・従前より」

「以前から・前々から・兼ねてから」

「予々」の類語・類義表現として、「以前から・前々から・兼ねてから」があります。

「以前から・前々から」は、「現在よりも前の時点からずっと」を意味しています。

「兼ねてから」という言葉も、「従前から・以前から」を意味しています。

そのことから、今よりも前の時点からを意味する「予々」の類義表現として、「以前から・前々から・兼ねてから」が上げられます。

「従来から・旧来から・従前より」

「予々」の類語・類義表現として、「従来から・旧来から・従前より」があります。

「従来から・従前から」「今よりも前の時点から」を意味し、「旧来から」「過去の時点から・昔から」を意味しています。

それらの意味から、以前からやかねてからを意味する「予々」の類語として、「従来から・旧来から・従前より」を指摘することができるのです。

icon まとめ

「予々」という言葉について徹底的に解説しましたが、予々には「以前から・かねてからの意味を持つ副詞」としての意味があります。

「予々」の類語・類義表現としては、「以前から・前々から・兼ねてから」「従来から・旧来から・従前より」などがあります。

「予々」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。