「好き避け」の意味とは?「好き避け」と「ごめん避け」「 嫌い避け」の違い・英語
気になる人の仕草について誰かから「あれは好き避けじゃない?」と言われると、どの様な意味なのか気になってしまうでしょう。
人間関係をスムーズにする為にも「好き避け」の意味を知っておきましょう。
目次
- 「好き避け」の意味とは?
- 「好き避け」の読み方
- 「好き避け」の英語(解釈)
- 「好き避け」の心理
- 「好き避け」の言葉の使い方
- 「好き避け」を使った言い回しと意味を解釈
- 「好き避け」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「好き避け」と「嫌い避け」の違い
- 「好き避け」と「ごめん避け」の違い
「好き避け」の意味とは?
「好き避け」の意味と「ツンデレ」との違いについて紹介します。
- 「好き避け」の意味
- 「ツンデレ」との違い
「好き避け」の意味
「好き避け」の意味は、「相手のことが好きなのにわざとよそよそしい態度を取ってしまうこと」です。
人の気持ちは非常に繊細で、相手のことが大好きで「是非話をしたい」「ツーショットになりたい」と思っているのに、いざその様な場面になると恥かしくて相手と距離を置いてしまうことがあります。
素直に満面の笑みで話したり、思い切って「好きです」と言ってしまえばそれで済むのに恥かしくてできない、それが人間の感情なのです。
相手を好きになる程一緒にいることに緊張感を覚えてしまい、最初から避ける様にしてしまうことを言います。
また、避けるだけではなくLINEやメールの返信もわざと遅らせて、自分が相手に対して好意を持っていることを隠そうとする行為も意味することがあります。
「ツンデレ」との違い
「好き避け」とよく似た意味を持つ言葉に「ツンデレ」があります。
「ツンデレ」とは、好きな異性に対して或る時はツンツンとした敵対的な態度を取ったり、ある時にはデレデレ好意的な態度を取る人のことです。
「ツンツン」と「デレデレ」の2つの態度を取るので「ツンデレ」と言われます。
「好き避け」は、好きな異性を最初から避ける行為をすることで、「ツンデレ」の様に相手に対して何らかの行動を起こすことはしません。
「好き避け」の読み方
「好き避け」は「すきさけ」と読みます。
若い人達の間で生まれたスラングです。
「好き避け」の英語(解釈)
「好き避け」は日本のスラング(俗語)であり、対応する英訳はありません。
言葉の意味をそのまま英語に訳す必要があり、日本人にとってはとても難しいでしょう。
“She can sense your love from the way you are saying and doing to her”(彼女は君の話し方や態度で君の愛情を感じているよ=彼女は君が好き避けしていると思っている). ”と言ったり、“You are such a twisted woman avoiding him even though you love him”(あなたは彼の事が好きなのに避ける天邪鬼だね). ”などになります。
「好き避け」の心理
「好き避け」をする心理には以下のものがあります。
- 自分の気持ちを知られると恥ずかしいと思う心理
- 気付いて欲しいと思う心理
- プライドを保ちたい心理
自分の気持ちを知られると恥ずかしいと思う心理
あまりデレデレしていたり、LINEの返信が速すぎたりすると、相手に好きな気持ちを勘付かれてしまいます。
自分の気持ちを知られてしまうと恥ずかしいという心理から「好き避け」をしてしまうのです。
気付いて欲しいと思う心理
「好き避け」をすることで、相手の印象に残り、自分に対して興味を持って欲しいと思う心理によるものです。
相手に「自分のことをどう思っているのだろう」と思わせたいのです。
プライドを保ちたい心理
プライドが高い人は、相手を自分に引き付けたいと思うものです。
相手に自分を好きになって欲しいという心理から、避けて様子を見ているのです。
「好き避け」の言葉の使い方
「好き避け」は名詞や形容動詞として幅広く日常会話に使えます。
但し、人に対して使う時にはプライベートに配慮して、よくない噂が広まらない様にしましょう。
恋愛に関する噂話は皆大好きですので、本人のプライドや名誉を傷つけない様に使うべきです。
「好き避け」を使った言い回しと意味を解釈
「好き避け」を使った言い回しと解釈を紹介します。
- 「好き避けしたら嫌われた」
- 「好き避け男子」
「好き避けしたら嫌われた」
相手の事が好きなので、気を引こうとして避ける態度を取っていたら、相手が「失礼だ」と不快に思ってしまい嫌われてしまったことを表しています。
避けるというのは相手の存在を否定していることになるので、場合によっては誤解されてしまうこともあります。
「好き避け男子」
好きな女性に対していつも避ける行動をしてしまう男性を意味します。
好きな女性をいじめたり、興味が無いふりをするのと同じで、自分に自信がない男性の恋愛行動パターンです。
「好き避け」を使った例文や短文・意味を解釈
「好き避け」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「好き避け」の例文1
- 「好き避け」の例文2
- 「好き避け」の例文3
「好き避け」の例文1
「彼はいつまでも好き避けをしていたら好きな女性を他の男性にとられてしまった」
好きな女性に対して長い間好き避けを続けていたら、その女性は彼の気持ちに全く気がつかずに他の男性とカップルになってしまったことを表しています。
「好き避け」の例文2
「LINEの返事が遅いけれどもかならず来るのは好き避けかも知れない」
本当に興味がない相手ならばLINEは既読スルーするでしょう。
しかし非常に遅いながらいつでもちゃんと返信が来るのは、相手が自分のことを好きだけれどもすぐに返信するのは照れ臭いと思っているからではないかという推測の意味です。
「好き避け」の例文3
「なんで好き避けしてしまうのか自分でも分らない」
次に好きな人に会ったら笑顔で話し掛けて、と思い話題を用意しているのですが、いざそのチャンスが来るとその場から逃げだしてしまいます。
自分に対して歯がゆいと思っている気持ちを表しています。
「好き避け」と「嫌い避け」の違い
「好き避け」は「本当は相手のことが好きなのに、その場になるとつい避けてしまう態度をとること」です。
これに対して「嫌い避け」は「最初から相手のことが嫌いで避けようとすること」です。
そもそも相手のことが嫌いという前提ですので、意味は全く違います。
「好き避け」と「ごめん避け」の違い
「ごめん避け」は、「相手に好意を持たれていると気付いているけれども、その気持ちに応えられないと思い、申し訳ないと思う気持ちから相手を避けてしまうこと」です。
相手のことを嫌いではないのですが恋愛対象には思えず、できればこれ以上好意を持って欲しくないと思っています。
「好き避け」は自分が相手のことを好きで相手を避けることですが、「ごめん避け」は相手が自分のことを好きで相手を避けることで、恋愛感情を持っているのが誰かという違いがあります。
「好き避け」はとても複雑な恋愛感情を表しています。
明らかに避けている様子だけれどもいつも何となく近くにいたり、頻繁に視線が合う様な人に対して「好き避け」と使ってみましょう。