「間髪」の意味とは?「間柄」と「関係」の違い・読み方・対義語・英語【使い方や例文】
「間柄」とは、「親類・血族などのつながりの関係」や「人間関係の付き合い・人との仲」です。
「間柄」の「意味・読み方・英語と解釈・使い方・間柄を使った言葉・例文と解釈・間柄と続柄、関係の違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「間柄」の意味とは?
- 「間柄」の読み方
- 「間柄」の英語(解釈)
- 「間柄」と「続柄」の違い
- 「間柄」の言葉の使い方
- 「間柄」を使った言葉と意味を解釈
- 「間柄」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「間柄」と「関係」の違い
「間柄」の意味とは?
「間柄」の意味は、「親類・血族・肉親などのつながりがある関係」や「人間関係の付き合い・他者との仲」になります。
「間柄」というのは「自分と相手との関係性・付き合い」を意味する言葉であり、「間柄」の意味は大きく「血縁上・遺伝上のつながり」と「心理的・交際的なつながり」に分けることができます。
例えば、「親子・きょうだいの間柄は簡単に切ることができない」というのが、「間柄の血縁上のつながり」に基づく文章になります。
「私と恋人の間柄は誰よりも深い愛情で結ばれている」というのは、「心理的・交際的なつながり」に基づく文章となります。
「間柄」の読み方
「間柄」の読み方は、「あいだがら」になります。
「間柄」の英語(解釈)
「間柄」の英語とその意味の解釈は、以下のようになっています。
“a relationship、a relation”(「関係・関係性」から、「間柄」を意味しています。結びつきを意味する“ties”を“relation”の代わりに用いることもできます。)
“a parent‐child relationship”(「親子の間柄」を意味する慣用句です。)
“a relation between〜”(「〜の間の関係」から、「間柄」を意味しています。)
“The relation(ties) between parent and child couldn't be cut easily. ”(親子の間柄は、簡単には切ることができませんでした。)
“be very close to each other、be intimate with each other”(「とても近しい関係」や「とても親密な関係」から、「とても親密な間柄」を意味しています。)
“We are intimate with each other. ”(私たちは、親密な間柄です。“intimate”には「異性関係・性的なニュアンス」もあります。)
“What is your relationship?”(あなた達は、どのような間柄ですか?)
「間柄」と「続柄」の違い
「間柄」と「続柄(つづきがら・ぞくがら)」の違いは、「間柄」は「血縁上のつながり・人間関係のつながり(仲)」を意味していますが、「続柄」の方は「血縁関係・婚姻関係」のみを意味する言葉であるという違いがあります。
「間柄」とは「血縁関係・婚姻関係を含む個人間のあらゆる関係性」を広く意味する言葉であり、時に「集団・企業の間の関係性」まで意味することもあります。
「続柄」の方は「血縁関係・婚姻関係のみ」を意味するので、説明表現も「親・子(長男・長女…)・兄・妹・叔父・叔母・従兄弟」などに限定される明確な違いがあります。
「間柄」の言葉の使い方
「間柄」の言葉の使い方は、「親類・血族などのつながりがある関係性を指示する場合」や「人間関係(交際)の付き合い・他者との仲を指示する場合」に使うという使い方になります。
例えば、「親子の間柄だから、年老いた親の面倒を見ないわけにはいかないのです」や「親友の間柄なのに、困った時に何も相談してこないなんて水臭いじゃないか」といった文章において、「間柄」という言葉を正しく使用することができるのです。
「間柄」を使った言葉と意味を解釈
「間柄」を使った言葉とその意味を解釈していきます。
- 「間柄的存在」
- 「周知の間柄」
- 「昵懇の間柄」
「間柄的存在」
「間柄的存在(あいだがらてきそんざい)」とは哲学的な人間の存在形式に関する用語・概念で、「個人的存在の対義語」になっています。
「間柄的存在」は、日本の哲学者・倫理学者である和辻哲郎(わつじてつろう、1889〜1960)が「倫理学」で提唱した概念です。
つまり、「この世界に自分一人だけが存在している形式(個人的存在)」ではなく、「大勢の他の人と人間関係を結んだり解消したりしながら存在しているリアルな形式やあり方」のことを、「間柄的存在」と呼んでいるのです。
「間柄的存在」とは、親子関係・きょうだい関係・友達関係から始まり、他者と関係を結ばずには生きていけない「人間」のことを示唆しているのです。
「周知の間柄」
「周知の間柄(しゅうちのあいだがら)」とは、「すでに他のみんなが知っている関係性」のことを意味しています。
彼と彼女が恋愛関係にあることを、その二人の周りにいる人達がみんな知っている場合などに、「周知の間柄」という言葉が使われます。
「昵懇の間柄」
「昵懇の間柄(じっこんのあいだがら)」とは、「親しく打ち解けて付き合っているような関係性」や「親しく慣れ親しんでいるような仲」を意味しています。
非常に仲が良くて親密な感じのある関係性・仲のことを、「昵懇の間柄」と呼んでいるのです。
親しい交際をしている親友・恋人などがいる時に、「昵懇の間柄」という言葉を使うことができます。
「間柄」を使った例文や短文・意味を解釈
「間柄」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「間柄」の例文1
- 「間柄」の例文2
- 「間柄」の例文3
「間柄」の例文1
「俺とお前の間柄なのだから、一切の遠慮は要らない」
この「間柄」を使った例文は、「俺とお前の親しい仲(親密な関係性)なのだから、一切の遠慮は要らない」ということを意味しています。
非常に深くて親密な仲の相手(親友のような相手)に対してかけることのある言葉の一つです。
「間柄」の例文2
「この会社でその二人が働いていた時期の間柄は、どのようなものだったのでしょうか?」
この「間柄」を使った例文は、「この会社でその二人が働いていた時期の関係性・仲は、どのようなものだったのでしょうか?」という質問文になっています。
この例文は、その二人の仲が良かったのか悪かったのかを問いかけるような質問を意味しています。
「間柄」の例文3
「兄弟姉妹の間柄というのは、いったん何かが原因で対立が深まってしまうと、なかなか元通りの関係には戻れないところがあるのです」
この「間柄」を使った例文は、「兄弟姉妹の血縁関係というのは、いったん何かが原因で対立が深まると、なかなか元通りの良好な関係には戻れないところがある」ということを意味しています。
「間柄」と「関係」の違い
「間柄」と「関係」の違いは、「間柄」は「血縁上のつながり・人間関係のつながり(仲)」を意味していますが、「関係」の方は「あらゆる二つ以上の人・物・物事の関わり合い」のことを意味しているという違いがあります。
「間柄」という言葉は、基本的に「血縁関係・人間関係」に限定した意味合いになりますが、「関係」という言葉は、「物と物の関係・上下関係・師弟関係・情報関係」など色々な人や物事の相互的な関わり合いを広く意味しているという違いがあるのです。
「間柄」という言葉について徹底的に解説しましたが、間柄には「親類・血族などのつながりの関係」や「人間関係の付き合い・人との仲」などの意味があります。
「間柄」と「続柄・関係」の違いについても、分かりやすく解説しています。
「間柄」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。