「経験」の意味とは?「経験」と「体験」「実績」の違い・英語・類語
「経験」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「経験」の英語や、「経験」を使った言葉を紹介します。
さらに「経験」と「体験」の違いや、「経験」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「経験」の意味とは?
- 「経験」の読み方
- 「経験」の英語
- 「経験」と「体験」の違い
- 「経験」の言葉の使い方
- 「経験」を使った言葉・慣用句や熟語など
- 「経験」を使った例文や短文など
- 「経験」と「実績」の違い
- 「経験」の類語や類義表現
「経験」の意味とは?
みなさんは「経験」という言葉を知っているでしょうか。
「○○を経験する」などの言い回しを耳にした事があるかもしれません。
一方で「経験」という言葉を、今回初めて知ったと言う人もいるでしょう。
そこで「経験」の意味を紹介します。
「経験」には、「実際に見たり、聞いたり、試みたり、体験する事」という意味があります。
誰かから話を聞いて想像するのではなく、実際に現地に行ってみる事を「経験」と言います。
「経験」の読み方
「経験」は「けいけん」と読みます。
それほど難しい漢字は使われていないため、読み間違える事も少ないでしょう。
これを機会に「経験」は「けいけん」と読む事を覚えておきましょう。
「経験」の英語
「経験」は英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「経験」は英語で、“experience”(エクスペリエンス)になります。
“experience”には「経験」という意味があります。
また「苦い経験」という言葉を英語にすると“bitter experience”(ビターエクスペリエンス)になります。
さらに「直接の経験」を英語にすると“direct experience”(ダイレクトエクスペリエンス)になります。
このように「経験」は“experience”という英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「経験」と「体験」の違い
「経験」と「体験」という言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「体験」には、「自分の身を持って経験する事」という意味があります。
「経験」よりも、もっと生々しい経験で、直接的な経験を「体験」と言います。
例えば「体験」をした事が「経験」になる流れがあり、若い頃の愚かな「体験」が、後に「経験」となって活かされるという感じがあります。
このように「自らの体を使って経験したばかりの事」に対しては、「経験」ではなく「体験」という言葉を使うようにしましょう。
「経験」の言葉の使い方
「経験」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「経験」には、実際に見たり、聞いたり、試みたりする事という意味があるため、そのような場面で使ってみましょう。
例えば、初めて取引先に挨拶に行く時、先輩から話を聞いていた事を、実際に体験する事になります。
後に振りかえって、「いい経験になった」と振り返る事ができるかもしれません。
またこのように自分で直接得た知識やスキルを何かに役立てる時にも、「経験」という言葉を使って表現します。
「経験を役立てる」などという言い回しで使います。
さらに何かをする事をためらっている人に、直接見たり聞いたりする事でしか得られない事がある事を伝えるため、「何でも経験した方がいいよ」などと、「経験」という言葉を使ったいざなう事もできます。
「経験」を使った言葉・慣用句や熟語など
「経験」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「経験」を使った定型句のような言葉が登場します。
- 「経験を積む」
- 「経験不足」
- 「経験値」
「経験を積む」
「経験を積む」には、「様々な経験を重ねて行く」という意味があります。
様々な事に挑戦して、そこから大切な教えや、スキルや知識を積み重ねて行く事を「経験を積む」と言います。
「経験不足」
「経験不足」という言葉も良く使う言い回しです。
何かを成功させるには、「経験を積み」必要な知識やスキル、心の持ち方などを学ぶ必要があります。
何かを成功させるために必要な「経験」が足りない事で、ミスをしたり失敗した時に、「経験不足」という言葉を使います。
「経験値」
「経験値」は、ロールプレイングゲームなどで、登場人物が得た経験を数値にしたものです。
一般社会でも使われ、たくさんの「経験を積んだ人」は「経験値が高い人」と呼ばれ、まだあまり「経験を積んでいない人」は「経験値が低い人」と呼ばれます。
「経験」を使った例文や短文など
「経験」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「経験」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「経験」を使った例文1
- 「経験」を使った例文2
「経験」を使った例文1
「才能はあるので『経験』を積めば、次はチャンピオンになれる」
この例文に登場する人は、才能豊かなチャレンジャーです。
ただし実際に戦った経験が少なかったため、チャンピオンに敗れてしまいました。
「経験」さえ積めば、きっとチャンピオンになる事ができるでしょう。
「経験」を使った例文2
「若い頃の苦い『経験』が、大人になって活かされる」
この例文のように、若い頃に人にだまされたり、ひどい事をされた「経験」が、大人になった時に活きる事があります。
同じような状況になったときに勘が働き、面倒な人と距離を置いたり、誘いをかわしたりする事ができるようになるかもしれません。
「経験」と「実績」の違い
「経験」と「実積」には、どのような違いがあるでしょうか。
「実積」には、「実際に現れた功績、または実積」という意味があります。
ビジネスシーンで優秀だと噂される社員が、結果的に優れた成績を残せない事があります。
このような時は「実積が足りない」と言われます。
また才能があったりポテンシャルがあるだけでなく、実際にどのような功績があるかが問われる時「実積を問われる」と言います。
一方「経験」には、「成果を上げる」「成績を残す」という意味がないため、二つの言葉には違いがあります。
「経験」の類語や類義表現
最後に「経験」の類語や類義表現を紹介します。
「経験」とよく似た言葉を知り、この言葉の意味をより深く理解しましょう。
- 「味わう」【あじわう】
- 「揉まれる」【もまれる】
「味わう」【あじわう】
「味わう」には、「喜怒哀楽を、しみじみと経験する」という意味があります。
例えば、「悲哀を味わう」という言葉には、悲しい気持ちや哀しい思いをしみじみと経験するという意味があります。
「揉まれる」【もまれる】
「揉まれる」には、「多くの辛い経験をする」という意味があります。
「社会に揉まれる」という言葉には、社会に出てたくさん辛い経験をするという意味があります。
「経験」という言葉の意味や使い方を見てきました。
実際に見たり聞いたり、試みたりする事は成長につながる大切な要因なので、積極的に「経験を積む」姿勢でいましょう。